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  20年三月 鴻風俳句教室句会選句
Date: 2020-03-09 (Mon)
20年三月 鴻風俳句教室句会作品
1:途切れなき思ひ出話雛の夜:片山明俊:○紀子○純子・富子・恭子・利久・花菜・清月
・美秋・雅子:11
2:亡き義母の作りし貝の内裏雛:梶鴻風:・清月:1
3:令和こそ輝け女性雛あられ:谷口千枝:・利久:1
4:老二人古雛を飾る午後長閑:若西花菜:紀子・明俊・沙智:3
5:雛の灯消えれば官女動き出し:岩淵純子:弘務・富子・花菜:3
6:おひな様一年おきの出番かな:佐川富子:0
7:右肩の下がりし紙の雛かな:持田清月:弘務・鴻風:2
8:米寿なる吾も華やぐ雛の日:村岡雅子:○富子・弘務・紀子・恭子・千枝・沙智・清月:8
9:華やかや空港ロビーの雛飾り:石破利久:明俊・鴻風:2
10:ひな祭り手巻きの寿しでなごやかに:山口沙智:0
11:夕闇に亡き娘の声す雛の間:太田紀子:弘務・利久・千枝・花菜・純子・鴻風:6
12:雛祭り寂るを嘆く老女かな:斜木美秋:雅子・鴻風:2
13:雛の顔穏やかなるや母に似し:堀恭子:明俊・清月・美秋:3
14:淋しいと妣の電話や雛あられ:池窪弘務:千枝:1

15:生涯の最終章や春嵐:梶鴻風:沙智・美秋:2
16:生も死も貴方任せよ月おぼろ 谷口千枝:恭子・雅子:2
17:習え右命令生きる春寒し(コロナ休校):若西花菜:0
18:誕生は弥生朔日はや傘寿:岩淵純子:美秋:1
19:生命線伸びる父の掌春きざす:佐川富子:○恭子・千枝・沙智・純子・紀子:6
20:桃の日を二日過ぎたる誕生日:持田清月:富子:1
21:高校の受験生もみなマスクつけ:村岡雅子:0
22:生意気さいつしか消えて受験の子:石破利久:恭子・明俊・花菜・弘務:4
23:友達を百人作ろう新入生:山口沙智:○利久・純子・鴻風:4
24:水草生ふ池に白鷺舞ひ降りる:太田紀子:雅子:1
25:受験生コロナウイルスに困惑す:斜木美秋:0
26:百年を生き抜きし母春日和:堀恭子:紀子・富子・明俊・沙智・純子・鴻風・美秋
・雅子:8
27:生と死のはざまに浮かぶおぼろ舟:池窪弘務:千枝・清月・鴻風:3
28:生来の直らぬ口調二月尽:片山明俊:利久・花菜:2


29:キャラ弁の引き立て役よ花菜漬:谷口千枝:弘務・鴻風:2
30:桃の花飾り客待つレストラン:若西花菜:紀子・明俊・鴻風:3
31:わらびもちとらへどころのなきあした:岩淵純子:弘務・鴻風:2
32:雛祭り主役なくてもちらし寿司:佐川 富子:0
33:春夕焼そろそろ出来るちらし寿司:持田清月:紀子・富子・花菜:3
34:雛の夜息子と二人の手巻き寿司:村岡雅子:弘務・千枝・清月・鴻風:4
35:朱の椀に蛤ひとつすまし汁:石破利久:○美秋○雅子・花菜・純子:6
36:春に贈る角煮と唐揚げ二十づつ:山口 沙智:0
37:春の宵豆煮る匂ひ部屋に満つ:太田 紀子:恭子・利久:2
38:粗食でも花菜彩る夕餉かな:斜木美秋:恭子・明俊・沙智:3
39:溢るほど黄粉まぶして草団子:堀恭子:富子・沙智:2
40:ホタルイカ光る目玉の酢味噌和へ:池窪弘務:○沙智・恭子・純子・雅子:5
41:禍福なき平凡が好きしじみ汁:片山明俊:弘務・利久・千枝・清月・雅子・鴻風:6
42:老僧の手料理春の庭野菜:梶鴻風:○清月・紀子・明俊・千枝・純子・美秋:7

43:あなた誰?マスクの顔を覗き込む:若西花菜:純子:1計7
44:冴えかへるフルートの音の透明:岩淵純子:0計6
45:電線の雀が落とす春の雪:佐川富子:○千枝・恭子・花菜・清月・鴻風:6計12
46:春眠の布団上に丸き猫:持田清月:富子:1計2
47:孫娘卒業式に皆勤賞:村岡 雅子:0 計12
48:啓蟄や猫飛び越える家の柵:石破利久:○明俊・恭子・美秋:4計16
49:球春やスタンド無人のドームなり:山口沙智:○花菜・紀子:3計7
50:初桜日照雨に濡れつつ眺めをり:太田紀子:0計9
51:二三月コロナウイルスに世は怯ゆ:斜木美秋0計5
52:木蓮の天へ天へと真白かな:堀恭子:美秋・利久・雅子:3計16
53:春灯や孫の忘れし玩具で遊ぶ:池窪弘務:0計9
54:マスク越し目が笑つている友の顔:片山明俊:○弘務・富子・利久・沙智・雅子:6計25
55:鰊焼く夜は離れ住む子を思ひ:梶鴻風:紀子・明俊・利久・千枝・花菜・沙智・清月:7計17
56:難題を解きゆく人や春マスク:谷口千枝:富子・美秋:2計7


20年三月 鴻風俳句教室選句と鑑賞

池窪 弘務選
特 選:54: マスク越し目が笑つている友の顔
鑑 賞:顔半分が隠れてしまうマスク。目が全てです。その目が笑っている。友
達って本当にいいなあと思う句です。友達のいない私には羨ましい。
並 選:5.7.8.11.22.29.31.34.41

太田 紀子選
特 選:1:途切れなき思ひ出話雛の夜
鑑 賞:年を取られた友人でしょうか、老夫婦でしょうか、一生の思い出をお雛様の前でお互い語り合っている風景、目に浮かびます。しみじみと市や空気が伝わります。
並 選:4・8・19・26・30・33・42・49・55

佐川 富子選
特 選:8:米寿なる吾も華やぐ雛の日
鑑 賞:米寿おめでとうございます。これからもますますお元気に、素敵な俳句を見せて頂きたいなあと思います。わたしもあやかれますよう…
並 選:1.5.20.26.33.39.46.54.56

堀 恭子選
特 選:19 :生命線伸びる父の掌春きざす
鑑 賞:お父さまがお元気なようで、春に向っての生命の息吹が感じられます。実際には掌の生命線が伸びることはないでしょうが、ますます長生きしてほしい願望を比喩しているようです。
並 選:1、8、16、22、37、38、40、45、48

片山 明俊選
特 選:48:啓蟄や猫飛び越える家の柵
鑑 賞:地中で冬眠していた虫達が陽気に誘われ出てくる頃、失恋した猫も漸く立ち直り元気を取り戻してきたという情景を感じさせる可笑し味を持った句として頂きま
した。
並 選:4、9、13、22、26、30、38、42、55

石破 利久選
特 選:23:友達を百人作ろう新入生
鑑 賞:高校生ともなれば多彩で有能な友との交友関係が始まりかけがいのない友を持つ機会に恵まれる。良き友を一人でも多くとの先輩からの応援句として頂きました。
並 選:1、3、11、28、37、41、52、54、55


谷口 千枝選
特 撰:45:電線の雀が落とす春の雪
鑑 賞:北海道の春の雪のニースをテレビで観ました。南国鹿児島では観ることの出来ない景色が詠まれていることに魅かれました。
並選:8・11・14・19・27・34・41・42・55

若西 花菜選
特 選:49: 球春やスタンド無人のドームなり
鑑 賞:この度のコロナウイルスは学校を休みにさせ、いろいろな催しを中止や延期にさせました。野球もお相撲も観客を入れず行なわれるようです。いつ終息するか先が見えず不安です。「球春」とは新しい季語のようですね。
並 選:1・5・11・22・28・33・35・45・55

山口 沙智選
特 選:40:ホタルイカ光る目玉の酢味噌和へ  
鑑 賞:生まれ故郷の富山湾で会い年春先に捕獲されるホタルイカは観光の目玉になっています。酢味噌和え、甘露煮などとして実家の食卓にも上っていた懐かしい思い出があります。
並 選:4,8,15,19,26,38,39,54,55

持田 清月選
特 選:42:老僧の手料理春の庭野菜
特 選:菜の花や蕗の塔やタラの芽など早春を代表するような自然の野菜は、ほろ苦くはありますがそこが好きでご飯が進みます。そしてお坊さんの精進料理とくれば、食べたいですね。
並 選:1:2:8:13:27:34:41:45:55

岩渕 純子選:
特 撰:1:途切れなき思ひ出話雛の夜
鑑 賞: 雛祭りの夜集まれば募るよもやま話に夜のふけるのもわすれます。
並 選: 11,19,23,26,35,40,42,43,48

斜木 美秋選
特 選:35:朱の椀に蛤ひとつすまし汁
鑑 賞:輪島塗り椀で蛤のすまし汁、料亭の料理の一品いや ひな祭り一品等連想します。蛤のすまし汁最高でが高価でそうそう食卓に並ばない。宮崎日向市に一月日帰り旅行の折り、道の駅に大きな蛤を生簀に入れ1kg2000円で売っていたが、買いそびれた事を思い出しながらの特選句としました。
並 選:1.13.15.18.26.42.48.52.56.

村岡 雅子選
特 選:35:朱の椀に蛤ひとつすまし汁
鑑 賞:この句を読ませていただき、絵が浮かびました。雛祭りの食卓に、散らし寿司、朱の椀に蛤に青菜が添えられ、あれこれ並ぶ暖かい食卓に、心打たれ、特選にいただきました。
並 選:1、12、16、24、26、40、41、52、54、


梶 鴻風選
 みなさんの出されました4句の中で、もっとも良いと思われる句を一句選出しました。それの鑑賞文を書かせていただきました。

7:右肩の下がりし紙の雛かな:持田 清月:○鴻風
  どなたが作られた紙雛であろうか。お孫さんの作品であろうか。よく見ると右肩が下がっている。視点の佳い句であり、情景の見える俳句であり特選としたい。

9:華やかや空港ロビーの雛飾り:石破利久:鴻風
  神戸空港であろうか。外国人許りではなく旅行者を出迎えるには、日本らしい最高の歓迎の仕方であろう。日本には四季が有り節句の行事がある。

11:夕闇に亡き娘の声す雛の間:太田 紀子:鴻風
  何かにつけてお嬢さんのことが思い出されることであろう。まして、桃の節句でお雛様が飾られている部屋からは、お嬢さんの声が聞こえる.決して幻聴ではない。

12:雛祭り寂るを嘆く老女かな:斜木 美秋:鴻風
  「錆びる」とは生気・活気が衰え元の姿が失われる事である。雛人形ばかりでなく、この老女も元々は美しく生気が有り活気があったのだ。老いるとは悲しい。

23:友達を百人作ろう新入生:山口沙智:鴻風
  「生」という漢字を「新入生」として入れた。ピカピカの一年生にはまずお友達を作るのが一番大事なことである。唄にも「ともだち百人作ろうね」と歌われた。

26:百年を生き抜きし母春日和:堀恭子:○鴻風
  百歳時代と言われてはいるが、蓮如上人も「今に至って誰か百年の形體を保つべきや」とご文章の中で書いている。「百年を生き抜きし母」に敬意を表し特選。

27:生と死のはざまに浮かぶおぼろ舟:池窪弘務:鴻風
感覚の優れた句である。人間に限定せず生きとし生けるものは、生を得ると共に死から逃れることは出来ない。玄宗皇帝が日本に不老不死の薬を求めたが無かった。


29:キャラ弁の引き立て役よ花菜漬:谷口千枝:鴻風
  なんのキャラ弁だろう。アンパンマンか、キテーちゃんか。子供のためなら何でも作ってしまうお母さん。花菜漬けはどこに使うのだろうか。

30:桃の花飾り客待つレストラン:若西花菜:鴻風
  作者花菜さんの所には行っていないので正確なことは掛けないが、レストランをやっていることは教室で時々書かれている。お雛様で桃の花を飾られたのであろう。

31:わらびもちとらへどころのなきあした:岩淵純子:鴻風
  平仮名だけの俳句も良いし、漢字だけの俳句もまた良いものである。此の句の場合、「わらびもち」にふさわしいやわらかさを出すことに成功しているといえます。

34:雛の夜息子と二人の手巻き寿司:村岡 雅子:鴻風
  息子さんと二人暮らしの作者。女の子なら雛の節句にふさわしい、散らし寿司でも作るのだろうが、それよりも息子さんの好きな手巻き寿しがふさわしいのだ

41:禍福なき平凡が好きしじみ汁:片山 明俊:鴻風
  禍もあれば福も人生の折節にあるものだが、いつも禍福があるものではなく、日常生活は平凡なものがよいと作者はいう。味噌汁も蜆のような平凡なものがよいい。

45:電線の雀が落とす春の雪:佐川 富子:鴻風
  俳句は発見が一番大切なものである。発見といっても大発見では決してない。雪の上を飛ぶ雪虫。雀が落とす枝の上の雪。これが発見である。視点の良い句である。


三月句会・総合成績
一 席:片山 明俊:25点
二 席:梶  鴻風:17点
三 席:石破 利久:16点
三 席:堀  恭子:16点

作品成績
一 席:1:途切れなき思ひ出話雛の夜:片山明俊:11点(特2並7)
二 席:8:米寿なる吾も華やぐ雛の日:村岡雅子:8点(特1並6)
二 席:26:百年を生き抜きし母春日和:堀恭子:8点(並8)
三 席:42:老僧の手料理春の庭野菜:梶鴻風:7点(特1並5)
三 席:55:鰊焼く夜は離れ住む子を思ひ:梶鴻風:7点(並7)


  20年三月 鴻風俳句教室句会
Date: 2020-03-06 (Fri)
1 途切れなき思ひ出話雛の夜
2 亡き義母の作りし貝の内裏雛
3 令和こそ輝け女性雛あられ
4 老二人古雛を飾る午後長閑
5 雛の灯消えれば官女動き出し
6 おひな様一年おきの出番かな
7 右肩の下がりし紙の雛かな
8 米寿なる吾も華やぐ雛の日
9 華やかや空港ロビーの雛飾り
10 ひな祭り手巻きの寿しでなごやかに
11 夕闇に亡き娘の声す雛の間
12 雛祭り寂るを嘆く老女かな
13 雛の顔穏やかなるや母に似し
14 淋しいと妣の電話や雛あられ

15 生涯の最終章や春嵐
16 生も死も貴方任せよ月おぼろ
17 習え右命令生きる春寒し(コロナ休校)
18 誕生は弥生朔日はや傘寿
19 生命線伸びる父の掌春きざす
20 桃の日を二日過ぎたる誕生日
21 高校の受験生もみなマスクつけ
22 生意気さいつしか消えて受験の子
23 友達を百人作ろう新入生
24 水草生ふ池に白鷺舞ひ降りる
25 受験生コロナウイルスに困惑す
26 百年を生き抜きし母春日和
27 生と死のはざまに浮かぶおぼろ舟
28 生来の直らぬ口調二月尽
1〜28までで5句選

29 キャラ弁の引き立て役よ花菜漬
30 桃の花飾り客待つレストラン
31 わらびもちとらへどころのなきあした
32 雛祭り主役なくてもちらし寿司
33 春夕焼そろそろ出来るちらし寿司
34 雛の夜息子と二人の手巻き寿司
35 朱の椀に蛤ひとつすまし汁
36 春に贈る角煮と唐揚げ二十づつ
37 春の宵豆煮る匂ひ部屋に満つ
38 粗食でも花菜彩る夕餉かな
39 溢るほど黄粉まぶして草団子
40 ホタルイカ光る目玉の酢味噌和へ
41 禍福なき平凡が好きしじみ汁
42 老僧の手料理春の庭野菜

43 あなた誰?マスクの顔を覗き込む
44 冴えかへるフルートの音の透明度
45 電線の雀が落とす春の雪
46 春眠の布団上に丸き猫
47 孫娘卒業式に皆勤賞
48 啓蟄や猫飛び越える家の柵
49 球春やスタンド無人のドームなり
50 初桜日照雨に濡れつつ眺めをり
51 二三月コロナウイルスに世は怯ゆ
52 木蓮の天へ天へと真白かな
53 春灯や孫の忘れし玩具で遊ぶ
54 マスク越し目が笑つている友の顔
55 鰊焼く夜は離れ住む子を思ひ
56 難題を解きゆく人や春マスク
29〜56で5句選
合計10句の中から特選1句と鑑賞文をお書きください。鴻風



  20年 鴻風俳句教室二月句会選句
Date: 2020-02-07 (Fri)
 20年 鴻風俳句教室二月句会 選句

1:鬼は外心底に住む鬼に撃つ:梶 鴻風:○純子○千枝・紀子・明俊・利久・清月・花菜・9
2:つつましく妻と二人で鬼は外:池窪 弘務:○富子・美秋・2
3:子の声の亡夫に似たり鬼やらひ:太田 紀子:弘務・明俊・利久・沙智・花菜・鴻風・6
4:鬼は外人間ドックの結果表:持田 清月:・紀子・恭子・2
5:節分の豆食べきれぬ傘寿翁:岩渕 純子:千枝・美秋・2
6:節分や退院する日を数え待つ:若西 花菜:富子・美秋・沙智・清月・4
7:恵方巻いくらの粒粒こぼれ出る:山口 沙智:富子・1
8:節分や日本国中鬼を追ふ:片山 明俊・0
9:豆を撒く二の腕白き京舞妓(八坂神社):石破 利久:○明俊○恭子・4
10:節分の鬼は喜寿なり鬼は内:谷口 千枝:明俊・花菜・2
11:西南西向かひて旨し恵方巻き:斜木 美秋・0
12:節分や手巻きの寿司で西南西:堀 恭子・0
13:豆まきや園児に負ける赤鬼さん:佐川 富子:純子・弘務・美秋・鴻風・4

14:冬耕の子は何を播く畝なすや:梶  鴻風:・花菜・1
15:子の仕草ふと我に似て冬菫:池窪 弘務:純子・紀子・利久・恭子・清月・花菜・6
16:両足を揃へはずみし雀の子:太田 紀子:弘務・清月・2
17:風光る根岸子規庵糸瓜寄席:持田 清月:○弘務・2
18:雪催ひ子持ち昆布と熱燗で:岩渕 純子:紀子・千枝・沙智・3
19:受験子の明かりの消へる午前2時:若西 花菜:純子・富子・利久・鴻風・4
20:「俺二十歳自活するぞ」と孫の春:山口 沙智:○清月・美秋・鴻風・4
21:春一番陶の子狸ゆらぎをり:片山 明俊:純子・利久・2
22:春寒し隠しカメラの電子の目:石破 利久:千枝・明俊・美秋・3
23:母と子の昭和は彼方風信子:谷口 千枝:・紀子・弘務・鴻風・3
24:通学路子はマスクかけ挨拶す:斜木 美秋恭子・沙智・鴻風・3
25:山火事や助け出されしコアラの子:堀  恭子:千枝・富子・2
26:春近し子カバ誕生旭山(動物園):佐川 富子:○沙智・恭子・3




27:打たせ湯に全身打たせ日照雪:梶  鴻風:千枝・利久・清月・3
28:坊ちやん湯一期一会の遍路かな:池窪 弘務:・紀子・沙智・花菜・3
29:出たくなき熱き温泉冬すみれ:太田 紀子:・清月・1
30:霞たる富士を借景露天の湯:持田 清月:○鴻風・弘務・明俊・美秋・5
31:ガス灯の銀山温泉雪煙る:岩渕 純子:○利久・紀子・千枝・恭子・清月・6
32:露天風呂伸ばす手足に雪の片:若西 花菜:純子・千枝・沙智・3
33:入浴中足裏揉みで風邪ひかず:山口 沙智・0
34:良き顔の湯上り仲間冬の旅:片山 明俊:純子・富子・利久・恭子・美秋・弘務・花菜・鴻風・8
35:川沿ひの湯治の宿や春炬燵:石破 利久;純子・沙智・鴻風・3
36:銭湯の脱衣所にも春袷:谷口 千枝・0
37:疫病や温泉宿に閑古鳥:斜木 美秋・0
38:露天湯やひとり眺めし冬銀河:堀 恭子:○鴻風・富子・弘務・明俊・5
39:立春や熱きシャワーで目覚め呼ぶ:川 富子・0

40:暮色来て鴨の声のみ暮れ残る:梶 鴻風:○紀子・弘務・明俊・利久・4:17
41:手をつなぎ孫と見上げるどんど焼:池窪 弘務:明俊・沙智・鴻風。3:14
42:探梅や朱の鮮やかな鳥居百:太田 紀子:千枝・富子・美秋・3:12
43:一息に飲み干す牛乳春の朝:持田 清月:紀子・1:10
44:ひと雨で蕾ふくらむ寒の明け:岩渕 純子:千枝・富子・美秋・花菜・鴻風・5:16
45:福豆を配る小鬼は鬼衣装:若西 花菜:・紀子・1:12
46:恵方巻具材あれこれ極太に:山口 沙智・0:5
47:立春の風にうごめく旅心:片山 明俊:○美秋・純子・利久・恭子・清月・6:16
48:風雪に耐へし灯台野水仙:石破 利久:純子・富子・弘務・明俊・恭子・5:15
49:どの人も令和の顔して畦を焼く:谷口 千枝:○花菜・恭子・清月・4:9
50:鴉の巣冬木に残る空巣かな:斜木 美秋・0:3
51:冬帽子粋にかぶりしシャイな男:堀 恭子・0:8
52:春隣えいと買ふ白きフライパン:佐川 富子:沙智・花菜・2:9







太田 紀子選
特 選:40:暮色来て鴨の声のみ暮れ残る
鑑 賞:夕暮れちかく、静かな水辺で、鴨の声のみ響きわたっています。
元気なのは鴨だけです。鴨の心は旅立ちを考えているのでしょうか。
並 選:1.4.15.18.23.28.31.35.43

岩渕 純子選:
特 撰:1:鬼は外心底に住む鬼に撃つ
鑑 賞:鬼は何処に住むのでしょう?子供たちは大人のふんした鬼たちに豆を投げますが、年をとると、鬼は今や我々の身のうちにいるようです。追い出すよりはなだめつつ共存でしょうか?
並 選:13,15,19,21,32,34,35,47,48 

谷口 千枝選
特 撰:1:鬼は外心底に住む鬼に撃つ
鑑 賞:「鬼は外」子どもの明るい声が聞こえてきます。心の中の鬼を追い出しましょうと声掛けをして豆まきをしたことを思い出しました。
並 選:5・18・22・25・27・31・32・42・44

佐川 富子選
特 選:2:つつましく妻と二人で鬼は外
鑑 賞:ご夫妻で穏やかに静かに生活されている様子がうかがえます。そんな中で季節の行事を大事にされているんだなあと思いました。心が暖かくなりました。
並 選:6.7.19.25.34.38.42.44.48

池窪 弘務選
特 選:17: 風光る根岸子規庵糸瓜寄席
鑑 賞:とてもリズムの良い俳句だと思いました。兼題の「子」に子規を配した
のも見事だと思います。
並 選:3.13.16.23.30.34.38.40.48

片山 明俊選
特 選:9:豆を撒く二の腕白き京舞妓(八坂神社)
鑑 賞:京都八坂神社の節分会では舞妓さんや芸舞妓さんが豆撒きを行ない大勢の人で賑わい、それこそ福豆袋をゲットすれば良き福を掴んだと大喜びしています。そのほか関西では腹帯が頂ける中山寺のタカラジェンヌによる豆撒きも人気があります。
並 選:1・3・10・22・30・38・40・41・48

若西 花菜選
特 選:49: どの人も令和の顔して畦を焼く
鑑 賞:「令和の顔」?どんな顔か想像してもなかなか謎が多いのです。「畦を焼く」?これもわからない。でも考えるとそのうちにわかってくるのかなという気がして今月の特選に選ばせていただきました。
並 選:1・3・10・14・15・28・34・44・52

石破 利久選
特 選:31:ガス灯の銀山温泉雪煙る
鑑 賞:山形の銀山温泉・・大正ロマンを漂わせる温泉郷・・ガス灯に浮かぶ雪景色に包まれた川筋の旅館街の眺めは素晴らしいことだろう。一度訪ねてみたいと思っているが果たせそうにもない。そんなこころを刺激させる句なので頂きました。
並 選:1・3・15・19・21・27・34・40・47

堀 恭子選
特 選:9:豆を撒く二の腕白き京舞妓(八坂神社)
鑑 賞:家庭で豆を撒く習慣は減りつつありますが、せめて神社での豆撒きは残して欲しいですね。舞妓さんのに腕白きがいかにも京都らしく風情が感じられます。
並 選:4、15、24、26、31、34、47、48、49、

斜木 美秋選
特 選:47:立春や風にうごめく旅心
鑑 賞:立春は穏やかな日和でポッカリ浮いた雲を眺めながら家内と花見の旅に行こうか?いやコロナウイルスが・・などと旅談義して居ました。正にこの句の通りでした。
並 選:2、5.13.20.22.30.34.42.44

山口 沙智選
特 選:26:春近し子カバ誕生旭山(動物園)
鑑 賞:旭川近辺に30年あまり住んでいたので「旭山動物園」へは子供の学校の親子遠足や孫を連れてなど何度も出かけました。小菅園長さんの時代に珍しい飼育方法で、次々に新しい施設が出来、海豹のトンネルやアライグマ、オランウータンの空中飼育がとても驚く出来事でした。白クマが見物人の頭をエサと間違えてザンブと水槽に飛びこむときの見物人の悲鳴はとてもおかしかったです。冬はペンギンの運動にさせる処を孫と見にいったとき、ペンギンのあとに孫達が着いて行きそうで、二人の喪後のラックの帽子を摑んでいたことを思い出しました。子カバに会いにまた旭山動物園へ行きたいと思いました。
並 選:3,6,18,24,28,32,35,41,52

持田 清月選
特 選:20:「俺二十歳自活するぞ」と孫の春
鑑 賞:人生の新しい門出の気合いあふれる俳句で良いと思いました。ただ、下五の「孫の春」が季語になるのか少し引っかかりました。
並 選:1:6:15:16:27:29:31:47:49



梶 鴻風選
 いつも通りだが、提出された4句の中で、一番好いと思った作品を一句取り上げさせていただきました。更に思ったままに鑑賞させていただきます。なお作品、選句とも提出され順位貼らせていただいて下ります。鴻風

3:子の声の亡夫に似たり鬼やらひ:太田 紀子:鴻風
 ことばが少し丁寧すぎるだろう。「子の声を亡夫と思ふ鬼やらい」やはり子供は親に似るのであろう。鴻も長男の声を似ていると思うことがある。
13:豆まきや園児に負ける赤鬼さん:佐川 富子:鴻風
 「や」で切るところでは無い。「豆まき」に何か全く違うものをぶつける奈良好いが、
ここは「「豆まきの園児」でなくてはことばが切れる。だがカワイイ一句である。
19:受験子の明かりの消へる午前2時:若西 花菜:鴻風
 「消へ・る」の終止形は「消ゆ」なので「消え・ず」が正しい。午前2時まで起きて受験勉強をなさるお孫さんか、お知り合いがおられますか。内容の良い句ですね。
20:「俺二十歳自活するぞ」と孫の春:山口 沙智:鴻風
 「・・・」(かぎかっこ)は着いてなかったのだが、「会話文」表現なのであった方が良いだろう。すべての事柄を母親に代わってやってきた作者。出て行かれたら寂しいね。
23:母と子の昭和は彼方風信子:谷口 千枝:・鴻風
 昭和に生きた我々は明治生まれの人に対して「明治・大正・昭和」と三代も生きられと畏敬の念を持ったが、昭和生まれは彼方の人となってしまった。寂しいですね。
24:通学路子はマスクかけ挨拶す:斜木 美秋鴻風
 今、大流行のコロナウイルスでえなくとも、インフルエンザは恐ろしい。マスクをし帰ってきたらうがいと手洗いは必須である。子供達もマスクをして歩いているのだ。
30:霞たる富士を借景露天の湯:持田 清月:○鴻風
 何とも贅沢極まる俳句である。「富士を借景」にとは、なんともうらやましいかぎりである。路天湯だから作者の自家風呂ではない。何処の温泉だろうか。スケールの何とも大きな景である。これだけ大きな句であってみれば特選にしないわけにはいかない。
34:良き顔の湯上り仲間冬の旅:片山 明俊:鴻風
 友達同士での旅。お元気でお友達同士で旅行が出来る事をうらやましく思われる。風呂で磨き、湯上がりの良き顔。男同士でもつやつやと輝かしいことであろう。
35:川沿ひの湯治の宿や春炬燵:石破 利久;鴻風
 上の明俊さんとのお仲間の旅なのであろうか。それとも奥様とであろうか。いずれにしても鄙びる感じの温泉らしい雰囲気を醸し出している一句である。
38:路天湯やひとり眺めし冬銀河:堀 恭子:○鴻風
 35番と此の句とどちらを鴻風の特選句にしようか迷った。30番の句をスケールの大きな句として特選としたが、「銀河」の方がスケールの上では上回っている。冬の銀河を眺めながらひとり路天湯に浸っている京香さんを思う。特選とします。
41:手をつなぎ孫と見上げるどんど焼:池窪 弘務:鴻風
 何ともほほえましい光景の句である。14日の夜か15日の朝にどんど焼きをするのが一般的だが、神社により、その土地によって異なるところもある。火は空高く上るのだ。
44:ひと雨で蕾ふくらむ寒の明け:岩渕 純子:鴻風
 この句にも心引かれるものがある。植物をいつも観察している人の目が、確実に対象物を摑んでいるのだ。寒が明ける頃の植物の芽は一雨で大きく成長しているのだ。



一月句会総合成績
一 席:梶  鴻風:17点
二 席:岩渕 純子:16点
二 席:片山 明俊:16点
三 席:石破 利久:15点
次 席:池窪 弘務:14点

作品成績
一 席:1:鬼は外心底に住む鬼に撃つ:梶 鴻風:9点(特2並5)
二 席:34:良き顔の湯上り仲間冬の旅:片山 明俊:8点(並8)
三 席:3:子の声の亡夫に似たり鬼やらひ:太田 紀子:6点(並6)
三 席:15:子の仕草ふと我に似て冬菫:池窪 弘務:6点(並6)
三 席:ガス灯の銀山温泉雪煙る:岩渕 純子:6点(特1並4)
三 席:47:立春の風にうごめく旅心:片山 明俊:6点(特1並4)



  20年 鴻風俳句教室二月句会句会
Date: 2020-02-05 (Wed)
20年 鴻風俳句教室二月句会句会

1:鬼は外心底に住む鬼に撃つ:
2:つつましく妻と二人で鬼は外
3:子の声の亡夫に似たり鬼やらひ
4:鬼は外人間ドックの結果表
5:節分の豆食べきれぬ傘寿翁
6:節分や退院する日を数え待つ
7:恵方巻いくらの粒粒こぼれ出る
8:節分や日本国中鬼を追ふ
9:豆を撒く二の腕白き京舞妓(八坂神社)
10:節分の鬼は喜寿なり鬼は内
1:西南西向かひて旨し恵方巻き
12:節分や手巻きの寿司で西南西
13:豆まきや園児に負ける赤鬼さん

14:冬耕の子は何を播く畝なすや
15:子の仕草ふと我に似て冬菫
16:両足を揃へはずみし雀の子
17:風光る根岸子規庵糸瓜寄席
18:雪催ひ子持ち昆布と熱燗で
19:受験子の明かりの消へる午前2時
20:「俺二十歳自活するぞ」と孫の春
21:春一番陶の子狸ゆらぎをり
22:春寒し隠しカメラの電子の目
23:母と子の昭和は彼方風信子
24:通学路子はマスクかけ挨拶す
25:山火事や助け出されしコアラの子
26:春近し子カバ誕生旭山 (動物園)
1番〜26番で5句選


27:打たせ湯に全身打たせ日照雪
28:坊ちやん湯一期一会の遍路かな
29:出たくなき熱き温泉冬すみれ
30:霞たる富士を借景露天の湯
31:ガス灯の銀山温泉雪煙る
32:露天風呂伸ばす手足に雪の片
33:入浴中足裏揉みで風邪ひかず
34:良き顔の湯上り仲間冬の旅
35:川沿ひの湯治の宿や春炬燵
36::銭湯の脱衣所にも春袷
37:役病や温泉宿に閑古鳥
38:露天湯やひとり眺めし冬銀河
39:立春や熱きシャワーで目覚め呼ぶ

40:暮色来て鴨の声のみ暮れ残る
41:手をつなぎ孫と見上げるどんど焼
42:探梅や朱の鮮やかな鳥居百
43:一息に飲み干す牛乳春の朝
44:ひと雨で蕾ふくらむ寒の明け
45:福豆を配る小鬼は鬼衣装
46:恵方巻具材あれこれ極太に
47:立春の風にうごめく旅心
48:風雪に耐へし灯台野水仙
49:どの人も令和の顔して畦を焼く
50:鴉の巣冬木に残る空巣かな
51:冬帽子粋にかぶりしシャイな男
52:春隣えいと買ふ白きフライパン
 27番〜52番で5句選
 選んだ10句の中から、1句を特選として鑑賞文をお書きください。鴻風



  20年 句写美俳句会一月句会選句
Date: 2020-01-10 (Fri)
2020年 鴻風俳句教室一月句会

2020年 鴻風俳句教室一月句会

1:整列し抱負聞くのも初仕事:斜木 美秋:紀子・千枝:2
2:安静の子に声掛けして初仕事:谷口 千枝:利久・沙智:2
3:雑煮椀食事が父の仕事なり:佐川 富子:鴻風・千枝:2
4:駅伝を制するランナー初仕事:石破 利久:明俊・沙智:2
5:木の音を響かせ新築初仕事:片山 明俊:○紀子・利久・鴻風:4
6:初仕事常の重さのリュックかな:太田 紀子:清月:1
7:硯海に水滴たらし初仕事:梶 鴻風:○純子・明俊・利久・富子・清月:6
8:ネクタイはすこし派手目の初仕事:岩渕 純子:富子・鴻風・花菜:3
9:孫たちの靴を揃へて初仕事:池窪 弘務:富子・清月・鴻風・沙智:4
10:昨年の売上集計初仕事:持田 清月:明俊:1
11:除雪する孫待つ朝の初仕事:若西 花菜:恭子・美秋・千枝:3
12:初仕事今年も厨を仕事場に:山口 沙智:鴻風:1
13:甘酒を授ける巫女の初仕事:堀 恭子:純子・美秋・沙智:3

14:北風に儚く散るや寒桜:斜木 美秋:花菜:1
15:喜寿といふ峠の風や福寿草:谷口 千枝:弘務・清月・美秋・花菜:4
16:年賀状やめたと風の便りかな:佐川 富子:純子:1
17:浜風に応へて巧みいかのぼり:石破 利久:○明俊・紀子・花菜:4
18:つむじ風落葉が渡る赤信号:片山 明俊:純子・弘務・利久・恭子・富子・清月:6
19:風もなく釣三昧や冬温し:太田 紀子:○美秋・沙智・千枝:4
20:三が日風雪の無き北の郷:梶 鴻風:利久・恭子・紀子:3
21:寒風に負けじと競ふ喧嘩凧:岩渕 純子:明俊・美秋・花菜:3
22:初空や令和二年の風になる:池窪 弘務:○恭子・千枝:3
23:北寄りの強きビル風鍬始:持田 清月:弘務・紀子:2
24:風の音静まり雪はしんと降る:若西 花菜:弘務・恭子:2
25:風花や吾が髪に舞ふ髪飾り:山口 沙智:純子・富子:2
26:初風や絵馬カタコトと揺れやまず:堀 恭子:弘務:1





27:初詣あの娘和服でおしとやか:斜木 美秋:千枝:1
28:氏神に上る階段淑気満つ:谷口 千枝:純子・恭子・清月・鴻風・花菜:5
29:狛犬の顔くま取りに雪乗せて:佐川 富子:純子・花菜:2
30:しつかりと破魔矢抱きたるバスの客:石破 利久:○鴻風・明俊:2
31:地下鉄の席譲られて初詣:片山 明俊:純子・富子・紀子・千枝:4
32:人声のざわめく神の焚火かな:太田 紀子:美秋:1
33:初詣何願ふでもなく詣でけり:梶 鴻風:○清月・明俊・利久・紀子・美秋・花菜:7
34:初詣今年こそはと男坂:岩渕 純子:清月:1
35:初詣走り回るよ令和の子:池窪 弘務:○千枝:2
36:パーカーのフードに賽銭初笑:持田 清月:○富子・弘務:3
37:老い杉の先に青空初詣:若西 花菜:弘務・明俊・美秋:3
38:おみくじは「大吉」といふ孫の春:山口 沙智:恭子:1
39:参道に破魔矢かかえし外国人:堀 恭子:○鴻風・利久・富子・紀子・沙智:6

40:女子大生バイトは巫女と決めてをり:斜木 美秋:明俊・鴻風・花菜・沙智:4計8
41:橋桁を歩くが愉し初鴉:谷口 千枝:純子・弘務・恭子・紀子:4計12
42:善し悪しも句作の種に去年今年:佐川 富子:○沙智・紀子:3計8
43:着ぶくれて見守る家の救急車:石破 利久:0計8
44:門松に並ぶ五輪の万国旗:片山 明俊:○花菜・純子・利久・恭子・清月・美秋・沙智・千枝:9計23
45:初春や都大路でバスを待つ:太田 紀子:鴻風・千枝:2計7
46:手套脱ぐ女の指の爪の赤:梶 鴻風:利久・富子・清月:3計18
47:せりなずな指折り唱へ吹きこぼす:岩渕 純子:弘務・明俊:2計9
48:愚かさは人の常なり山眠る:池窪 弘務:○利久・恭子・美秋:4計13
49:二瓩足す漬物石や冬の雨:持田 清月:鴻風・富子:2計8
50:茶巾縫ふ麻の葉模様に初仕事:若西 花菜:鴻風:1計9
51:初打ちや麻雀仲間に闘志燃え:山口 沙智:0計4
52:黒椀の光の中の雑煮かな:堀 恭子:○弘務・富子・沙智:4計14








20年 鴻風俳句教室一月句会選句

岩渕 純子選:
特 選:7:硯海に水滴たらし初仕事 
鑑 賞:まず墨をすって初仕事は年賀状でしょうか。姿勢を正し墨をする様子が目に浮かびます。墨の香りがしてきます。
並 選:13,16,18,25,28,29,31,41,44

池窪 弘務選
特 選:52: 黒椀の光の中の雑煮かな
鑑 賞:見事な俳句だと思いました。雑煮を食べる幸せが伝わってきます。生きることは日々発見であると。作者の感性が一句に結晶したような瑞々しい俳句です。俳句の醍醐味を感じました。
並 選:15.18.23.24.26.36.37.41.47

片山 明俊選
特 選:17:浜風に応へて巧みいかのぼり
鑑 賞:子供が幼いころ正月には近所の広場で凧揚げをよくしたものだ。巧く揚がらず子供の手前苦労したことは今ではいい思い出となっている。須磨や舞子の海岸では今でも凧揚げをしている
のかな。そんな思いにかられた句です。
並 選:4・7・10・21・30・33・37・40・47  

石破 利久選
特 選:48:愚かさは人の常なり山眠る
鑑 賞:穏やかな日和の冬山のような平和が欲しいのに世界を戦争の渦に巻き込まんとする様な危険で愚かな人物がいることは悲しい。この句を読みながら人類が平和で共存できないものかと考えてしまつた。
並 選:2・5・7・18・20・33・39・44・46   

堀 恭子選
特 選:22:初空や令和二年の風になる
鑑 賞:今年は元号が変わって、初めての新年の空になりました。例年のいつもの空と変わり、吹く風も何か新しく初々しいが感じられるようです。令和二年の風が効いています。
並 選:11、18、20、24、28、38、41、44、48


佐川 富子選
特 選:36:パーカーのフードに賽銭初笑
鑑 賞:わたしも若い頃着物の襟にお賽銭が入っていたことがありました。びっくりしてと思わず笑ってしまいますよね。幸運を分けてもらえた様なちょっと小さな幸せな気分になります。お正月らしい明るく楽しい句だと思いました。
並 選:7.8.9.18.25.31.39.49.52

持田 清月選
特 選:33:初詣何願ふでもなく詣でけり
鑑 賞:私もよくあります。煩悩のかたまりのように生きていますが、神様や仏様の前に行くと無心になってしまいます。
並 選:6:7:9:15:18:28:34:44:46

太田 紀子選
特 選:5:木の音を響かせ新築初仕事
鑑 賞:大工さんの初仕事、それは、今建築中の家を完成させること、槌音が、景気良く響きます。情景がよく目に浮かび頂きました。
並 選:1・17・20・23・31・33・39・41・42・

斜木 美秋選
特 選:19:風も無く釣三昧や冬温し
鑑 賞:釣り好きならわでの一句だと共感します。釣り天狗に最高の日和、総てを忘れ熱中、竿を振っていた頃を思い出します。「貴方、弁当食べる暇もないくらい釣れたの?クラ―空じゃない?包丁研いで待ってたのに・・」と皮肉を言われた事も・・本人はワクワクしながら過ごしたのですがね〜。
並 選:11,13、15、21、32,33,37,44.48

若西 花菜選
特 選:44:門松に並ぶ五輪の万国旗
鑑 賞:2020年東京開催まで200日を切りました。無事に開催されることを願っていますが、その願いを門松に込めたというその家の主の発想力とそれを句にした作者に感服しました。
並 選: 8・14・15・17.21・28・29・33・40



山口 沙智選
特 選:42:善し悪しも句作の種に去年今年
鑑 賞:新年が明けてあっという間の一週間が過ぎました。出された季語であれこれ句作をしていると、風邪を引いたことも孫との会話もすべて句作の材料にしようと思ってしまいます。
 きっと警句の作者も同じ考えなのでしょうね。「同感!!」という思いで一票を入れました。
並 選:2/4/9/13/19/39/40/44/52

谷口 千枝選
特 撰:35:初詣走り回るよ令和の子
鑑 賞:初詣で令和の元気な子を目にした景色。少子化のこの頃、走り回れる元気な令和の子と同じ空気を吸って幸せな作者。孫のいない私には羨ましい限りです。素晴らしい景色を見せて頂いて幸せな気分になりました。ありがとうございます。
並 選:1・3・11・19・22・27・31・44・46

梶  鴻風選
3:雑煮椀食事が父の仕事なり:佐川 富子:
 「食事が」よりは「雑煮湾作るが」の方がふさわしいが、少し古い歳時記を見ると正月三が日は男性が雑煮を作り、お節料理を食べ女性を労ったとある。昔気質のお父様。
5:木の音を響かせ新築初仕事:片山 明俊:
 正月早々なんともめでたい句である。一生に一度の家の建築。大勢の第九三が来て無目揚げの木を打つおとが聞こえる。どんな家ができるのだろうかと待たれるのだ。
8:ネクタイはすこし派手目の初仕事:岩渕 純子:
 ご主人を読まれたものか、息子さんを読まれたものかは別として、初仕事といってもみなさんが顔を合わせるのが狙いとなれば、派手目の方が引き立つ。季語が生きている。
9:孫たちの靴を揃へて初仕事:池窪 弘務:
 初仕事といっても会社などに行くことばかりではない。定年を迎えたものには、孫達が集まってくれるほど嬉しいことはない。その孫達の靴をそろえるのも初仕事なのだ。
12:初仕事今年も厨を仕事場に:山口 沙智:
 沙智さんの仕事を大変に思う。娘さんは水泳の指導者。旦那さんは獣医。その子供一人は東京の大學だが一人は家から通学。80歳を越え一家の家事を一手にこなしている。
28:氏神に上る階段淑気満つ:谷口 千枝:
 氏神様への初詣での景。一段上ることに気持ちが充満し自分を包む境内に淑景が広がってゆくと言うのである。品格のある一句となっている。
30:しつかりと破魔矢抱きたるバスの客:石破 利久:特選
 初詣でを終え帰りのバスに乗り込んできた客が「しつかりと」浜屋を胸に抱えている。この「しっかりと」が全体に浸透し形容しがたい骨格の太い句となっている。
39:参道に破魔矢かかえし外国人:堀 恭子:特選
 外国人といっても、ヨーロッパ系と東洋系ではまるで違う。中国や台湾では新年ばかりでなく、いつでも寺や廟が若者で賑わっている。大変に良く出来た一句である。
40:女子大生バイトは巫女と決めてをり:斜木 美秋
 知人の女子大生であろうか。この正月野アルバイトは巫女さんと決めている。白衣に緋の袴は確かにカッコが佳い。だが外から見るのと実施になす巫女さんとは違うのだが。
45:初春や都大路でバスを待つ:太田 紀子:
 なぜか波郷の「バスを待ち大路の春をうたがはず」を頭に過ぎった。紀子さんも京都の神社仏閣に初詣でに出かけてバスを待っているのだ。美しい句だ。
46:手套脱ぐ女の指の爪の赤:梶 鴻風:

49:二瓩足す漬物石や冬の雨:持田 清月:佳吟
 漬け物石を重くすると言うことは沢庵でもでも付けて居られるのだろうか。清月さんの重さ加減の漬け物はさぞかしおいしいことだろうと思う。キロを漢字にしたのが工夫。
50:茶巾縫ふ麻の葉模様に初仕事:若西 花菜:
 麻の葉模様も書きなれている人には簡単なのだろうが、縦・横・斜めを組み合わせた複雑な模様である。まるで正方形を斜めに積み上げたような感じだ。

一月句会総合成績
一 席:片山 明俊:23点
二 席:梶  鴻風:18点
三 席:堀  恭子:14点
三 席:池窪 弘務:13点

作品成績
一 席:44:門松に並ぶ五輪の万国旗:片山 明俊:9点(特1並7)
二 席:33:初詣何願ふでもなく詣でけり:梶 鴻風:7点(特1並5)
三 席:7:硯海に水滴たらし初仕事:梶 鴻風:6点(特1並4)
三 席:18:つむじ風落葉が渡る赤信号:片山 明俊:6点(並6)
三 席:39:参道に破魔矢かかえし外国人:堀 恭子:6点(特1並4)



  20年 鴻風俳句教室一月句会
Date: 2020-01-08 (Wed)
1:整列し抱負聞くのも初仕事
2:安静の子に声掛けして初仕事
3:雑煮椀食事が父の仕事なり
4:駅伝を制するランナー初仕事
5:木の音を響かせ新築初仕事
6:初仕事常の重さのリュックかな
7:硯海に水滴たらし初仕事
8:ネクタイはすこし派手目の初仕事
9:孫たちの靴を揃へて初仕事
10:昨年の売上集計初仕事
11:除雪する孫待つ朝の初仕事
12:初仕事今年も厨をしごとばに
13:甘酒を授ける巫女の初仕事
14:北風に儚く散るや寒桜
15:喜寿といふ峠の風や福寿草
16:年賀状やめたと風の便りかな
17:浜風に応へて巧みいかのぼり
18:つむじ風落葉が渡る赤信号
19:風もなく釣三昧や冬温し
20:三が日風雪の無き北の郷
21:寒風に負けじと競ふ喧嘩凧
22:初空や令和二年の風になる
23:北寄りの強きビル風鍬始
24:風の音静まり雪はしんと降る
25:風花や吾が髪に舞ふ髪飾り
26:初風や絵馬カタコトと揺れやまず
 
1〜2までで5句選


27:初詣あの娘和服でおしとやか
28:氏神に上る階段淑気満つ
29:狛犬の顔くま取りに雪乗せて
30:しつかりと破魔矢抱きたるバスの客
31:地下鉄の席譲られて初詣
32:人声のざわめく神の焚火かな
33:初詣何願ふでもなく詣でけり
34:初詣今年こそはと男坂
35:初詣走り回るよ令和の子
36:パーカーのフードに賽銭初笑
37:老い杉の先に青空初詣
38:おみくじは「大吉」といふ孫の春
39:参道に破魔矢かかえし外国人
40:女子大生バイトは巫女と決めてをり
41:橋桁を歩くが愉し初鴉
42:善し悪しも句作の種に去年今年
43:着ぶくれて見守る家の救急車
44:門松に並ぶ五輪の万国旗
45:初春や都大路でバスを待つ
46:手套脱ぐ女の指の爪の赤
47:せりなずな指折り唱へ吹きこぼす
48:愚かさは人の常なり山眠る
49:二瓩足す漬物石や冬の雨
50:茶巾縫ふ麻の葉模様に初仕事
51:初打ちや麻雀仲間に闘志燃え
52:黒椀の光の中の雑煮かな

27〜52で5句選
 合計10句の中から1句特選として、2〜300字で鑑賞文をお願い申し上げます。鴻風 


  19年十二月句会 選句と鑑賞文
Date: 2019-12-06 (Fri)
19年12月 鴻風俳句会句会
1:風呂吹きの湯気に恩愛絡み立つ:梶  鴻風:○江梅・明俊・恭子・千枝 5
2:月並な暮らしの中の風呂吹ぞ:谷口 千枝:0
3:風呂吹きや目尻に見える太き皺:太田 紀子:・純子・清月 2
4:風呂吹きや御霊も招き燗熱く:林  江梅:・千枝1
5:風呂吹きの熱さにひるむ声のあり:片山 明俊:・利久・富子・喜久3
6:風呂吹きや家族のおしゃべり弾む宵:若西 花菜:江梅1
7:風呂吹の朱の一椀になごみけり:石破 利久:○明俊○鴻風・純子・弘務・恭子・千枝8
8:しようがない過んだ事はと大根煮る:佐川 富子:・清月1
9:風呂吹きや話しのネタはマヤ遺跡:持田 清月:・喜久・千枝2
10:すきとほるふろふきだいこめしあがれ:池窪 弘務:○富子・鴻風3
11:風呂吹きや煮くづれそうで食べごろで:岩渕 純子:○弘務・紀子・鴻風4
12:風呂吹や不意に過るは遠き子よ:柴田喜久代:○紀子・弘務3
13:ふつくらと煮えて風呂吹き亡母の味:堀  恭子:・千枝1

14:終焉の見え初む肺の咳やまず:梶  鴻風:・花菜・清月・利久・江梅・喜久・千枝6
15:手つかずの終活ノート葱刻む:谷口 千枝:・花菜・紀子・富子・江梅・鴻風5
16:山茶花や終活ノート開きをり:太田 紀子:0
17:終焉の地と決め植える寒椿:林  江梅:・花菜・清月・富・恭子・鴻風5
18:終ることなきラグビーの熱気かな:片山 明俊:・利久1
19:雪囲い終えて安堵の茶を啜る:若西 花菜:・明俊・富子・江梅3
20:終了のベル音高き夜学校:石破 利久:・花菜・清月・明俊・紀子4
21:炬燵猫一部始終を聞きをりぬ:佐川 富子:○花菜・純子・明俊・利久・弘務・鴻風7
22:短日や宇宙の終る話など:持田 清月:・純子・恭子・喜久・鴻風4
23:無信心終弘法南無大師:池窪 弘務:0
24:今ここが最終楽章冬ぬくし:岩渕 純子:0
25:終電車カーブ一気に冬銀河:柴田喜久代:○恭子・純子・紀子・鴻風5
26:終活の手つかずのまま年の暮:堀 恭子:○利久・弘務・江梅・喜久5




27:景気よき声にのせられ鮭一尾:梶 鴻風:○清月○千枝・純・花・明・紀・富・喜 10
28:狼狽へるキャッシュレスなり年の市:谷口 千枝:・花菜・明俊2
29:飛騨の秋亡き娘に買ひし土産かな:太田 紀子:○鴻風・江梅3
30:生きている証を記する日記買ふ:林  江梅:1
31:お歳暮の見本に見入る車椅子:片山 明俊:・清月・利久・鴻風3
32:鱈一本土産に買ひて囲む鍋:若西 花菜:・鴻風1
33:鍋にする魚買ふ市雪催:石破 利久:0
34:駅前のスーパー閉店落葉舞ふ:佐川 富子:・弘務1
35:息白く花売り老婆のリヤーカー:持田 清月:・紀子・富子・千枝3
36:スーパーに歩いて二分年の暮:池窪 弘務:・喜久1
37:福引の補助券欲しいショッピング:岩渕 純子:・富子1
38:日記買ふ検診先ずの数値かな:柴田喜久代:・純子1
39:買ふことのできぬ青春寒夜かな:堀 恭子:・利久・富子2

40:眼圧の高き左目雪襲ふ:梶  鴻風:・花菜・利久・紀子・江梅4計25
41:亡き夫のあの日あの時冬至風呂:谷口 千枝:・清月・利久・弘務3計10
42:街師走空ゆく雲の白きこと:太田 紀子:・明俊1計6
43:大銀杏骨となるまで北吹けり:林  江梅:・弘務・紀子・恭子3計10
44:秋天に響く祝砲即位礼:片山 明俊:・花菜・利久・千枝3計10
45:けだるさを乗せて終電冬銀河:若西 花菜:・清月・弘務・恭子3計8
46:百態の陶の狸や時雨くる:石破 利久:・純子・花菜・清月・明俊4けい16
47:風もなく鳥静かなり雪の朝:佐川 富子:0けい9
48:発車ベル冬満月に轟けり:持田 清月:・紀子・恭子・喜久3計12
49:忘年会白寿の義母のカスタネット:池窪 弘務:○喜久代・江梅・千枝4計8
50:地下足袋を干して庭師の店仕舞い:岩渕 純子:・弘務・富子・恭子・江梅4計9
51:吹きながら散らばりながら雪の花:柴田喜久代:・純子・明俊・恭子3計12
52:言ふは易く人生百年枯葉舞ふ:堀 恭子:○純子・喜久・鴻風4計12




みなさんの戦句と干渉

岩渕 純子選
特 選:52:言ふは易く人生百年枯葉舞ふ
鑑 賞:ほんとうに俳句のとおりですね。人生は。あれこれ言うのはかんたんですが人生はまだまだつづきます。
    もう枯葉が舞う時期に来ているのに。
並 選:3,7,21,22,25,27,38,46,51

若西 花菜選
特 選:21:炬燵猫一部始終を聞きをりぬ
鑑 賞:北海道はストーブで暖をとるので炬燵は使わないのですが、猫がストーブの近くで寝ている情景はにたようなもの。猫は結構人の話を聞いているようです。童話にもたくさん猫をテーマにしたものがありますが、猫好きには自分と同列に思っている人も多いようです。
並 選:14・15・17・20・27・28・40・44・46

持田 清月選
特 選:27:景気良き声にのせられ鮭一尾
鑑 賞:市場の中の雑踏が手に取るように見えてきました。実際その時の雰囲気に押され必要以上の物を買ってしまうことがあります。
並 選:3:8:14:17:20:31:41:45:46

片山 明俊選
特 選:7:風呂吹の朱の一椀になごみけり
鑑 賞:大振りの朱色のお椀の蓋を開けると柚子味噌の香りをともなった風呂吹き大根が・・・寒さ厳しき折の素晴らしいおもてなしの一品、こころまで暖かくなる宴席が目に浮かぶ句です。
並 選:1・19・20・21・27・28・42・46・51



石破 利久選
特 選:26:終活の手つかずのままの年の暮
鑑 賞:大辞林に「終活」は見当たらなかった。造語と知りつつも身に沁みる言葉である。ことしも身辺整理を急がねばと思いつつもはや年の暮れ、あせりが込み上げてくるまさに同感の句である。
並 選:5・14・18・21・31・39・40・41・44

池窪 弘務選
特 選:11: 風呂吹きや煮くづれそうで食べごろで
鑑 賞:何よりも風呂吹大根がおいしそうです。箸を入れるのも一息入れます。そしておもむろに。
並 選:7.12.21.26.34.41.43.45.50

太田 紀子選
特選:12: 風呂吹や不意に過るは遠き子よ
美味しい風呂吹きが炊けて食べようと思うとき、風呂吹きが好きだった子供さんのことを思い出されたのでしょう。「子供は、この寒さに凍えてはいないだろうか、子供に食べさしてやりたい」親心が、現れた句と思います。
並選:11、15,20、25、27、35、40、43、48

佐川 富子選
特 選:10:すきとほるふろふきだいこめしあがれ
鑑 賞:柔らかそうなきれいな風呂吹き大根を想像させられました。平仮名だけの句でより強調されたように思います。ご馳走にあやかりたいです。
並 選:5.15.17.19.27.35.37.39.50

堀  恭子選
特 選:25: 終電車カーブ一気に冬銀河 
鑑 賞:カーブを終えたとたん、冴え冴えと輝く星の世界が眼前に広がる光景が感じられます。カーブ一気にの表現に勢いがあり、終電車で一日の疲れを残した時点にもかからわず、ぎゅっと引き締まる心地がします。
並 選:1、7、17、22、43、45、48、50、51
林 江梅選
特 選;1:風呂吹きの湯気に恩愛絡み立つ
鑑 賞:寒くて深閑としている夜など特に暖かく美味しい食事を頂くとすべての事柄に感謝せずには居られません。「恩愛絡み立つ」の言葉に、慈しみや愛情の深さを感じ
頂きました。
並 選:6・14・15・19・26・29・40・49・50

柴田 喜久代選
特 選:49:忘年会白寿の義母のカスタネット
鑑 賞:家族の集まる中でのカスタネット一生懸命に打つ指の節まで見ます。
並 選:5、9、14、22、26、27、36、48、49、52

谷口 千枝選
特 撰:27:景気良き声にのせられ鮭一尾
鑑 賞:北海道の年の市の景色を思い浮かべます。市場へ行くことのない令和元年年末の私の暮らし。 景気良き声を聴きたいと思います。
並 選:1・4・7・9・13・14・35・44・49


梶  鴻風選
 みなさんから出されました4句のなかから一番良くできているものを一句いただき一行鑑賞させていただきました。並びは作品・鑑賞とも出されて順です。

7:風呂吹の朱の一椀になごみけり:石破 利久:○鴻風
 料理は器で食わせるというが、朱色のお椀に透き通った白い大根あしらえた山椒の芽
10:すきとほるふろふきだいこめしあがれ:池窪 弘務:
 ひらがな書きで風呂吹きの持つ優しさを出そうと工夫の跡を感じる。
11:風呂吹きや煮くづれそうで食べごろで:岩渕 純子:
 風呂吹きもここまで煮込まれるとほろほろと崩れそうであり、食べごろなのである。
15:手つかずの終活ノート葱刻む:谷口 千枝:
 就活ノートも書かなければならないと思いながら何一つてつかずである。季語が良い。
17:終焉の地と決め植える寒椿:林  江梅:
鴻も花を植えることが趣味だったがこの頃では俺が死んだらこれらの花も終わるかと思うと、増やすことができない。
21:炬燵猫一部始終を聞きをりぬ:佐川 富子:
 なかなか面白い俳句だ。良いことも悪いことも寝たふりをして聞き耳を立てている。
22:短日や宇宙の終る話など:持田 清月:
 大宇宙が終わるという話は聞いた事がないが、地球は確実に終焉が来ますね。
25:終電車カーブ一気に冬銀河:柴田喜久代:
 感覚の新鮮な句です。こうした新感覚の句に向かうのはよいことですね。
29:飛騨の秋亡き娘に買ひし土産かな:太田 紀子:○鴻風
 飛驒にご旅行された時の句である。他界されたお嬢さんに買われたお土産はお菓子であろうか。それとも風景写真の絵ハガキか郷土玩具かと読むものに楽しみを与える。
31:お歳暮の見本に見入る車椅子:片山 明俊:
 この車椅子の椅子の人を明俊さんか他人かと考えてしまう。明俊さんお元気でね。
32:鱈一本土産に買ひて囲む鍋:若西 花菜:
 何人で二鍋料理を囲むのか分からないが、鱈一匹の鍋とは豪勢である。食べたいね。
40:眼圧の高き左目雪襲ふ:梶  鴻風:
52:言ふは易く人生百年枯葉舞ふ:堀 恭子:
 人生百年時代というけれど、生きることは難しい。百一歳で他界した人もいますが。

十一月句会総合成績
一 席:梶  鴻風:25点
二 席:石破 利久:16点
三 席:持田 清月:12点
三 席:堀  恭子:12点
次 席:柴田喜久代:11点

作品成績
一 席:27:景気よき声にのせられ鮭一尾:梶 鴻風:10点(特2並6
二 席:7:風呂吹の朱の一椀になごみけり:石破 利久:8点(特2並4)
三 席:21:炬燵猫一部始終を聞きをりぬ:佐川 富子:7点(特1並5)
 間違いがあるかもしれません。一度ご自分で確かめて計算なさってくださ

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