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〜九尾伝説〜
いきなり始めた新小説!とりあえず読むべし!





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☆新しく作った小説のページです★



小説は一休みします。しばらく続きは書けませぬ;;;




 ここは新しく小説のページとして使います!ヨロシクお願いいたします^^
                  〜九尾伝説〜
    1、始まり
 ある森に大きな雷が落ちた。それが全ての始まり。伝説ともたたえられた九尾の狐が、森の主である大きな木の下に住んでいた。雷が落ちた場所。。。。それが、この木だったのだ。
 そこに住んでいた九尾の狐は、雷に打たれ突然変異を起こした。そしてその九尾は、
全てを支配する神となった。
 その頃、人間界では小さな災害が起こった。山の頂上に雷が落ちたのだ。そして一人の人間が、雷に打たれた。そう、九尾と同じように。2つの災害の時間は全く一致していた。コレは、幸か不幸か2つの魂は覚醒し始めた。そして1つの魂となった。
 それはしばらくの間、2つの世界の間をさまよっていた。


   2、地球へ降り立ったかけら
 1週間ほど経ったある日のことだった。。。。。
 ここは人間界。ごく普通のように学校に通っている少女がいた。
髪は長く、濃い栗色をしていて、水色のカチューシャをしていた。学校に行き、いつものように勉強をしていた。
 そう。この少女がこの物語の主人公なのだ。名前は 覇箭籠 麗奈(はやかご れな)という。
 下校の途中、黒くモヤモヤとしている陰のようなモノをみた。
麗奈は何を見たのか分からず、キョトンとしたまま通り過ぎていった。
 その夜のことだった。ふと、窓の外をのぞいてみた。スゥ。。。。っと、流れ星が流れたかと思うと、山の中へ落ちたようだ。不審に思いながらも、気になったので探してみた。光を頼りに、無心で探していた。
 草をかき分けた時だった。その光モノは、麗奈に驚いたかのように1mほど飛び上がった。麗奈も驚き、2,3歩後ずさりをした。その発光体は、不思議なほどキラキラと光りながら近付いてくる。そして目の前まで来ると、 バッ! と光を一気に放った。
 麗奈はそのまま気を失ってしまった。
 朝のことだった。目が覚めたら机に座っていた。麗奈は昨日のことを思い出していた。(夢なのかな。。。?)そう思いながらも、部屋の中をキョロキョロと見回し、最後に窓の方を見た。窓の外には昨日の発光体がいた。するとその発光体は何か話しかけてきた。
「たす・・・・け・・て・・・ ちか・・ら・・・を・・かして・・・くれ・・・・」
とぎれとぎれな声は、今にも消えそうなかすかな声だった。
麗奈は窓を開け、そっと光に触れてみた。光は冷たく、透き通っていた。
麗奈は聞いた。
「どうやったら助けられるの?まずは何をしたらいいの?」
その質問に対し、光はこういった。
「お前が昨日私を見つけた場所・・・・ その山の頂上に赤、黄色、青、緑、黒 5つ の石がある。私は6つの石となってわかれている。そのうちの1つ、この私は 白  なのだ。残りの5つを集めれば必ず何かが分かるはずだ・・・。」
 今度の声はかなりハッキリとしていた。
「分かった!」
麗奈は力強く答えた。今日は土曜日だったので、学校が半日だけなので、帰りに探してみようと思った。
「頼んだぞ・・・! できるだけ早く・・・・。」
光はそういって、白く、透き通った石になった。


 3、6つの石の覚醒
 麗奈は学校が早く終わらないかと待ち遠しかった。ずっとあの光の行った言葉が頭の中を巡っていた。早く!早く!そう思えば思うほど時間は遅く感じた。
 やっとと思うほど長かった学校が終わり、麗奈は一目散に山へと向かった。
朝、光に言われたとおり頂上へと行き、まず目についた木の上の方を見た。
何もないように見えたが、角度を変えた瞬間、ギラッ っと何かが光った。
麗奈はハッとして目をこらした。そこには黄色い小さな石のかけらがあった。
 しかし、木の上にあるためどうにかしてのぼらねばならない。麗奈は何かを確信したかのように木に登り始めた。少しずつ。。。少しずつのぼっていき、黄色い石を手にとった。(ヤッタ!)そう思ったときだった。木にかけていた足が滑り、ドタッ!という音と共に地面に落ちた。
「痛。。。」
 麗奈は気を取り直して立ち上がると、石を持っていたてさげに入れ、次の石を探し始めた。
 麗奈は次に、近くにあった小川の方に行った。川には何匹かの魚がいる。
川の中に手を入れ、そこの方を探ってみた。石をサァ〜となでてみると、1つだけガラスのようにツヤツヤしている。もしやと思い、その石をグッと握り、思いっきり引っ張ってみた。ガクッ といったかと思うと、ザパァッと水しぶきが上がり、麗奈の手には青くキラキラと光る石があった。麗奈の顔には自然に笑みが現れた。
 その石もてさげに入れようとしたときだった。2つの石はコツンと空中でぶつかり、草むらの中に飛び込んだ。麗奈は慌てて2つの石の後を追った。
 ザッっと草をかぎ分けてみると、そこには2つの石の他に緑の石があった。
ソッと手に取り、パァッっと笑みがこぼれた。
 麗奈は再び立ち上がり、目的もなく走り出した。
 残りは後2コ!
 麗奈の前に現れたのは、見たことのない洞窟だった。
真っ暗で何も見えない中、ただただ歩き続けた。
3つの石がカタカタと小さな音も立てて震えだした。てさげから3つの光る石を取り出すと、その光で洞窟の壁が照らし出された。そこには3つの穴があり、明らかに石をはめ込むようにできている。
 その穴に1つずつ石をはめ込んでみた。その時だった。ガガガガガガガ!ゴトンッ!
と、大きな音を立てて壁があいた。その奥には黒く光る石があった。
石を手に取り、コクンと深くうなずき、扉から出て残りの3つの石を外した。
 全てが外し終わったとき、ガガガガガガガガガガガ!と、大きな音を立てて扉が閉まった。麗奈は洞窟から出た。(後1つだ!)集めた4つの石を両手に並べてみた。
 すると、4つの石は空中にゆっくりと浮き上がり、太陽をくるりと囲むようにして光を放ち始めた。カッ!と光ったかと思うと、4つの石の中心に赤くキラキラと輝く石が現れた。5つの石は麗奈のもとへとゆっくり降りていき、手の中に収まった。
 驚きを隠せない中、声にならないくらいの喜びでいっぱいだった。
 麗奈は5つの石をてさげに入れ、思いっきり走った。
 家のドアを勢いよく開け、ダダダッと階段を駆け上がって、自分の部屋へ飛び込んだ。机の上に置いてあった白い石に向かってこう言った。
「全部見つけたよ!!コレをどうすればいいの?」
それに対して石は、
「ありがとう!机の上に並べてくれ!」
麗奈はコクンとうなずき、1つ1つていねいに机の上に並べた。
 すると6つの石はカッ!っと強い光を放ち、シルバーの輝く石となった。
 そのシルバーの石は、麗奈に向かってこういった。
「あと少しだ麗奈!私は7つめの石後2つ。。。。黄金と虹色の石を探してくれ!」
「でもどこにあるの?」
「麗奈の身近にあるモノだ!もう時間がない!探してくれ!」
石はそういうと光を放つのをやめ、コトンと机の上に落ちた。


 4、発光石の正体
 麗奈は、シルバーの石から身近にあるモノと言われ、しばらく考えていた。
そしてハッ!とした。ガタッっと慌ただしく引き出しを開けた。中から小さな箱を取り出すと、カタカタと揺れている。ふたを開けると、中には金色に輝く黄金の石があった。 コレは河原に行ったとき、こっそりと持ち帰ったモノだった。
 それを机の上に置くと、シルバーの石と共鳴し、白く細い光の糸が真っ直ぐタンスを示している。麗奈はゆっくりタンスに近づき、引き出しを開けてみた。
 ザッ! 七色にひかる、虹色の石が飛び出してきた。その石はゆっくりと麗奈のもとへと降りてゆき、手の上に乗った。
 自然に足が机の方へと進んでいった。机の上に石を置いたときだった。
カッ!っと稲妻のように3つの石が光り輝き、1つの石になった。
その石は交互に光を放ち、何色とも言えない美しい石となった。
 その石は、
「ありがとう麗奈!後もう少し!少しなんだ!」
「あの。。。」
「どうした?」
「前から気になってたんだけど、あなたはいったい何なの?どうして教えてくれない  の。。。?」
 麗奈が訪ねると、
「・・・・・・・・・」
 石は黙り込んでしまった。
 麗奈はじっと石を見つめた。
 すると石は、
「仕方がない。。。。もう隠す必要もないな。。。
 私は九尾の狐だ。」
「えっ?九尾の狐?」
「そうだ。異世界と世界で同時に起こった事故で、人間と覚醒しているのだ。」
「。。。。」
「世界での1週間 は、異世界では10年に等しい。」
「1週間が10年?」
「ああ。私は神となり、世界をすくうために修行をしていた。レベルを上げるため の数々の試練の中で、世界を救うには1000レベル必要なのだ。
 試練をクリアすればレベルが上がる。999レベルの試練というのが、1レベに戻  り、人間界で999レベルまで強くなるという、最大の試練なのだ。
 そのために麗奈の力を借りたい。」
「なんとなく分かった。けど、世界を救うって。。。。?」
「今、世界はデーモンというデビルの進化したモノにより破壊されようとしている。」
「!! 世界が破滅するってこと?!」
「そうだ。。。」
 麗奈は訪ねた。
「どうやったら救えるの?!」
「戦うのだ!」
麗奈は自分の状況を把握することができなかった。(世界を救う?戦う?地球が破壊さ
 れる?なんのことなの??)
 九尾の狐は言った。
「麗奈、力を貸してくれ!」
 麗奈はコクンとうなずいた。
「でも石のままじゃ、なにもできないんでしょ?どうしたらいいの?」
「。。。方法は1つ!私に麗奈の力を一気に注ぎ込んでくれ!」
「分かった!」
 麗奈はそういうと、石を手に取り思いっきり力を注いだ。
 光は徐々に強くなり、最後に七色の光を強くはなった!
パァ。。。光は部屋中にとび、やがておさまっていった。
 麗奈は少しずつ目を開けた。
そして目を疑った。。。
「。。。。。。」


 5、闘いの始まり
 麗奈の前にいたのはなんと人間だった。目の前にいた人間が、薄く笑い1事小さな声で言った。
「ありがとう」
その声はまるで、透き通るような水晶のような声をしていた。
「。。。。。」
麗奈は黙ったままなんにも言えない。
 目の前にいた人間は、♀で、肩ぐらいまである髪は、これまた透き通るような金色をしていた。目はなんにも興味のなさそうなつんとした目だ。身長は140cmぐらいで小柄な、12歳ぐらいの少女なのである。
 麗奈はやっとしゃべり出すことができた。
「誰。。。。?」
「わかんねーのか?」
「まさか。。。。!?」
「そのまさかだよ」
 そう。あの石は封印された石の魔物だったのだ。
「あなたは幽霊なの?」
 麗奈は聞いた
「違う」
キッパリと返事が返ってきた。
「・・・・、じゃぁ悪魔だったりして?」
「それも違う」
「・・・・・・・・・」
麗奈は沈黙してしまった。
 しばらくして、
「じゃあいったい何なの?」
今度はキッパリ聞いてみた。
それに対して。。。
「う〜ん。。。何ていえばいいんだろ?しいて言えば“死に神”かな?」
「死に神ぃ?!?!」
 麗奈は驚きを隠せなかった。
 「んと〜。。。話変わるけど、何歳?学校とかどうするの?」
「学校?私は12歳だけど。。。。学校って行かなきゃいけないの?」
何も知らないのかと呆れるほどだった。でも仕方がないと言えば仕方がないのだが、学校に行かなくてはならないことには変わりない。12歳と言えば、小6なのだ。
「まぁ。。。行かなきゃいけないんだよね。。。」
「行くのは簡単だけど、行くまではどうすんだ?」
 確かに、集金や住むところはどうしようもない。
仕方ないので聞いてみた。
「集金はどうするの?お金が必要なんだ。。。」
「任せろ」
 そいつはキッパリ言い放った。(どうする気なんだろう?)
 不思議に思いながら、しばらく見てた。すると、
「死に神なめんなよ!」
そういうと、
「フォーチュナー(未来)」
と、呪文のように唱えた。
 麗奈の目の前には二十歳ぐらいの女がいる。そう、死に神が未来の姿になったのだ。
「コレで働けるでしょ!」
「はたらくぅ?!」
「仕事の情報とか乗ったもんない?」
 麗奈はなんにも分からず、チラシを2,30枚わたした。
 ジィ。。。っと目を通している。
「コピー完了!」
いきなり言い出したので、麗奈はビックリした。
「は?コピー?」
「そのまま読み込んだの。何でもありだしねw」
「。。。」
 とんでもない発言に驚きつつも、問題は解決した。

 6、立ちはだかる壁
 問題はもう1つあった。それは「名前」なのだ。
 学校に行くには名前が必要だ。石、なんて呼べるはずもなく、タダ困る一方なのだ。
試しに聞いてみることにした。
「ねぇ。。。名前ってあるの?」
「う〜ん。。。簾夜和弐羅巍鋳 良乃輝樂 って呼ばれてた。」
「は?何それ?」
全く意味の分からない言葉に、よけい問題は深まる一方なのだ。
 とりあえず紙に書き、辞書で読み方を調べて、画数などの相性も確認し、結果的には
“簾和羅巍 良輝”(すめらぎ るき )だった。当て字っぽいのは仕方がないと思った。〔これからもあの石のことは良輝と呼ぶ〕
 良輝と言う名前で学校に行くことが決まり、大体の必要最低限のことは全て決まった。コレでひとまずめでたしめでたし。。。。?!
 とはいえ、さすがにこのまま学校に行くのは無理だと考え、良輝を連れ、1度学校に向かった。そして、麗奈の従姉妹(いとこ)の転校生として担任の先生に報告した。
良輝は転校生として学校に通うことになったのだ。教科書などを揃え、学校に通ってもおかしくないように準備をした。 まだ明日1日休みがある。 そのうちに人間界のことをもう少し知っておいてもらおうと思い、どこかへ出かける予定を立てた。
 後日、街中を歩きながらお店をまわった。服や雑貨、色んなモノを見た。
必要なモノは買いそろえ、生活に必要なモノも全てそのえ、全てを整えた。
 その時だった。耳をつく強力な音波のような音が、良輝の耳には聞こえた。
ハッ として空を見上げた。
麗奈は
「どうかしたの?」
と、空を見上げている良輝に訪ねた。すると良輝は、
「もう来たのか。。。」
と、心配そうにつぶやいた。麗奈の声は通じてないようだ。
 麗奈はもう一度
「どうかしたの?何見てるの?」
と、訪ねてみた。
良輝は一瞬何かを考え込んで、麗奈にこう言った。
「ううん。。なんでもない。。。」
 良輝はもう一度空の方を見て、再び歩き始めた。
 1日の街見学は終了し、いよいよ明日から学校だ。良輝は石に戻れるらしく、そこで眠るようだ。明日は学校!不安が入り交じりながらも、楽しみにしているのであった。


 7、最初の敵
 学校に行く日がやってきた。麗奈は感情が出やすいのでどぎまぎしているのがすぐに分かった。一方良輝は、かなりのクールなので全く緊張している様子はない。
いつも通り、無関心な目をしている。口もへの字のように曲がっていて、とても退屈そうに思えた。
 それもそのはず、良輝は戦闘用と言ってもいいほど闘い専門の死に神なので、しばらく戦っていないと退屈なのは当たり前なのである。
それなのでかなりイライラしているらしい。
そんな2人が並んで歩いていると、実にへんてこな絵になってしまうのだ。
 そして麗奈は教室に入る前に、良輝を職員室まで送っていた。
教室にはいると、フッっと肩の荷が下りたような気分になった。
机に座り、うつむきながら石を見つけたときのことを思い出していた。
改めて考えてみれば、ありもしないはずなのに。。。まるで夢のようなことだった。。。 今自分を見失っているような気分になった。
コレは夢なのではないかとおもい、筆箱から鉛筆を1本取りだし、無意識のうちに手にあてていた。軽く刺さっている。
ハッと意識を取り戻すと、急に痛みが伝わってきた。
 始業のチャイムが学校中に鳴り響いた。それと同時に先生が入ってきた。
ワッと席に着き、静かな時間の中でこそこそと話している者もいる。
麗奈はそんなことより、良輝のことが気になって気になって仕方がなかった。
 先生の長ったるい話も終わり、転校生の紹介という話題へと移っていった。
 そして良輝が教室へと入ってきた。麗奈もハッとした。
自己紹介の時、全く緊張している様子を見せず、そのままクールでいる。
「簾和羅巍 良輝です。」
ただそう一言いっただけだった。
 教室の空いている席に座り、しきりに窓の外を見ながら厳しい目つきで何かを見ているようだった。
 1時限目はあっという間に終了し、2時限目もそそくさと過ぎていった。
 行間休みのことだった。良輝は麗奈を呼び出し、屋上へと向かった。
屋上に行くと、風がいきなり襲うように吹いてきた。
良輝は麗奈の方へ手をかざし、小声で
「light」
とつぶやいた。そしてわずかに光ったかと思うと、
「じきに見えるようになる。」
とまたつぶやいた。
麗奈は何がなんだか分からぬまま、目に違和感を覚えた。
約1分ほど経過すると、目に強い痛みを感じ、すぐに痛みは消えた。
 目を開けてみると、信じられない光景が目に飛び込んできた。
大きなハチのような怪物が、こまめに羽を動かしていたのである。
あの強い風は、ハチがおこしていたようだ。そいつもまた、敵意むき出しで羽をふるわせていた。
良輝はぼそっと言った。
「こいつがこの間言っていた“デーモン”とやらだ。まだ小さいから危害はそんなにな いだろうが、こいつがさらに進化したらややこしくなる。ここでしとめる。」
麗奈は混乱していた。小さいといっても、3mはあるであろう。
「麗奈。石持ってるだろ。貸してくれ。」
 麗奈は言われるままに石をわたした。
「コレで何をするの?」
「あいつを殺る」
 麗奈はさらに混乱してしまった。
「隠れていろ」
そう一言いうと、
「リバース!!」
と叫んだ。
 その瞬間だった。ゴォッと、良輝が小さな竜巻で囲われたかと思うと、良輝の姿が変わっていた。全身黒の洋服で、黒い服に黒いジャケット、黒いズボンなのである。手には真っ黒いブレスレットをしていた。麗奈にはそのブレスレットから、黒い邪気が出ているのが見えた。
ジャケットとズボンには、少しだけ白い刺繍がしてあって、それ以外にはなんにもないただの真っ黒なのであった。
「ウィング!」
そう叫んだときだった。コウモリような真っ黒い大きな翼が背中から生えるように現れた。それはまるで悪魔をイメージさせるようだった。
 相手の大ハチも、グォッ! と勢いよく羽をふるわせたかと思うと、黒い稲妻のような小さな嵐が起きた。その嵐が収まったかと思うと、あの大ハチの姿はなく、かわりに長く白っぽい銀色の髪の男が立っていた。
その男もまた、ハチの羽をまとい、空中にとどまっている。
 麗奈はそのわきで、ただ拍子抜けてたっているしかなかった。
 いよいよ空中戦が始まった。
悪魔VS大蜂 の闘い。
 先手は良輝だった。良輝は、
「ファイヤー・ゴッド」
と叫んだ。すると、良輝のしていたブレスレットが真っ赤な灼熱の炎を放ち、赤く変化した。麗奈はそこから赤い炎のような気が出ているのを確認した。
そして、あれによって属性を変えているのを認知した。
火炎竜フレイム・ドラゴン
そういうと、重ねた手の前から、真っ赤に燃える火の竜が現れ、大蜂の化身を襲った。
 大蜂は、片手を前に出し、円状のシールドを作った。わずかにダメージはあったが、それほど効いていないらしく、余裕の表情を浮かべている。
これにキレた良輝は、右手に力を込め、仮面を作り出した。
その仮面は、真っ白い仮面で狐のような耳があり、目のところに赤いラインが縦に入っていた。仮面を付けると、
火炎の鳥フレイム・バード
と言った。先程と同じように、今度は炎の鳥が現れ、大蜂の化身に向かって勢いよく飛んでいった。
 そいつもさっきと同じように守ろうとしたが、素早い攻撃に押され、防ぎきれなかったようだ。今度はかなりの大ダメージ。
 相手も本気で来るようで、ギッっとにらむと一気に蜂達を飛ばした。
良輝も、
「召喚獣」
と言うと、美しい狐が現れ、さらに良輝が手をかざすと炎をまとい、蜂の群れへと突っ込んでいった。大群の蜂達はその狐の放つ炎により焼けこげ、あっという間にいなくなった。
 麗奈は、夢中して見ているうちに疑問を抱いた。(人間じゃないのは知ってるけど、 良輝っていったい何なの?なんのためにここにいるの?)
それは前と同じ疑問だった。何か、嫌な予感がした。
 もう1つ、不思議なことがあった。もうとっくに始業の時間なのに、まるで時間が流れていないようだった。屋上から校庭にある時計を見てみると、針はピッタリと止まったまま動かない。念のためと思い、こっそり屋上からの階段を下り、近くの教室まで行ってみた。
 すると、先生も生徒も、ピシッっと止まったまま動かない。
麗奈は気づいた。自分達以外の時間が止まっていることに。
 麗奈の鼓動が高まった。自分がなぜこんな事に巻き込まれているのか、分からなかったからだ。不安が入り交じりながらも、震える体をぐっと堪えながら、1歩1歩歩んでいた。
 そうっと屋上へと出たときだった。状況は一転し、良輝がかなり追い詰めている状態だった。良輝は丸い何かを取り出し、弱っている大蜂の方に向け、
封守フウジュ!」
と小声ながらも力強い声で言った。
 あの大蜂は、その丸いものににみるみる吸い込まれ、最後には跡形もなく消えてしまった。
 そう。最初の闘いは終わったのだ。
 良輝もかなり傷ついていたようで、フラッと倒れ込んでしまった。
 しばらく静かに時が流れた。良輝は目を覚ました。
その途端、良輝の姿は元に戻り、音のなかった世界が命が戻ったように騒がしくなった。 麗奈と良輝は顔を見合わせながら小さく笑った。