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  三月句会の選句と選評
Date: 2017-03-09 (Thu)
三月 句写美句会
1: 母と娘の父の思ひ出雛納め :片山 明俊:・美秋=1
2: 焼立てのピザパイ届く雛の夜:石破 利久:紀子・豊水・明俊・鴻風=4
3: 雛まつり唄ひし娘祖母となる :小森 豊水:○トシエ・明俊・美秋=4
4: 戦時中雛を米に飢え凌ぐ: 村岡  雅:紅梅・清月・鴻風=3
5: 映像のトランプ雛は我が家にも:谷口 千枝:=0
6: 木目込みの雛様の頬ふつくらと:山口 沙智:紅梅・鴻風=2
7: 形見なる祖母の作りし和紙の雛:梶  鴻風:雅・紅梅・紀子・トシエ・豊水・利久・沙智・清月・千枝=9
8: 古雛の笛吹く姿笛のなく:太田 紀子:雅・豊水・明俊=3
9: 柳川の吊雛見たしとせがまれて: 斜木 美秋:=0
10: ジャンケンに勝つ児ひな段澄ましをり:佐藤トシエ:・花菜・沙智=2
11: 階段をそろりと下りる雛祭:持田 清月:=0
12: 古代雛ひと時華やぐ老舗かな:若西 花菜:・沙智・美秋・千枝=3
13: 雛ご膳家族の笑顔集ひけり:林  紅梅:・トシエ・豊水・花菜・沙智・鴻風=4

14: 水仙の香る不在の交番所:片山 明俊:雅・紀子・利久・美秋・清月=5
15: 雪の夜の信号確かむ交差点:石破 利久:紅梅・明俊・花菜=3
16: 草と芝交はる公園緑濃し:小森 豊:・清月=1
17: 長閑さや交番前に猫眠る:村岡 雅:○美秋・利久=3
18: 交際費嵩む家計や山笑ふ:谷口 千枝:○紅梅・雅・トシエ・清月=5
19: 三月や悲喜交々に色彩りて:山口 沙智:○千枝=2
20: 村人の交流の場や冬の寺:梶  鴻風:紀子・明俊・利久=3
21: 交差点人と車と木の芽風:太田 紀子:○豊水・トシエ・花菜・沙智=5
22: 藪椿目白夫婦夫婦は交互吸ひ:斜木 美秋:=0
23: 麗かや手話の手交わす四季の歌:佐藤トシエ:・花菜=1
24: 菜の花の中に雨降る交差点:持田 清月:・利久=1
25: 航跡の交わり青き海明ける:若西 花菜:○紀子・雅・千枝・鴻風=5
26: 春一番じっと待ち居る交差点:林  紅梅:・千枝=1

27: 改装のパン屋の開店牡丹雪:片山 明俊:紅梅・利久・清月=3
28: ドローンの飛び立つ河原揚雲雀:石破 利久:○明俊○花菜・紅梅・千枝=6
29: 結露拭く妻の指先朝日差す:小森 豊水:○雅○鴻風・紀子・トシエ・花菜・美秋・清月=9
30: 春休み帰省せし孫の大人びる: 村岡  雅:・美秋=1
31: 遠き日の十五の春や歩数計: 谷口 千枝:・鴻風=1
32: 子の卒業娘夫婦も誇らしげ: 山口 沙智:・豊水=1
33: 啓蟄やパン屋に大きなパンの家:梶  鴻風:・紀子・沙智=2
34: 春の雷呼吸乱れぬ盲導犬:太田 紀子:雅・利久・清月・千枝=4
35: 故郷の景色楽しむ遅春かな:斜木 美秋:=0
36: 冴返る小さき港の街明かり:佐藤トシエ:・豊水・明俊・美秋・利久・鴻風=5
37: まんさくや富士山大きく見し朝:持田 清月:=0
38: 雛の家閉じて旅立つ高き空:若西 花菜:・トシエ・沙智=2
39: 偲ぶ人多き故郷つくし摘む:林  紅梅:○清月・紀子・明俊・花菜・美秋=6

40: 待合に雛の額ある無人駅:片山 明俊:○利久○沙智○鴻風・雅・紅梅・紀子・豊水=10計19
41: 果かなさを守る藁苞寒牡丹:石破 利久:・豊水・明俊=2・計15
42: 紅きまま椿の花がぽうたぽた:小森 豊水:・トシエ・千枝=2・計16
43: 札幌は吾が故郷よ雛の日:村岡  雅:・明俊=1・計8
44: 検索の長淵剛卒業歌:谷口 千枝:・トシエ=1・計7
45: 卒業の賑わいの後の寂寥感:山口 沙智:紅梅=1・計6
46: 啓蟄やできたばかりのパンの家:梶  鴻風:・トシエ・清月・千枝=3・計17
47: 上皇の離宮の跡や百千鳥:太田 紀子:紅梅・美秋・千枝・鴻風=4・計16
48: 武家門に今も生き継ぐ門桜:斜木 美秋:雅・紀子・花菜・沙智・鴻風=5・計5
49: 時刻む色あせし母の春帽子:佐藤トシエ:雅・利久=2・計10
50: 早春の朝から酒のバス旅行:持田 清月:・花菜=1・計2
51: 合格を知らせる孫の声弾む:若西 花菜:・沙智=1・計11
52: 古雛気品変はらず凛として:林  紅梅:・豊水=1・計12


総合成績
一 席:19点:片山 明俊さん
二 席:17点:梶  鴻風
三 席:16点:小森 豊水
三 席:16点:太田 紀子
次 席:15点:石破 利久

作品成績
一 席:40: 待合に雛の額ある無人駅:片山 明俊:10点(特3並4)
二 席:29: 結露拭く妻の指先朝日差す:小森 豊水:9点(特2並5)
二 席:7: 形見なる祖母の作りし和紙の雛:梶  鴻風:(並9)
三 席:28: ドローンの飛び立つ河原揚雲雀:石破 利久:6点(特2並2)
三 席:39: 偲ぶ人多き故郷つくし摘む:林  紅梅:(特1並4)





             到着順
村岡 雅選
特 選:29:結露拭く妻の指先朝日差す
鑑 賞:素敵な句が沢山ありましたので困りましたがこの句は景がはっきり見えましたしとても感覚的な句だと思いました。そこがとても好きで選ばせて頂きました。
並 選:7、8、14、18、25、34、40、48、49

林 江梅選
特 撰:18:交際費嵩む家計や山笑う
理 由:我が家も同感です。思わぬ慶弔費や地域の行事や会合に思わぬ経費が嵩みます、陽気な春ともなれば遊行費も嵩みお財布の紐がゆるんでしまい、家計にひびきます。
並 選:4・6・7・15・27・28・40・45・47

太田 紀子選
特 選:25 :航跡の交わり青き海明ける
理 由:瀬戸内海でしょうか。通り過ぎた船の航跡がまじわっている青い海の光景が目に浮かびます。春が近いのでしょう。
並 選:2/7/14/20/29/33/39/40/48

佐藤 トシエ選
特 選:3:雛まつり唄ひし娘祖母となる
鑑 賞:雛まつりの歌をうたっていた児が時を経て母に、そして祖母になった。時の流れと雛段を囲む温かい家族の幸せを感じました。子も孫も男子の私には羨ましい一句でいただきました。
並 選:7・13・18・21・29・38・42・44・46

小森 豊水選
特 選:21番:交差点人と車と木の芽風
理 由:寒さからの開放感がみえました
並 選:2・7・8・13・32・36・40・41・52

片山 明俊選
特 選:28:ドローンの飛び立つ河原揚雲雀
鑑 賞:空高く舞い上がり鳴く雲雀は飛立つ時も下降するときも真っ直ぐ・・・・ドローンを操っている人とせわしく鳴く雲雀が楽しく共生している河原が見えてきます。
 季節と世相を巧く捉えた句と思います。
並 選:2/3/8/15/20/36/39/41/43



石破 利久選
特 選:40:待合に雛の額ある無人駅
鑑 賞:無人駅となった駅ではあるが村人達にとっては懐かしい旅立ちの駅・・・
季節の花や額を飾ったり掃除をして駅舎を大事にしている村人達の優しい心根が伝わってくるいい句です。
並 選:7/14/17/20/24/27/34/36/49

若西 花菜選
特 選:28:ドローンの飛び立つ河原揚雲雀
理 由:鳥の目になって眺める景色はきっと素晴らしいでしょう。季語の揚雲雀が効いていて春ののどかな風景が髣髴とします。
並 選:10・13・15・21・23・29・39・48・50

山口 沙智選
特 選:40:待合に雛の額ある無人駅:
鑑 賞:昔、住み慣れた土地も最近JR.の廃線に名が上がっています。懐かしい場所がどんどんなくなる心細い思いをしています。無人駅の待合室の雛の額に心が和む人がきっと信じています。
並 選:7/10/12/13/21/33/38/48/51

斜木 美秋選
特 選:17:長閑さや交番前に猫眠る
鑑 賞:実に長閑な風景が浮かびます。「交番前に」特に長閑面白いと思います。猫に声をかけると「二ヤ〜」と背伸びしながら欠伸する姿を連想します。
並 選:1、3、12、14、29、30、36、39、47.

持田 清月選
特 選:39:偲ぶ人多き故郷つくし摘む
鑑 賞:この俳句を読み、様々なシチュエーションを感じました。季語の「つくし摘む」がとても良く思いました。
並 選:4:7:14:16:18:27:29:34:46

谷口 千枝選
特 選:19:三月や悲喜交々に彩りて
選 評:私の出した兼題「交」に様々な交流をお詠み頂けて幸せな三月です。ありがとうございます。特選句に私の気持ちを代弁して頂けたと思えるお句を頂きました。
並 選:7・12・19・25・26・28・34・42・46・47


梶 鴻風選                      
  毎月の通り、提出されました4句の中から、最善の句を一人一句抜き出しました。
 此処に掲げた作品を佳吟とし、一行鑑賞をさせて戴きます。

2: 焼立てのピザパイ届く雛の夜:石破 利久:
 上巳の節句といってもこれを食べなければならないものはない。ピザであっても良いのだ。
4: 戦時中雛を米に飢え凌ぐ: 村岡  雅:
 戦時中米と交換できるものならなんでも換えた。その時代があったのを忘れてはならない。
6: 木目込みの雛様の頬ふつくらと:山口 沙智:
「江戸木目込み」というのが正しいそうで、人形を作る一つの手法である。美しい。
13: 雛ご膳家族の笑顔集ひけり:林  紅梅:
 雛御膳といっても蛤の潮汁と菜の花の散らし寿司ぐらいだろうか。家族の笑顔がごちそうだ。
20: 村人の交流の場や冬の寺:梶  鴻風:
 北海道には15村ある。雪に降られると隣町にも行かれない。自分の村の寺が交流の場だ。
25: 航跡の交わり青き海明ける:若西 花菜:
 オホーツク海から流氷が去り、蒼い海が戻ると「海明け」となる。俳意の佳い作品である。
29: 結露拭く妻の指先朝日差す:小森 豊水:○鴻風
 投句の添え書きに「今日、妻が95日ぶりで退院」とあった。この俳句は病院でのものであった。私はご自宅の窓硝子の結露を指先で拭いたものと思い読んでいた。秀吟
31: 遠き日の十五の春や歩数計: 谷口 千枝
 「逆万歩計」があり一日一万歩歩いたら、若さに一日戻れるというなら懸命に歩くのだが。
36: 冴返る小さき港の街明かり:佐藤トシエ:
 島の港は小さい。それでも本道と島を繋ぐ港町は大きくなっていることは聴いてはいるのだが。
40: 待合に雛の額ある無人駅:片山 明俊:○鴻風
 北海道ではこの3月に無人駅が10個消滅した。消滅する前には無人駅となる。その無人駅予備軍が北海道にはたくさんある。お雛様の額が飾られる無人駅。秀吟
47: 上皇の離宮の跡や百千鳥:太田 紀子
 残念ながら離宮を知らない。桂離宮、修学院離宮に行きたい。沢山の鳥が鳴いている。
48: 武家門に今も生き継ぐ門桜:斜木 美秋:
北海道には函館・松前ぐらいにしか武家門はない。そこに咲き継ぐ櫻。美しいだろう。


  17年三月句会作品
Date: 2017-03-06 (Mon)
三月 句写美句会
1 母と娘の父の思ひ出雛納め
2 焼立てのピザパイ届く雛の夜
3 雛まつり唄ひし娘祖母となる
4 戦時中雛を米に飢え凌ぐ
5 映像のトランプ雛は我が家にも
6 木目込みの雛様の頬ふつくらと
7 形見なる祖母の作りし和紙の雛
8 古雛の笛吹く姿笛のなく
9 柳川の吊雛見たしとせがまれて
10 ジャンケンに勝つ児ひな段澄ましをり  
11 階段をそろりと下りる雛祭
12 古代雛ひと時華やぐ老舗かな
13 雛ご膳家族の笑顔集ひけり

14 水仙の香る不在の交番所
15 雪の夜の信号確かむ交差点
16 草と芝交はる公園緑濃し
17 長閑さや交番前に猫眠る
18 交際費嵩む家計や山笑ふ
19 三月や悲喜交々に色彩りて
20 村人の交流の場や冬の寺
21 交差点人と車と木の芽風
22 藪椿目白夫婦は交互吸ひ
23 麗かや手話の手交わす四季の歌
24 菜の花の中に雨降る交差点
25 航跡の交わり青き海明ける
26 春一番じっと待ち居る交差点


27 改装のパン屋の開店牡丹雪
28 ドローンの飛び立つ河原揚雲雀
29 結露拭く妻の指先朝日差す
30 春休み帰省せし孫の大人びる
31 遠き日の十五の春や歩数計
32 子の卒業娘夫婦も誇らしげ
33 啓蟄やパン屋に大きなパンの家
34 春の雷呼吸乱れぬ盲導犬
35 故郷の景色楽しむ遅春かな
36 冴返る小さき港の街明かり
37 まんさくや富士山大きく見し朝
38 雛の家閉じて旅立つ高き空
39 偲ぶ人多き故郷つくし摘む
40 待合に雛の額ある無人駅

41 果かなさを守る藁苞寒牡丹
42 紅きまま椿の花がぽうたぽた
43 札幌は吾が故郷よ雛の日
44 検索の長淵剛卒業歌
45 卒業の賑わいの後の寂寥感
46 啓蟄やできたばかりのパンの家
47 上皇の離宮の跡や百千鳥
48 武家門に今も生き継ぐ門桜
49 時刻む色あせし母の春帽子
50 早春の朝から酒のバス旅行
51 合格を知らせる孫の声弾む
52 古雛気品変はらず凛として

>> 1〜26までで5句選
>>27〜52までで5句選
>>選んだ10句の中から1句特選とし、
>>特選の選評をお書きください。
>>毎月通りです。
>>締め切りを3月10日(金)正午としますが、
>>早いのは助かります。鴻風 



  「句写美104号 俳句写真」の結果
Date: 2017-03-02 (Thu)
「句写美104号 俳句写真」の結果

01::ウインドの雛へ優しき子の語り     石破 利久
02:まばたきを忘れ見入る児五段雛    石破 利久
03:ガラス戸におでこくっつけ雛見つむ   村岡  雅
04:雛持たぬ姉妹が雛段見つめをり    村岡  雅
05:改めて外より眺む雛飾          持田 清月
06:名を呼べど振り向かぬ子等雛飾    持田 清月
07:雛段に夢の架け橋現るる         佐藤トシエ
08:ひなあられ頬張る笑顔の姉妹かな   佐藤トシエ
09:飾り終へ心安らぐ雛かな         太田 紀子
10:雛飾り幼き客の見つめをり        太田 紀子    
11:雛の灯や飲みに行こうよすすきのへ  梶   鴻風
12:正殿より寝殿の灯が好きラブホ街    梶   鴻風

  締め切りは2月末日でしたが、1日伸ばし、3月1日まで待っての結果です。
  今回は鴻風を入れ、6人であった。何とも寂しい限りである。たとえ6人でも
鴻を感動させてくれる作品はなかった。

利久さん:2句では「まばたきを」の句が良いが、平凡であろう。
雅さん:6人の中では雅さんの「ガラス戸に」がよいが、やはり新味がない。
清月さん:やはり平凡。「名を呼べど」が良いと言えば良いが。
トシエさん:「夢の架け橋」が未来にかける男女の子につながって良いが。
紀子さん:この写真でない雛の句であれば、立派な句なのであるが。
鴻風:この男女の子をどう見るかでこの写真は大きく変わるであろう。

 こうした結果、今回は受賞者なしと言うことで、次回に廻したいと思います。
またの機会に挑戦してください。お願いいたします。鴻風


  17年二月句会選評
Date: 2017-02-06 (Mon)
二月 句写美句会
01: 開け放ち鬼追う声の凍てつきぬ:村岡 雅:○豊水・明俊・紀子・花菜・トシ:6
02: 胸中に棲みし悪鬼を追儺(おにやら)ふ:梶 鴻風:明俊・利久・紀子・江梅・花菜・トシ・雅:7
03:鬼打たぬ節分の夜優しける: 小森 豊水:0
04:節分や鬼の父ゐる夢の中:山口 沙智:・江梅・雅:2
05:鬼やらひ泣く児に背中打たれをり:佐藤トシエ:豊水・沙智:2
06:肩脱ぎの裃いなせ豆を撒く:石破 利久:・沙智:1
07:豆を撒くタカラジェンヌの福娘:片山 明俊:千枝・利久・清月・鴻風:4
08:節分の日を得し沼の瑠璃きはむ:林  江梅:・トシ:1
09:節分や秋田に職を求む友:持田 清月:0
10:節分の夕日は高し峽の村:太田 紀子:・豊水・トシ:2
11:節分や石狩挽歌流れゐる:若西 花菜:千枝・清月・雅:3
12:給食の追儺の豆のころころと:谷口 千枝:・花菜:1

13:寒明けや眼鏡新たに買い求む:村岡  雅:○千枝・利久:3
14:風花や眼前を飛ぶ雪の蝶:梶  鴻風:明俊:1
15:冬牡丹霜囲いにも目移りす:小森 豊水:0
16:受験子の目真剣さ未来見て:山口 沙智:・江梅:1
17:風花や乳呑み児の眼母の腕:佐藤トシエ:・紀子・豊水:2
18:正眼に構へる少年寒稽古:石破 利久:○明俊○江梅○トシ○沙智○鴻風・千枝・紀子・花菜・雅:14
19:聞き馴れぬ響きに目覚む雪解水:片山 明俊:・利久:1
20:春暁に目覚め平和でありにけり:林  江梅:千枝・利久・紀子・花菜・清月:5
21:冬終わる目から鱗の離岸流:持田 清月:0
22:春を待ち薄目を開ける雑木山:太田 紀子:・清月・鴻風:2
23:眼差しを伏せて仏像寒の堂:若西 花菜:・沙智:1
24:平成の老老介護目刺焼く:谷口 千枝:○清月○雅・明俊・江梅・豊水・沙智:8

25:立春や好きな花豆煮てをりぬ:村岡  雅:・利久・清月・鴻風:3
26:一月の行く夜を雪の子守歌:梶  鴻風:○紀子:2
27:花びらの肉柔らかに落ち椿:小森 豊水:明俊・紀子:2
28:ストーブに煮豆の鍋をあずけたり:山口 沙智:千枝・明俊・紀子・江梅・花菜:5
29:鮮鋭な画像に紅き梅便り:佐藤トシエ:・江梅:1
30:強東風に出航ひかへる連絡船:石破 利久:千枝・明俊・沙智:3
31:曜日なき暮しに馴れて掘炬燵:片山 明俊:・利久・・江梅・江梅・清月・トシ・雅:6
32:耕して土塊そのまま凍てにけり:林  江梅:○鴻風・千枝・明俊・紀子・花菜・トシ:7
33:ピンポンす孫のお相手春近し:持田 清月:・豊水:1
34:淡き陽に茶筅の竹の寒ざらし:太田 紀子○利久・江梅・トシ・沙智:5
35:早逝きし友に手向けむ寒椿:若西 花菜:・紀子・豊水・雅:3
36:節分の恵方巻作る厨かな:谷口 千枝:・沙智:1

37:節分の子の姿に見る亡夫の影:村岡  雅:0:計12・次
38:二ン月に入るや忙しきつがひ鳥:梶  鴻風:・利久・トシ:2:計12・次
39:追われしを哀れと唱える鬼は内:小森 豊水:・花菜・雅:2:計4
40:つき立てのお餅ふるまふ冬まつり:山口 沙智:・清月・鴻風:2:計10
41:蜜柑汁へへののもへじ浮きだせり:佐藤トシエ:・花菜・鴻風:2:計8
42:雪尾根の重なる秘境湯の煙り:石破 利久:千枝・明俊・江梅・豊水:4:計22・一
43:雪解けの水を集めて湖光る:片山 明俊:・トシ:1:計9
44:侘助やひたすら夫偲ばるる:林  江梅:・豊水・清月・雅:3:計16・二
45:押入の棚を新設寒明ける:持田 清月:・鴻風:1:計2
46:光る湖見ゆる峠に時雨かな:太田 紀子:・豊水:1:計10
47:風邪心地蒲団重ねる午前二時:若西 花菜:千枝・利久・鴻風:3:計11
48:浄土まであと幾日か梅香る:谷口 千枝:○花菜・清月・雅・鴻風:5:計15・三


総合成績
一 席:22点:石破 利久
二 席:16点:林  紅梅
三 席:15点:谷口 千枝
次 席:12点:村岡  雅
次 席:12点:梶  鴻風

作品成績
一 席:18:正眼に構へる少年寒稽古:石破 利久:14点:特5並4
二 席:24:平成の老老介護目刺焼く:谷口 千枝:8点:特2並4
三 席:32:耕して土塊そのまま凍てにけり:林  江梅:7点:特1・並5
三 席:02: 胸中に棲みし悪鬼を追儺(おにやら)ふ:梶 鴻風:7点:並7
次 席:31:曜日なき暮しに馴れて掘炬燵:片山 明俊:6点:並6



谷口 千枝選
特 選:13:寒明けや眼鏡新たに買い求む
理 由:眼鏡は私の必需品。作者はどんな眼鏡を購入されたのでしょうか。季語の使い方も素敵です。因みに私が購入した眼鏡はハズキ・コンパクトラージです。
並 選:7・11・18・20・28・30・32・42・47

片山 明俊選
特  選:18:正眼に構へる少年寒稽古
鑑  賞:裂帛の気合が交錯する警察署の道場を見学したことがあり、警察官に混じり少年少女が厳しい稽古に励んでいるのを見て気圧される思いがしたものです。
この句から真剣な眼差しをした少年剣士の姿が窺えました。
並  選:1・2・14・24・27・28・30・32・42

石破 利久選
特  選:34:淡き陽に茶筅の竹の寒ざらし
鑑  賞:茶道に嗜みの有る方の句か・・・室町時代から一子相伝とされる奈良高山の茶筅は十一月から二月に掛けて切り出された淡竹を前処理し寒の太陽に晒して材料とされるとか・・・珍しき句材の句として頂きました。
並  選:2・7・13・19・20・25・31・38・47

太田 紀子選
特 選:26: 一月の行く夜を雪の子守歌
鑑 賞:雪がしんしんと降る1月の夜、温かい静かな部屋で赤ちゃんに子守歌を歌って寝かしているお母さんが思い浮かびます。
並 選:1/2/17/18/20/27/28/32/35

林 江梅選
特 選:18:正眼に構える少年寒稽古
鑑 賞:寒風に耐えながら口を一文字に結び相手の眼に向け堂々と構えて、敵を責め打つ少年の姿勢に感動しました。正目は「正眼」が良いのではないかと思いましたが・・・
並選 2・4・16・24・28・29・31・34・42
 
小森 豊水選
特 選:1番:開け放ち鬼追ふ声の凍てつきぬ
理 由:凍てつく闇へ追われる鬼の哀れさも思われました。 私はいつも鬼に同情してしまいます。
並選:5・10・17・24・33・35・42・44・46
________________________________________

若西 花菜選
特 選:48:浄土まであと幾日か梅香る
理 由:限りある命、いつ絶えるのか知ることはできないけれども生かされていることを思い生きていることの役割を考えることも多くなりました。周りにも危うい人たちが多くなり否応なく寂しい気持ちになります。そんな心境を表現されていて共感しました。
並 選:1・2・12・18・20・28・32・39・41

持田 清月選
特 選:24:平成の老々介護目刺焼く
理 由:平成も二九年目に入ってしまいました。どうやら後一・二年で終わりそうですが。 平成になったときに四十代だった人が七十代になって、介護される人する人になっている。人口構成の変化に制度が追いつかない現実。季語の「目刺焼く」が効いていると思います。
並 選:7:11:20:22:25:31:40:44:48

佐藤 トシエ選
特 選:18:正眼に構へる少年寒稽古
鑑 賞:正眼の構えの鋭さに寒の厳しさが加わり、少年の凛とした立ち姿がより良く見えてきました。稽古の打ち合う音が寒に響きいるようでいただきました。
並 選:1・2・8・10・31・32・34・38・43

村岡  雅選
特 選:24:平成の老々介護目刺焼く
鑑 賞:最近老老介護の事が社会の問題として取り上げられる事が多いのですが19年前に夫を亡くし一人暮らす私は二人で過ごす老いてからの思いやりとか労わりあって
暮らしている様子が、目刺焼くから感じられて、特選にいただきました。  
並 選:2、4、11、18、31、35.39、44、48、

山口 沙智選
特 選:18:正眼に構へる少年寒稽古:
鑑 賞:剣道の寒稽古は、長男が通っていた小学校の体育館で見たことがあります。市内を構えて、蹲踞の姿勢になったとき、可愛くて涙が出そうになりました。長男は高校2年でアメリカへ一年間留学し、二段でけんどうを辞めましたが、大人になっても剣道は続けて居てほしかったと今でも思っています。
並 選:5/6/23/24/30/34/36/42/47


梶  鴻風選 入選・特選句評
07:豆を撒くタカラジェンヌの福娘:片山 明俊:
・成田山新勝寺の力士が撒くのも良いがタカラジェンヌが撒くのは華やかさがありますね。
18:正眼に構へる少年寒稽古:石破 利久:      ○特選
・愚息は中学3年生の時「我が誇れるもの」という題で作文に応募して最高位賞を獲得した。内容は幼稚園から中学3年生まで練習に通ったことであった。そのことを想った。
22:春を待ち薄目を開ける雑木山:太田 紀子:
・この句も特選としたかった中七から座五にかけての感覚が素晴らしいですね。
25:立春や好きな花豆煮てをりぬ:村岡  雅:
・俳句は平凡な生活の中から生まれるものである。煮豆の香りが漂っている。おいしそう。
27:花びらの肉柔らかに落ち椿:小森 豊水:
・本州では椿の花の季節なのだ。東京に出て3月に紅椿の上に雪が降った。美しかった。
32:耕して土塊そのまま凍てにけり:林  江梅: ○鴻風
・立春が過ぎてから寒さがぶり返すことがある。冴え返ると言われて居る。江梅さんが冬耕なさっているとも想えないが、お近くの畑ででも見た光景なのであろう。すばらしい。
40:つき立てのお餅ふるまふ冬まつり:山口 沙智:
・同じ恵庭に住んでいながら、つきたての餅を振る舞う祭りに出会ったことがない。
41:蜜柑汁へへののもへじ浮きだせり:佐藤トシエ:
・炙り出しといい、蜜柑の汁や明礬水で絵や文字を書きストーブに炙るのだ。楽しい句。
45:押入の棚を新設寒明ける:持田 清月:     
・清月さんは何をやっても器用な方と思う。押入の棚を作ってもきちんとした棚であろう。
47:風邪心地蒲団重ねる午前二時:若西 花菜:   
・北海道の冬は、―15度から20度となる。寒さを覚えて真夜中に布団を重ねるのだ。
48:浄土まであと幾日か梅香る:谷口 千枝:
・この句「幾日や」であれば、文句なく特選で頂いたであろう。ご主人を思う千枝さんである。
 
・いつも通り、提出されてきた4句の中で最も良い句を、一句選び入選とし、さらにその中から特選を選び出している。
・この句会ばかりではなく、毎日の教室でも、助詞の使い方を惜しいと思う場合が見受けられるのだ。
・特に一句の最後で間投助詞[や/よ/を/ゑ]で終わってはいけない。間投助詞ばかりではなく、俳句では終助詞[か/な/や/よ/は/とも]などで終わってもいけないのです。
・なぜいけないかというと、形が壊れ、リズムが確実に悪くなります。やはり、俳句は動詞か名詞で終わらないとならないでしょう。



  17年二月句会作品
Date: 2017-02-02 (Thu)
  二月 句写美句会

1 開け放ち鬼追う声の凍てつきぬ 
2 胸中に棲みし悪鬼を追儺(おにやら)ふ
3 鬼打たぬ節分の夜優しける
4 節分や鬼の父ゐる夢の中
5 鬼やらひ泣く児に背中打たれをり
6 肩脱ぎの裃いなせ豆を撒く
7 豆を撒くタカラジェンヌの福娘
8 節分の日を得し沼の瑠璃きはむ
9 節分や秋田に職を求む友
10 節分の夕日は高し峽の村
11 節分や石狩挽歌流れゐる
12 給食の追儺の豆のころころと
13 寒明けや眼鏡新たに買い求む
14 風花や眼前を飛ぶ雪の蝶
15 冬牡丹霜囲いにも目移りす
16 受験子の目真剣さ未来見て
17 風花や乳呑み児の眼母の腕
18 正眼に構へる少年寒稽古
19 聞き馴れぬ響きに目覚む雪解水
20 春暁に目覚め平和でありにけり
21 冬終わる目から鱗の離岸流
22 春を待ち薄目を開ける雑木山
23 眼差しを伏せて仏像寒の堂
24 平成の老老介護目刺焼く

 1〜24番までで5句選句願います

25 立春や好きな花豆煮てをりぬ
26 一月の行く夜を雪の子守歌
27 花びらの肉柔らかに落ち椿
28 ストーブに煮豆の鍋をあずけたり
29 鮮鋭な画像に紅き梅便り
30 強東風に出航ひかへる連絡船
31 曜日なき暮しに馴れて掘炬燵
32 耕して土塊そのまま凍てにけり
33 ピンポンす孫のお相手春近し
34 淡き陽に茶筅の竹の寒ざらし
35 早逝きし友に手向けむ寒椿
36 節分の恵方巻作る厨かな
37 節分の子の姿に見る亡夫の影 
38 二ン月に入るや忙しきつがひ鳥
39 追われしを哀れと唱える鬼は内
40 つき立てのお餅ふるまふ冬まつり
41 蜜柑汁へへののもへじ浮きだせり
42 雪尾根の重なる秘境湯の煙り
43 雪解けの水を集めて湖光る
44 侘助やひたすら夫偲ばるる
45 押入の棚を新設寒明ける
46 光る湖見ゆる峠に時雨かな
47 風邪心地蒲団重ねる午前二時
48 浄土まであと幾日か梅香る

  25〜48番までで5句選でお願いします。
  10句選んだ中から特選一句を選び、鑑賞文をお書きください。
  選句締め切りを6日(月)正午までにお願いいたします。
 


  17年一月句会選評
Date: 2017-01-09 (Mon)
17年一月 句写美句会

1:ちち、ははの佛花に買へり黄水仙:梶  鴻風:・紀子・沙智・花菜・3
2:水仙花配る笑顔のミス淡路:片山 明俊:○トシエ・利久・清月・花菜・5
3:黒潮のうねる外房野水仙:石破 利久:・雅・豊水・紀子・江梅・千枝・明俊・鴻風・7
4:柴竹園水仙球根買い求め:山口 沙智:・0
5:こつこつと赤きパンプス野水仙:持田 清月:・0
6:海峡を見下ろし揺れる水仙花:小森 豊水:・紀子・明俊・2
7:荒磯の水仙ふるへやまざリし:林  江梅:・雅・清月・2
8:室咲きの水仙松に添え挿しぬ:岡村 雅:・トシエ・1
9:ヴィオロンの生演奏や室の花:太田 紀子:○江梅○鴻風・千枝・沙智・利久・清月・8
10:水仙を土産に西の友来たる:若西 花菜:・沙智・1
11:岬へと続く道なりの水仙:谷口 千枝:・花菜・1

12:買初めの長靴子供と同じ色:梶 鴻風:・紀子・明俊・2
13:振袖の異人の娘らの初詣:片山 明俊:・沙智・利久・2
14:初産の牛の涙や冬ぬくし:石破 利久:○千枝・雅・豊水・紀子・江梅・清月・花菜・8
15:初売り雑踏の中娘と歩む:山口 沙智:・0
16:鳩歩く垣根の根方初御空:持田 清月:・千枝・鴻風・2
17:病窓に老婦が拝む初日の出:小森 豊水:・沙智・明俊・花菜・トシエ・4
18:生きている証を記する初日記:林  江梅:・雅・利久・2
19:初鏡母似の老女湯気に消え:村岡  雅:○豊水・江梅・千枝・4
20:白鷺の峰を越え行き初御空:太田 紀子:・豊水・明俊・利久・トシエ・4
21:初日の出テレビに拝すダイヤ富士:若西 花菜:・0
22:初夢の母は白寿で絵筆持つ:谷口 千枝:・雅・豊水・江梅・清月・鴻風・トシエ・6

23:寒に入る朝騒がしき群雀:梶  鴻風:・豊水・1
24:一句得て清しく聞けり除夜の鐘:片山 明俊:○利久・豊水・沙智・花菜・鴻風・トシエ・7
25:円安に値を上ぐ灯油寒に入る:石破 利久・江梅・千枝・明俊・清月・4
26:正月の大学駅伝ドラマあり:山口 沙智:・花菜・1
27:梅早し少女自慢の一輪車:持田 清月:○雅・2
28:暖かく明るく目出度きお正月:小森 豊水:・トシエ・1
29:新た携へ越さむ老ひの坂:林  江梅:・紀子・千枝・沙智・明俊・利久・5
30:風邪篭るうちに過ぎたる三が日:村岡  雅:・江梅・1
31:笹鳴きや日の斑の揺れる竹林:太田 紀子:・豊水・1
32:初泣きや孫を甘噛む獅子頭:若西 花菜:○紀子○鴻風・雅・豊水・千枝・沙智・トシエ・9
33:はらからと仰ぐ大空淑気満つ:谷口 千枝:清月・1

34:新年の大湖を蹴立て鳥発てり:梶  鴻風:・雅・江梅・千枝・明俊・利久・花菜・トシエ7計13
35:巻紙の祖父の手紙や年用意:片山 明俊:・0計14
36:実南天彩る庭の門跡寺:石破 利久:○明俊・雅・紀子・清月・5計24
37:お笑ひに暫しの休憩受験生:山口 沙智:・鴻風・1計2
38:自転車の光りしスポーク淑気満つ:持田 清月・千枝・1計5
39:海の風山越え行けり島の冬:小森 豊水:・江梅・利久・鴻風・3計15
40:瀬戸内の視野かぎりなく初み空:林 江梅:○清月・雅・沙智・鴻風・トシエ6計15
41:お年玉渡す子等の名記しをり:村岡 雅:○花菜・鴻風・3計9
42:盲導犬女坂行く二日かな:太田 紀子:・江梅・明俊・利久・3計16
43:書初めを書き終へ子らの安堵顔:若西 花菜:○沙智・2計12
44:火の島を背負ふ家族や初写真:谷口 千枝:・豊水・紀子・清月・花菜・4計12

総合成績
一 席:石破 利久:総合24点
二 席:太田 紀子:総合16点
三 席:小森 豊水:総合15点
三 席:林  江梅:総合15天 

作品成績
一 席:32:初泣きや孫を甘噛む獅子頭:若西 花菜:9点(特2並5)
二 席:9:ヴィオロンの生演奏や室の花:太田 紀子:8点(特2並4)
二 席:14:初産の牛の涙や冬ぬくし:石破 利久:8点(特1並6)
三 席:3:黒潮のうねる外房野水仙:石破 利久:7点(並7)
三 席:24:一句得て清しく聞けり除夜の鐘:片山 明俊:7点(特1並5)
三 席:34:新年の大湖を蹴立て鳥発てり:梶  鴻風:7点(並7)


選 者(作品・選句共到着順)
村岡 雅選
特 選: 27(特選) 梅早し少女自慢の一輪車
理 由:22番の句と27番の句とどちらを特選にしようか悩みましたが、春らしくとても明るい句で少女の活気がよく出ていていると思いました。好きな句なので特選にいただきました。        
並 選:3・7・14・18・22・32・34・36・40

小森 豊水選
特 選;19番;初鏡母似の老女湯気に消え
理 由;初化粧している鏡に写るお母さんに似たお顔、鏡を見ている娘さんも年を経てお母さんの面影が見えているのでしょう。母娘の強い絆が思われる良い句と思います。
並 選;3・14・20・22・23・24・31・32・44
        
太田 紀子選
特 選:32 :初泣きや孫を甘噛む獅子頭
理 由:獅子頭に少し噛まれて、今年初めて大泣きをするお孫さん。獅子頭は、怖かったでしょうけど、元気で可愛いいですね。
並 選:1、3、6、12、14、29、30、36、44

林 江梅選
特 撰:9:ヴィオロンの生演奏や室の花
理 由:やわらかで美しい音色の、ヴィオロンと下五の室の花の取り合わせがとても良いと思います。華やかな室咲きの花が飾られている場内でヴィオロンの生演奏の光景が浮かび素適な俳句と思いました。
並 選:3・14・19・22・25・30・34・39・42   

谷口 千枝選
特 選:14:初産の牛の涙や冬ぬくし
理 由:母牛の頑張りがわかり季語に作者の優しい気持ちを感じました。
並 選:3/9/16/19/25/29/32/34/38

山口 沙智選
特 選:43:書初めを書き終へ子らの安堵顔
理 由:亡夫は書道が得意で勤務校の体育館に毛皮を敷き詰め書道展の作品作りに夏休みも冬休みも頑張っていました。生徒達はどの作品展にも出品し、素晴らしい生を受けていました。どの子も一つの課題を仕上げると、それまでの緊張から一変して安堵顔になったことが思い出されました。
並 選:1/9/10/13/17/24/29/32/40

片山 明俊選 
特  選:36:実南天彩る庭の門跡寺
鑑  賞:京都の立派な門跡寺(青蓮院)などを想像します。花の少ない季節に実南天が鮮やかな赤い実と緑の葉で庭を彩って状景が見えてきます。一読して清々しさを感じました。
並  選:3・6・12・17・20・25・29・34・42  
      
石破 利久選
特  選:24:一句得て清しく聞けり除夜の鐘 鑑  賞: 今年の締め括りに一句と思うもなかなか様にならず苦吟するも、漸く一句得て清々しい思いで除夜の鐘を聞くことが出来たいいう素直な句に感じ入りました。
並  選:2・9・13・18・20・29。34・39・42

持田 清月選
特 選:40:瀬戸内の視野限りなく初み空
理 由:中七の「視野限りなく」がなかなか言えそうで言えないと思いました。上五の瀬戸内としたところも味があると思いました。瀬戸内海を見渡したことはありませんが、見たきになってしまうような雰囲気があると思いました。
並 選:2:7:9:14:22:25:33:36:44

若西 花菜選
特 選:41:お年玉渡す子等の名記しをり
理 由:お年玉を貰いに年に一回くる子や孫たちにお年玉を用意する年末の様子や、年が明けての様子までも想像することができて暖かい気持ちになりました。
並 選:1・2・11・14・17・24・26・34・44

佐藤トシエ選
特 選:2:水仙花配る笑顔のミス淡路
鑑 賞:水仙の便り、笑顔のミス淡路に、新年の幕開けといち早い春を迎えるのに心温まる句として戴きました。色々なお花のミスがいますが、ミス淡路が一番早く花の便りを届けてくれるのでしょうか。三月まで雪の中での生活の私は句で癒されます。
並 選:・8・17・20・22・24・28・32・34・40


梶 鴻風選 一行鑑賞
3:黒潮のうねる外房野水仙:石破 利久:
・房総半島も外房で見た水仙の花。黒潮、外房と言う男性的な語に季語の「水仙」が可憐。
9:ヴィオロンの生演奏や室の花:太田 紀子:特選
・ヴィオロンはフランス語でのバイオリンの事だが、コンサートの他、ホテルや図書館、公民館などで、小規模の演奏会をやって居ることがある。季語の「室の花」がふさわしい。
16:鳩歩く垣根の根方初御空:持田 清月:
・「鳩歩く垣根の根方」と「御空」とのかけ離れた天と地。これらを結びつけた手柄は偉大。
22:初夢の母は白寿で絵筆持つ:谷口 千枝:
・「母は白寿」に目を奪われ、お母さんは白寿なんだと思ったが「初夢」に現実に戻された。
24:一句得て清しく聞けり除夜の鐘:片山 明俊:
・天与の一句を得た。その時に除夜の鐘が聞こえてきたのだ。今年も始まるのだ。
32:初泣きや孫を甘噛む獅子頭:若西 花菜:特選
・花菜さんの所に何人のおられるのかは知らないが、可愛いお孫さんがおられてもおかしくはない。獅子舞が新年に回ってきて咬まれたか、初詣でに出掛けての点描かとも思う。
37:お笑ひに暫しの休憩受験生:山口 沙智:
・沙智さんのお孫さんは大学受験のため猛勉強しているのだ。時には頭休めも必要だ。
39:海の風山越え行けり島の冬:小森 豊水:
・諭鶴虫R(607m)を越えて、海からの風が吹き渡っている淡路島なのであろう。雄大。
40:瀬戸内の視野かぎりなく初み空:林  江梅:
・神戸から瀬戸内海を見たときなんと穏やかだろうと思った。海の隅隅までが初み空だ。
41:お年玉渡す子等の名記しをり:村岡  雅:
・ポチ袋の一つ一つにお年玉を渡す子供達の名を書いているのだ。祖母役も大変だ。





  17年一月句会作品
Date: 2017-01-06 (Fri)
1 ちち、ははの佛花に買へり黄水仙
2 水仙花配る笑顔のミス淡路
3 黒潮のうねる外房野水仙
4 柴竹園水仙球根買い求め
5 こつこつと赤きパンプス野水仙
6 海峡を見下ろし揺れる水仙花
7 荒磯の水仙ふるへやまざリし(淡路島の野水仙群落)
8 室咲きの水仙松に添え挿しぬ
9 ヴィオロンの生演奏や室の花
10 水仙を土産に西の友来たる
11 岬へと続く道なりの水仙

12 買初めの長靴子供と同じ色
13 振袖の異人の娘らの初詣
14 初産の牛の涙や冬ぬくし
15 初売り雑踏の中娘と歩む
16 鳩歩く垣根の根方初御空
17 病窓に老婦が拝む初日の出
18 生きている証を記する初日記
19 初鏡母似の老女湯気に消え
20 白鷺の峰を越え行き初御空
21 初日の出テレビに拝すダイヤ富士
22 初夢の母は白寿で絵筆持つ

23 寒に入る朝騒がしき群雀
24 一句得て清しく聞けり除夜の鐘
25 円安に値を上ぐ灯油寒に入る
26 正月の大学駅伝ドラマあり
27 梅早し少女自慢の一輪車
28 暖かく明るく目出度きお正月
29 年新た携へ越さむ老ひの坂
30 風邪篭るうちに過ぎたる三が日
31 笹鳴きや日の斑の揺れる竹林
32 初泣きや孫を甘噛む獅子頭
33 はらからと仰ぐ大空淑気満つ

34 新年の大湖を蹴立て鳥発てり
35 巻紙の祖父の手紙や年用意
36 実南天彩る庭の門跡寺
37 お笑ひに暫しの休憩受験生
38 自転車の光りしスポーク淑気満つ
39 海の風山越え行けり島の冬
40 瀬戸内の視野かぎりなく初み空
41 お年玉渡す子等の名記しをり
42 盲導犬女坂行く二日かな
43 書初めを書き終へ子らの安堵顔
44 火の島を背負ふ家族や初写真

1〜22までで5句選
23〜44までで5句、計10句選んでください。
その10句の中から、1句特選にして、
特選理由を、お書きください。お願いいたします。

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