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1ページ目に最新〜7件の新着情報、2ページ目に過去8件〜60件の新着情報が記載されます。



  19年一月句会選句と鑑賞文
Date: 2019-01-05 (Sat)
19年一月句会
1:亥の年や平成最後の年新た:梶  鴻風:・弘務・利久:2
2:年新た白寿の義母の挨拶で:池窪 弘務:・明俊‣花菜・鴻風:3 
3:災厄を乗り切る民や年新た:片山 明俊:○利久・弘務・富子・清月:5
4:賜はりし余命携へ年迎ふ:石破 利久:○明俊○雅・純子・喜久代・紀子・清月‣花菜・鴻風:10
5:年新た穏やかな朝の目覚めなり:山口 沙智:・喜久代:1
6:千の風迎えし橋や初御空:谷口 千枝:・沙智:1
7:一歩踏む膝を確かめ年新た:柴田喜久代:・明俊・清月:2
8:新年の清められたる居間広し:村岡 雅:・喜久代‣花菜:2
9:篝火に人の集まる初詣 :太田 紀子:・沙智・鴻風:2
10:九十四回の新年数ふ父:佐川 富子:・鴻風:1
11:若水や携帯電話の着信音:持田 清月:○鴻風・利久・紀子・雅:5
12:できることを並べ数へつ年明くる:若西 花菜:・弘務:1
13:初凧の伝統懐かし昭和の子:斜木 美秋:・純子・千枝・雅:3
14:喜寿傘寿万寿で祝ふ年始め:岩渕 純子:○沙智・富子:3

15:福だるま眉毛太きは父に似て:梶  鴻風:○紀子・純子・弘務‣花菜:5
16:福の神また通り過ぐ大晦日:池窪 弘務:・純子・利久:2
17:福耳の卒寿の翁初笑ひ:片山 明俊:・千枝・利久・沙智:3
18:福相の地蔵の肩へ初雀:石破 利久:・明俊・千枝・紀子:3
19:豆腐屋の福袋買ふ三ヶ日:山口 沙智:・純子・富子:2
20:夫夫の幸福論や福寿草:谷口 千枝:・雅:1
21:姉を訪ひ恙を問うて福寿草:柴田喜久代:0
22:盛り場の福引の鐘大当たり:村岡 雅:・喜久代:1
23:福引きの鐘のよく鳴る最終日:太田 紀子:・喜久代:1
24:吾輩は福猫であると炬燵猫:佐川 富子:・千枝・弘務・紀子・雅:4
25:福詣去年と同じ人と会ふ:持田 清月:・富子:1
26:大福茶しみじみ服すお元日:若西 花菜::富子:1
27:福袋平成最後の売り出され:斜木 美秋:・鴻風:1
28:今日からの二世帯暮らし福寿草:岩渕 純子:○鴻風・千枝・明俊・清月‣花菜・沙智:7

総合成績:
一 席:片山 明俊:18展
一 席:岩渕 純子:18点
二 席:石破 利久:17点
三 席:柴田喜久代:11点
三 席:太田 紀子:11点
三 席:村岡  雅:11点


29:大福茶いただき恙なき夫婦:梶 鴻風:・紀子:1
30:ストーブでコッペパン焼く昭和かな:池窪 弘務:・紀子・雅:2
31:熱燗や俄か政治家ゐる屋台:片山 明俊:○千枝・弘務・喜久代・利久・清月‣花菜・喜久代:8
32:独楽廻し得意の兄の若白髪:石破 利久:・片山・紀子:2
33:玄関にミニ羽子板置き亥年なり:山口 沙智:・千枝・雅・鴻風:3
34:「千」の字を継ぎゆく我が名福寿草:谷口 千枝:○富子・明俊:3
35:投光に浮かぶ雪の夜救急車:柴田喜久代:・千枝・利久・紀子・雅:4
36:初鏡老いの笑顔におめでとう:村岡  雅:○純子・弘務・明俊・富子・清月:6
37:枯れ菊の花に黄色の残りをり:太田 紀子:・喜久代‣花菜:2
38:先達の歩み味はふ初句会:佐川 富子:・沙智:1
39:数の子と遊びし奥歯六地蔵:持田 清月:・純子・千枝・鴻風:3
40:獅子頭中には若き男ゐて:若西 花菜:・純子・喜久代・鴻風:3
41:老婦夫向かい合いての雑煮膳:斜木 美秋:・純子:1
42:微かなる遠寺の鐘年惜しむ:岩渕 純子:0

43:老人にナイトキャップの毛糸帽:梶 鴻風:‣花菜:1:計9
44:鶺鴒の細き足踏む冬野かな:池窪 弘務:・清月:1:計8
45:カタログに惹かる洋風節料理:片山 明俊:・利久・喜久代:2:計18
46:力むより祈りつ撞けよ除夜の鐘:石破 利久:・明俊・雅:2:計17
47:お年玉アニメの袋に迷ひつつ:山口 沙智:0:計6
48:何もかもプラス思考や初日記:谷口 千枝:・清月・沙智・鴻風:3:計8
49:真白なる枡目に無限初暦:柴田喜久代:○花菜・弘務・清月・鴻風:5:計11
50:お雑煮は味噌味丸餅関西風:村岡  雅:・富子・鴻風:2:計11
51:初御空杉の森より雲の湧く:太田 紀子:・純子・千枝・弘務・明俊・利久・富子:6:計11
52:体調を問ふ友のあり去年今年 佐川 富子:‣花菜・沙智:2:計8
53:広告を折りてゴミ箱炬燵蜜柑:持田 清月:・雅:1:計9
54:新雪に大の字二つ旅の人:若西 花菜:・利久・富子・沙智:3計:8
55:恋し娘に正月小袖似合う杜:斜木 美秋:0:計5
56:御破算にできないままに除夜の鐘:岩渕 純子:○弘務○喜久代〇清月・紀子・沙智:8:計18

作品成績
一 席:4:賜はりし余命携へ年迎ふ:石破 利久:10点(特2並6)
二 席:56:御破算にできないままに除夜の鐘:岩渕 純子:8点(特3並2)
二 席:31:熱燗や俄か政治家ゐる屋台:片山 明俊:8点(特1並6)
三 席:28:今日からの二世帯暮らし福寿草:岩渕 純子:7点(特1並5)





岩渕 純子選
特 選:36:初鏡老いの笑顔にありがとう
鑑 賞:普段鏡はなるべく見ない。見たくもない皺やシミ顔に出会いたくないから。でも年の初めぐらい鏡にいい顔してみよう。笑顔でおめでとうといってみよう。今年は良い年になりますように、笑顔で過ごせますように!元気のでる句です。
並 選:4,13,15,16,19,39,40,41,51

谷口 千枝選
特 選:31:熱燗や俄か政治家ゐる屋台
鑑 賞:俄か政治家が日本の各地にいると思います。熱燗を飲みつつ屋台で政治への不満を言える幸せな人のいる景色。いいですね。
並 選:13・17・18・24・28・33・35・39・51

池窪 弘務選
特 選:56:御破算にできないままに除夜の鐘
鑑 賞:何もかもご破算にして新年を迎えたい。でも、そうはいかないのが人の常で
す。新しい年もやっぱり何もかも引きずって生きていかねばなりません。除夜の鐘が
言い得て妙だと思いました。
並 選:1.3.12.15.24.31.36.49.51

片山 明俊選
特 選:4:賜はりし余命携へ年迎ふ
鑑 賞:天与の人生にはいろんな試練が・・昭和一桁生まれには疎開・戦争・空襲・飢餓・天災など        数多くの試練のなかよくぞこの歳まで生きて来たという思ひが共通してをり即ち余生として        与えられた新たな年への感謝と感慨が込められている句として頂きました。
並 選:2・7・18・28・32・34・36・46・51

石破 利久選
特 選:3:災厄を乗り切る民や年新た
鑑 賞:昨年の西日本は思わぬ大阪北部地震に暴風雨加へて岡山の大水害などなど防ぎようのない天災
に見舞われました。それらの被害を乗り越え復興に励む人達とボランテアの人びとの姿に感動し         エールを送り新しい年への出発を激励したくなる句と受けとめました。
並 選:1・11・16・17・31・35・45・51・54

佐川 富子選
特 選:34:「千」の字を継ぎゆく我が名福寿草
鑑 賞:途切れずにつながっていくなんて素晴らしいですね。「千」という字も素敵ですね。福寿草と共にお正月らしいめでたい句だと思いました。
並 選:3.14.19.25.26.36.50.51.54

柴田喜久代選
特 選:56:御破算にできないままに除夜の鐘
鑑 賞:許せなかったことに多少の悔いを残しての年越し、その様子が優しく表現されているところに引かれました。
並 選:4、5、8、22、23、31、37、40、45、

太田 紀子選
特 選:15 :福だるま眉毛太きは父に似て
特 選:眉毛の太い福だるま、その眉毛が父親に似ているなんて、ほのぼのとした感じがします。きっと、育った環境が、穏やかないい家庭だったのだと思います。
並 選:4、11、18、24、29、30,32、35、56

持田 清月選
特 選:56:御破算にできないままに除夜の鐘
特 選:とても人間らしく思わず納得してしまいました。俳句はきれいな物をきれいに読みがちですが、このように詠まれると、はっとします。
並 選:3:4:7:28:31:36:44:48:49
 
村岡 雅選
特 選:4:賜りし余命携え年迎ふ
鑑 賞:この句は今の私の気持ちそのままを詠まれていますので特選に頂きました。 
並 選:11.13.20.24.30.33.35.46.53.

若西 花菜選
特 選:49 真白なる升目に無限初暦
鑑 賞:新年の計画を立てようという改まった意気込みや可能性を持つことの大切さを指摘されたように感じました。いろいろなことで後ろ向きになっていますがそれを跳ねのけることが必要なのでしょうね。心したいと思って選ばせていただきました。
並 選:2・4・8・15・28・31・37・43・52

山口 沙智選
特 選:14:喜寿傘寿万寿で祝ふ年始め
鑑 賞:高齢のご兄弟がご夫婦そろって集まり年始のお祝いをしていらっしゃるのですね。私が実家に帰ると兄や妹たちが集まってくれるのを思い出し掲句をいただきました。
並 選:6,9,17,28,38,48,52,54,56





梶  鴻風選 一行鑑賞:集計に時間がかかり鑑賞文ができていません。夜までには書きます。
1:亥の年や平成最後の年新た:梶  鴻風:
>自分の句を入れるのは、人数を落としていないかの確認なんです。^^ 
2:年新た白寿の義母の挨拶で:池窪 弘務:
>「白寿」とは99歳のこと。お元気で「百賀の祝い」をお迎えしていただきたい。めでたい限りです。
4:賜はりし余命携へ年迎ふ:石破 利久:
>利久さんは86歳になると暮れにお聞きした。百寿まではまだまだ。人生百歳といわれています。
9:篝火に人の集まる初詣 :太田 紀子:
>なにか由緒のある神社のように思われます。それは「篝火」という言葉から来る響きでしょう。
10:九十四回の新年数ふ父:佐川 富子:
>94歳のご父君。単純に数えても大正生まれのお方。大正・昭和・平成・?。四代に渡ってとは尊い。
11:若水や携帯電話の着信音:持田 清月:○鴻風
>若水と携帯電話とのギャップが面白い。「若水」とは除夜の鐘が鳴り終わるのを待って年男が井戸や川から水を汲み上げ、その水で雑煮を焚き神仏に供える古くからの習わしであり、その若水を清月さんが組まれているのであろう。そこへ携帯電話の音がけたたましくなった。昔では考えられない光景である。
17:福耳の卒寿の翁初笑ひ:片山 明俊:
>一月句会は年齢に関する句が多い。卒寿とは90歳。ここにもお元気なお方がいる。あやかりたい。
27:福袋平成最後の売り出され:斜木 美秋:
>鴻もだが平成最後の句も多かった。福袋を中国人が買占め、それをばらして中国に送り儲けるとか。
28:今日からの二世帯暮らし福寿草:岩渕 純子:○鴻風
>4番の利久さんの句と、28番のこの純子さんの句とどちらを特選にしようか迷った。暮れになってから、お子さん夫婦がやってきて一緒に住むことになったとおっしゃっていた。二世帯一緒に住むとそれなりの気苦労もあろうかとも思われるが、楽しみもまた倍増するであろう。楽しくなりましょう。
33:玄関にミニ羽子板置き亥年なり:山口 沙智:
>沙智さんから暮れに20pほどの干支のミニ羽子板をいただいた。三が日玄関に飾った。
40:獅子頭中には若き男ゐて:若西 花菜:
>新年に獅子頭を持ち角付けして歩いたいたが今では見られない。だが歴史ある小樽にはあるのだろう。
48:何もかもプラス思考や初日記:谷口 千枝:
>人間はとかくマイナス思考でものを考えるが、千枝さんはプラス思考で物事を考えるのだ。見習おう。
49:真白なる枡目に無限初暦:柴田喜久代:
>一月句会から参加された。それで総合三席とは素晴らしい。今後も続けていただきたい。おめでとう。
50:お雑煮は味噌味丸餅関西風:村岡  雅:
>村岡さんの故郷はどこであろう。北海道は四角い餅だが丸餅とは作るのに面倒だと思うのだが。

 毎月の句会が14人とは、なんと少なくなったことであろう。寂しいと思う。
どなたか会員をお誘いくださり、20名程度の句会にしたいとは思うのだが、ご協力をよろしくお願いいたします。



  19年一月句会作品
Date: 2019-01-03 (Thu)
19年一月句会
1 亥の年や平成最後の年新た
2 年新た白寿の義母の挨拶で
3 災厄を乗り切る民や年新た
4 賜はりし余命携へ年迎ふ
5 年新た穏やかな朝の目覚めなり
6 千の風迎えし橋や初御空
7 一歩踏む膝を確かめ年新た
8 新年の清められたる居間広し
9 篝火に人の集まる初詣
10 九十四回の新年数ふ父
11 若水や携帯電話の着信音
12 できることを並べ数へつ年明くる
13 初凧の伝統懐かし昭和の子
14 喜寿傘寿万寿で祝ふ年始め
15 福だるま眉毛太きは父に似て
16 福の神また通り過ぐ大晦日
17 福耳の卒寿の翁初笑ひ
18 福相の地蔵の肩へ初雀
19 豆腐屋の福袋買ふ三ヶ日
20 夫夫の幸福論や福寿草
21 姉を訪ひ恙を問うて福寿草
22 盛り場の福引の鐘大当たり
23 福引きの鐘のよく鳴る最終日
24 吾輩は福猫であると炬燵猫
25 福詣去年と同じ人と会ふ
26 大福茶しみじみ服すお元日
27 福袋平成最後の売り出され
28 今日からの二世帯暮らし福寿草

1〜28で5句選
29〜56で5句選
合計10句選の中から、特選一句を選び鑑賞文をお書きください。

29 大福茶いただき恙なき夫婦
30 ストーブでコッペパン焼く昭和かな
31 熱燗や俄か政治家ゐる屋台
32 独楽廻し得意の兄の若白髪
33 玄関にミニ羽子板置き亥年なり
34 「千」の字を継ぎゆく我が名福寿草
35 投光に浮かぶ雪の夜救急車
36 初鏡老いの笑顔におめでとう
37 枯れ菊の花に黄色の残りをり
38 先達の歩み味はふ初句会
39 数の子と遊びし奥歯六地蔵
40 獅子頭中には若き男ゐて
41 老婦夫向かい合いての雑煮膳
42 微かなる遠寺の鐘年惜しむ
43 老人にナイトキャップの毛糸帽
44 鶺鴒の細き足踏む冬野かな
45 カタログに惹かる洋風節料理
46 力むより祈りつ撞けよ除夜の鐘
47 お年玉アニメの袋に迷ひつつ
48 何もかもプラス思考や初日記
49 真白なる枡目に無限初暦
50 お雑煮は味噌味丸餅関西風
51 初御空杉の森より雲の湧く
52 体調を問ふ友のあり去年今年
53 広告を折りてゴミ箱炬燵蜜柑
54 新雪に大の字二つ旅の人
55 恋し娘に正月小袖似合う杜
56 御破算にできないままに除夜の鐘



  18年十二月鴻風俳句教室選句
Date: 2018-12-04 (Tue)
18年十二月 鴻風俳句教室句会
1:あたたかき鉛筆の文字山眠る:梶鴻風:・利久・雅:2
2:山眠る後ろ姿の昭和かな:池窪弘務:0
3:山眠る夢も希望も抱きつつ:岩渕純子:・明俊:1
4:海峡をつなぐ隧道山眠る:石破利久:・明俊・千枝・トシ:3
5:山眠る明智滅びし城の址:片山明俊:○美秋・清月・明俊・利久:5
6:新しき靴にも慣れて山眠る:持田清月:0
7:山眠る彩り消えてただ静か:山口沙智:0
8:白粉で化粧し直し山眠る:佐川富子:0
9:ゴロゴロとキャリーカートや山眠る:村岡雅:・千枝:1
10:アカゲラの木を敲く音山眠る:若西花菜:・純子・紀子・富子:3
11:山眠る静けさ破る木挽き音:斜木美秋:・純子・花菜・花菜・雅:4
12:熊の去る跡を消しつつ山眠る:佐藤トシエ:○弘務○鴻風・清月・明俊・美秋・花菜:8
13:山眠り静寂に星の子守歌;太田紀子:0
14:病める子のかすかな寝息山眠る:谷口千枝:○利久・富子・紀子・清月・弘務・雅・沙智・トシ・鴻風:10
15:冴ゆる夜の鉄橋渡る貨車の音:梶鴻風:・紀子・明俊・花菜・雅・沙智・トシ:6
16:橋渡り寒菊供ふ辻地蔵:池窪弘務:・純子・美秋・花菜:3
17:光あれ夢のかけ橋冬の虹:岩渕純子:0
18:色変へぬ松晴ればれと二重橋:石破利久:・明俊・沙智・2
19:淡路へと大橋の混む小春かな:片山明俊:・沙智・利久:2
20:肺までも沁み入る寒さ丸木橋:持田清月:○千枝・富子・紀子・弘務・美秋・トシ:7
21:凍結の橋を歩いて鳥を見に:山口沙智:0
22:橋梁に幣舞ふ冬の釧路港:佐川富子:・トシ:1
23:冬日射す恵庭大橋の乙女像:村岡雅:・清月・美秋・千枝:3
24:紅葉谷トロッコ列車は橋の上:若西花菜:・純子・雅:2
25:石橋の円弧の中に櫨紅葉:斜木美秋:・純子・弘務・花菜:3
26:寒月や弁慶敗る五条橋:佐藤トシエ:・富子:1 
27:冬凪や大橋くぐるロシア船;太田紀子:・富子・清月・利久・千枝・鴻風:5
28:昭和橋渡る親子や冬の虹:谷口千枝:○紀子・紀子・弘務・沙智:5

作品成績
一 席:46:桜島隠れる程に懸大根:石破利久:22点(特5・並3)
二 席:14:病める子のかすかな寝息山眠る:谷口千枝:10点(特1・並8)
三 席:12:熊の去る跡を消しつつ山眠る:佐藤トシエ:8点{特2・並4)
 




29:大揺れに揺れる吊橋渓紅葉:梶鴻風:・純子・明俊:2
30:冬うらら子供に返るイルカショー:池窪弘務:・鴻風:1
31:いつだってひと言多い実南天:岩渕純子:・清月・弘務:2
32:木枯しやガス灯ゆらぐ煉瓦道:石破利久:・純子・花菜・雅・トシ:4
33:震災を引きずる更地石蕗の花:片山明俊:○清月・富子・紀子・利久・鴻風:6
34:百五十超えし血圧冬の朝:持田清月:0
35:寄鍋の鱈と白滝お替わりし:山口沙智:・美秋・雅:2
36:初雪の融け収集す花の種:佐川富子:・紀子・鴻風:2
37:風邪に臥す子に作りゐる生姜湯:村岡雅:○沙智・利久・鴻風:4
38:山静かかさと音立て木の葉散る:若西花菜:・トシ:1
39:異常かな木枯らし吹かず冬入れり:斜木美秋:・明俊・美秋:2
40:忘年会一曲唸る漁師節:佐藤トシエ:・沙智:1
41:瀬戸大橋越えつつ食べるきのこ飯;太田紀子:・沙智:1
42:何もかも夢見心地や日向ぼこ:谷口千枝:○花菜・純子・美秋・雅:5

43:雪晴れやピアノ教室の窓の文字:梶鴻風:0:計10
44:墓じまい先祖も消ゆる年の暮:池窪弘務:・富子・清月・明俊・美秋:4:計8
45:おでん鍋好み譲れぬ夫婦箸:岩渕純子:・弘務・トシ・鴻風:3:計6
46:桜島隠れる程に懸大根:石破利久:○純子○富子○明俊○トシ○鴻風・紀子・弘務・美秋:13:計22
47:坊守の拾ふ銀杏庭静か::片山明俊:○雅・利久・弘務・千枝・花菜・沙智:7:計20
48:一年の速さが挨拶小六月:持田清月:・弘務・鴻風:2:計9
49:取り出した遺品のショールに母の名が:山口沙智:・鴻風:1:計3
50:日めくりの厚さ五ミリや十二月:佐川富子:・純子・紀子・千枝・花菜・トシ:5:計8
51:仏手柑の香り楽しみ描きをり:村岡雅:0:計8
52:開通の高き橋桁冬の空:若西花菜:・清月・明俊・千枝・鴻風:4:計10
53:流鏑馬や神となりたる美少年:斜木美秋:・利久・千枝・鴻風・沙智:4:計13
54:初雪に恋が実ると異邦人:佐藤トシエ:・富子・清月・千枝・花菜・雅:5:計15
55:悴める幼な子の手を包みけり:太田紀子:・利久:1:計7
56:平成の後期高齢日記買ふ:谷口千枝:・富子:1:計21

総合成績:
一 席:石破 利久:22点
二 席:谷口 千枝:21点
三 席:片山 明俊:20点
三 席:佐藤トシエ:15点


  
岩渕 純子選
特 選:46:桜島隠れる程に懸大根
鑑 賞:絵に描きたくなるような風景の句です。桜島というだけで青空にたなびく噴煙まで目にうかびます。そのおおきな背景の桜島が隠れてしまうほどにたくさんの大根が干されている。見たことはないその風景が目に浮かんでくる雄大な句です。
並選:10,11,16,24,25,29,32,42,50

佐川 富子選
特 選:46:桜島隠れる程に懸大根
鑑 賞:桜島は見たことがありません。山が隠れるくらいいっぱいに干された大根。辺りの風景も浮かんでくるような気がします。行って眺めてみたいなあと思わせてくれる句でした。
並 選:10.14.20.26.27.33.44.54.56

太田 紀子選
特 選:28:昭和橋渡る親子や冬の虹
鑑 賞:橋の彼方にかかる冬の虹、この親子の未来に良いことが起きそうな気持がします。昭和橋、全国にいくつもあるそうですね。明るい未来を持った親子、沢山いるのでしょう。
並 選:10・14・15・20・28・33・36・46・50

持田 清月選
特選:33:震災を引きずる更地石蕗の花
特選理由:私たちの住む日本はいつどこでどの様な震災が来るか分かりません。震災だけならば復興はできると思うのですが、それに原子力の事故が絡んでいると大変に難しくなってきます。国民も議員も政府も分かっているはずなのに推進しています。不思議な国ですね。
並選:5:12:14:23:27:31:44:52:54

片山 明俊選
特 選:46:桜島隠れる程に懸大根
鑑 賞:神戸から姫路へ行く車窓から懸け大根を見たことがあります。白鷺城を遥かに望む播州平野の街道筋に高い矢倉を組み大量の大根が干されていた光景を思ひ出しながらこの句はそれに匹敵するぐらいの大根干しであったのではないかと思いました。
並 選:3・4・12・15・18・29・39・44・52




石破 利久選
特 選:14:病める子のかすかな寝息山眠る
鑑 賞:漸くにして小康を得た我が子の安らかな寝息に安堵しているお母さんを思い浮かべこころ優しい句として頂きました。山眠るの季語がどかっと効いています。
並 選:1・5・19・27・33・37・47・53・55

池窪 弘務選
特 選:12:熊の去る跡を消しつつ山眠る
鑑 賞:今年五月三十日に利尻島にいるはずのないヒグマの痕跡が見つかり、続いて
無人カメラに牡のヒグマが写り、島にいることは確実となった。島は大騒動になり、
日本中が注目した。五ヶ月後『利尻島内にヒグマが生息している可能性は、限りなく
低い』という結論が出た。熊は去って行った? 山はそんな騒動に無関心に深い眠り
に入った。『跡を消しつつ』の主語は何か。人か、自然か、一頭のヒグマか。余韻の
残る素晴らしい俳句だと思います。
並 選:14.20.25.28.31.45.46.47.48

斜木 美秋選
特 選:5:山眠る明智滅びし城の跡
鑑 賞:中世の日本の典型的な山城の跡と聞いたことがあります。中世の武者たちの夢の跡で、歴史の一コマ見る様な気がします。山眠る中に城跡の石碑だけひいそりたたずんいるのでしょうね。光秀の話が有名だけに印象に残ります。
並 選:12.16.20.23.35.39.42.44.46

谷口 千枝選
特 選:20:肺までも沁み入る寒さ丸木橋
鑑 賞:12月の兼題の一つは「橋」。私も色色な橋を思い浮かべた「丸木橋」も思い出した橋の一つ。幼き日に渡ったことのある橋。恐る恐る震えながら渡った橋。作者は「丸木橋」のことを思い浮かべ、現在の体に沁みる心境を詠んでいる。巧い句だと思う。
並 選:4・9・23・27・47・50・52・53・54

若西 花菜選
特 選:42:何もかも夢見心地や日向ぼこ
鑑 賞:最近は体力気力の衰えを感じるようになってきた。新しいことには面倒で現状維持を通したい気分だ。消費税増税もどうでもよい、では困るのだが国が立ち行かなくなっては・・、などと思い長いものや声高なものに負けてしまいそうだ。のんびりしたい気分で選びました。
並 選:11・12・15・16・25・32・47・50・54


村岡 雅選
特 選:47:坊守の拾う銀杏庭静か
鑑 賞:この句を読んでとても静かな穏やかな日にゆっくりと銀杏を拾う女性の姿が浮かびゆったりとした気分になりました。暖かく静かな句で好きです。
並 選:1.11.14.15.24.32.35.42.54

佐藤トシエ選
特 選:46:桜島隠れる程に懸大根
鑑 賞:干し竿にかかっている大根の様が「隠れる程に」で桜島大根やその光景がイメージできますね。生や煮物が美味と聞いた事があるが、懸大根は切り干しや粕漬けになるのかな。島は昔ながらの四季の風物誌が減少しつつで寂しいものがあります。
並 選:4、14.15、20、22、32、38、45、50
                 
山口 沙智選
特 選:37:風邪に臥す子に作りゐる生姜湯
鑑 賞:子供の体調は本当に心配しました。自分の具合の悪いことは薬を飲んだりある程度我慢できますが、子供の体調が悪いと私が交代してやりたい思いになりました。しょうがは身体を温める作用があるので、お子さんの風邪に生姜湯を作ってあげるお母さんの優しさがよくわかり特選に選びました。
並 選:14/15/18/19/28/40/41/47/53

梶 鴻風選
12:熊の去る跡を消しつつ山眠る:佐藤トシエ:特選
>今年の利尻島は105年ぶりの熊で賑わった。島の対岸、手塩から海に入り泳ぎ着いたのだ。その熊がいつの間か消え去った。安心して利尻山も寝に着いた。 
14:病める子のかすかな寝息山眠る:谷口千枝:
>親にとって病める子ほど愛しいものは無い。静かな寝息で子を見て安堵して居るのだ。
27:冬凪や大橋くぐるロシア船;太田紀子:
>明石大橋か瀬戸大橋か今しもロシア船が潜る。入港か出港かさまざまな重いが浮かぶ。
30:冬うらら子供に返るイルカショー:池窪弘務:
>何処で見ているイルカショーだろう。見ている内に楽しくなり子供心に帰るのだ。
33:震災を引きずる更地石蕗の花:片山明俊:
>1995年1月17日阪神淡路大震災があった。それから23年。だが今でも引きずっている。
36:初雪の融け収集す花の種:佐川富子:
>来年の花種を採る前に雪が来や。日が当たり初雪が消えたとき種を採る作者が見える。
37:風邪に臥す子に作りゐる生姜湯:村岡雅:
>此処にも母親の愛情がある。寝込んでいる子に生姜湯を作るのだ。きっと良くなる。
45:おでん鍋好み譲れぬ夫婦箸:岩渕純子:
>おでんのネタも関東と関西では違う。夫婦であってもネタの好みは譲れないのだ。
46:桜島隠れる程に懸大根:石破利久:特選
>なんともスケールの大きな俳句である。まるで腕のすごいマジシャンがあっという間に鹿児島の桜島を隠してしまった。桜島大根が掛けられた風景は雄大だろう。
48:一年の速さが挨拶小六月:持田清月:
>「12月に入りましたね」で交わす挨拶。町内の清掃、交通安全指導、超多忙な作者。
49:取り出した遺品のショールに母の名が:山口沙智
>夏物と冬物の入れ替えで取り出す遺品のショール。それに母の名があり母を想うのだ。
52:開通の高き橋桁冬の空:若西花菜:
>開通とは札幌から小樽を通り余市まで行く高速と想われる。鴻も一度は行ってみたい。
53:流鏑馬や神となりたる美少年(秋祭りの神事):斜木美秋:
>流鏑馬は5月5日の神事である。それで句を差し替えたいといったがこの原作が佳い。
1:あたたかき鉛筆の文字山眠る:梶鴻風:
>鴻は鉛筆が好きだ。それも太い芯の鉛筆を愛用している。温かみがあってよい。


  18年十二月 句写美教室俳句会作品
Date: 2018-12-02 (Sun)
1 あたたかき鉛筆の文字山眠る
2 山眠る後ろ姿の昭和かな
3 山眠る夢も希望も抱きつつ
4 海峡をつなぐ隧道山眠る
5 山眠る明智滅びし城の址
6 新しき靴にも慣れて山眠る
7 山眠る彩り消えてただ静か
8 白粉で化粧し直し山眠る
9 ゴロゴロとキャリーカートや山眠る
10 アカゲラの木を敲く音山眠る
11 山眠る静けさ破る木挽き音
12 熊の去る跡を消しつつ山眠る 
13 山眠り静寂に星の子守歌
14 病める子のかすかな寝息山眠る

15 冴ゆる夜の鉄橋渡る貨車の音
16 橋渡り寒菊供ふ辻地蔵
17 光あれ夢のかけ橋冬の虹
18 色変へぬ松晴ればれと二重橋
19 淡路へと大橋の混む小春かな
20 肺までも沁み入る寒さ丸木橋
21 凍結の橋を歩いて鳥を見に
22 橋梁に幣舞ふ冬の釧路港
23 冬日射す恵庭大橋の乙女像
24 紅葉谷トロッコ列車は橋の上
25 石橋の円弧の中に櫨紅葉
26 寒月や弁慶敗る五条橋 
27 冬凪や大橋くぐるロシア船
28 昭和橋渡る親子や冬の虹

1〜28番で5句選

29 大揺れに揺れる吊橋渓紅葉
30 冬うらら子供に返るイルカショー
31 いつだってひと言多い実南天
32 木枯しやガス灯ゆらぐ煉瓦道
33 震災を引きずる更地石蕗の花
34 百五十超えし血圧冬の朝
35 寄鍋の鱈と白滝お替わりし
36 初雪の融け収集す花の種
37 風邪に臥す子に作りゐる生姜湯
38 山静かかさと音立て木の葉散る
39 異常かな木枯らし吹かず冬入れり
40 忘年会一曲唸る漁師節
41 瀬戸大橋越えつつ食べるきのこ飯
42 何もかも夢見心地や日向ぼこ

43 雪晴れやピアノ教室の窓の文字
44 墓じまい先祖も消ゆる年の暮
45 おでん鍋好み譲れぬ夫婦箸
46 桜島隠れる程に懸大根
47 坊守の拾ふ銀杏庭静か
48 一年の速さが挨拶小六月
49 取り出した遺品のショールに母の名が
50 日めくりの厚さ五ミリや十二月
51 仏手柑の香り楽しみ描きをり
52 開通の高き橋桁冬の空
53 流鏑馬や神となりたる美少年(秋祭りの神事)
54 初雪に恋が実ると異邦人
55 悴める幼な子の手を包みけり
56 平成の後期高齢日記買ふ

29〜56番で5句選
計10句選の中から特選一句をお選びください。
  


  18年11月句会 みなさんの選句
Date: 2018-11-10 (Sat)
18年11月 句写美俳句会

1: 半屋根の露天湯たのし紅葉雨:岩渕 純子:・雅・明俊・富子:3
2: 神域の銀杏黄葉のしじまなる:若西 花菜:・紀子:1
3:トンネルを抜けて湖畔へ夕紅葉:片山 明俊:・利久・花菜:2
4:堀巡る桜紅葉の白鷺城:石破 利久:○明俊○トシエ・江梅・沙智・千枝・清月・鴻風:9
5:猫じやらし頬赤く染め紅葉す:池窪 弘務:・雅・富子:2
6:靴紐を結ぶ足許草紅葉:太田 紀子:○弘務○鴻風・江梅・雅・富子・花菜・清月・トシエ・美秋:11
7:柿紅葉棚の肥やしの文庫本:持田 清月:・紀子・鴻風:2
8:廃線の札沼沿線紅葉す:佐川 富子:・紀子:1
9:支え合ふ二人の歩幅夕紅葉:谷口 千枝:・沙智・純子・雅・明俊・花菜・トシエ:6
10:黄葉す欅の巨木神の域:梶  鴻風:・江梅・美秋:2
11:幼子の頬を染めゆく夕紅葉:佐藤トシエ:・弘務・純子:2
12:紅葉狩り渓流沿ひで手弁当:斜木 美秋:・沙智・鴻風:2
13:平岸の軟石倉庫の蔦紅葉:村岡   雅:・鴻風:1
14:銀杏黄葉恵み野縁石飾りをり:山口 沙智:0
15:額衝けば我も善女や紅葉寺:林   紅梅:○鴻風・千枝:3

16:銀色の波のたゆたふすすき原:岩渕 純子:・江梅:1
17:色深み北の大地は冬近し:若西 花菜:・純子・明俊:2
18:裾野へと色を流せる秋の山:片山 明俊:○美秋・利久・トシエ:4
19:秋天やお色直しは高島田:石破 利久:・富子:1
20:野も山も色薄くなり冬に入る:池窪 弘務:・清月:1
21:風にある紅葉の色や峡の村:太田 紀子:○純子:2
22:秋夕焼妻の横顔茜色:持田 清月:・富子・千枝:2
23:秋深し結ぶスカーフ紅の色:佐川 富子:・清月:1
24:鈍色の飛行機雲や神無月:谷口 千枝:・弘務・沙智・紀子:3
25:境内の日に日に深む秋の色:梶  鴻風:・弘務・美秋:2
26:落書きの七色チョーク小春風:佐藤トシエ:○雅○利久・江梅・千枝・鴻風・花菜:8
27:秋祭り色鮮やかな踊り連:斜木 美秋:・トシエ:1
28:道の辺の満天星紅葉の色燃ゆる:村岡   雅:・弘務・明俊・花菜・美秋:4
29:盤尻へ紅葉の色を確かめに:山口 沙智:・鴻風:1
30:秋雨のまだ降り足りぬ空の色:林   紅梅:○千枝・沙智・純子・紀子・利久:6






31:さりげなく蜜柑むきつつ頼みごと:岩渕 純子:○富子・弘務・利久・花菜・トシエ・鴻風:7
32:薄絹を拡げ天女の秋の空:若西 花菜:・江梅・純子・明俊・清月・鴻風:5
33:遥かなる明治を偲ぶ文化の日:片山 明俊:○沙智・江梅・利久・トシエ:5
34:天高し落慶祝ふ興福寺(中金堂):石破 利久:・紀子・明俊・花菜・清月:5
35:立冬や指紋の薄き手を眺む:池窪 弘務:○清月・雅・富子・利久・千枝・花菜・トシエ:8
36:暮の秋草食む牛の目のやさし:太田 紀子:○花菜・弘務・純子:4
37:花八手皿を零るるミルフィーユ:持田 清月:・雅・千枝:2
38:晩秋や午前十時の終列車 (新十津川駅):佐川 富子:・紀子・鴻風:2
39:文化の日インスタ映えの旅の膳:谷口 千枝:・弘務・鴻風:2
40:収穫し農夫の造る新豆腐:梶  鴻風:・弘務・トシエ:2
41:灯台に響く荒波冬隣:佐藤トシエ:○江梅・沙智・純子・雅・明俊:6
42:行く道の高枝に郁子の実二つ三つ:斜木 美秋:・千枝:1
43:マルメロの箱に「どうぞ」の紙貼られ:村岡   雅:・沙智・富子・千枝:3
44:久し振りに漬物材料買ひ揃へ:山口 沙智:0
45:色褪て散る萩に似し我が心:林   江梅:・沙智・清月・美秋:2

46:山裾に揺らめくさざ波秋桜:岩渕 純子:・弘務・美秋:2:計13
47:響く声コスモス迷路のかくれんぼ:若西 花菜:・江梅:1:計9
48:薩摩富士裾野彩る秋桜:片山 明俊:・江梅・紀子・利久:3:計14
49:コスモスや特攻偲ぶ薩摩富士:石破 利久:・純子・紀子・雅・明俊・清月・美秋:6:計21
50:西郷(せご)どんやあいコスモス園のかくれんぼ: 池窪 弘務:・純子・明俊・鴻風:3:14
51:コスモスの果てに流るる白き雲:太田 紀子:・富子・美秋:2:計19
52:肉を焼く煙流るる花野道:持田 清月:0:計6
53:山裾にコスモス溢る人溢る:佐川 富子:0:計6
54:一山を極めしあの日石蕗の花:谷口 千枝:0:計11
55:コスモスの大海原を泳ぐ子等:梶  鴻風:・沙智・清月:2:計8
56:二つ目の停留所前秋桜:佐藤トシエ:・富子:1:計17
57:孫の気はコスモよりもイベントへ:斜木 美秋:0:計4
58:羊蹄山仰ぐ原野の秋桜:村岡  雅:○紀子・利久:3:計11
59:山裾を彩るコスモス風に揺れ:山口 沙智:・美秋:1:計2
60:コスモスや阿蘇岳影を正しうす:林  紅梅:・雅・千枝・花菜・トシエ:4:計15

総合成績:
一 席:石破 利久:21点
二 席:太田 紀子:19点 
三 席:佐藤トシエ:17点
次 席:林  紅梅:15点


作品成績
一 席:6:靴紐を結ぶ足許草紅葉:太田 紀子:11点(特2並7)
二 席:4:堀巡る桜紅葉の白鷺城:石破 利久:9点(特2並5)
三 席:26:落書きの七色チョーク小春風:佐藤トシエ:8点(特2並4)
三 席:35:立冬や指紋の薄き手を眺む:池窪 弘務:8

点(特1並6)

18年十一月 句写美俳句会 みなさんの選句  到着順

林 江梅選
特 選:41:灯台に響く荒波冬隣
鑑 賞:灯台は航行の船舶の目に付きやすく建てられた塔で、船舶の所在や危険な場所など知らせ、港の出入り口の位置を示すためのものと思っています。その灯台に冬の激しい波が岩を叩くように打ち寄せている光景が見えてきて頂きました。よく旅をして居たころ、私は灯台の中を知りたくて中に入らせてくれる灯台は狭い螺旋階段を上まで昇って遠くまでみました。
並 選:4・6・10・16・26・32・33・47・48

池窪 弘務選
特 選:6:靴紐を結ぶ足許草紅葉
鑑 賞:三年ほど前から、家の前の土手に草花を植えてます。全く土いじりの趣味は
なかったのですが、咲くと嬉しいものです。マリーゴールドや日々草が今も咲いてい
ます。花の数も少なくなりましたが、せっかく咲いているのに抜いてしまうのが可哀
想で、そのままにしておくと、草紅葉が始まりました。楓や銀杏に比べてささやかな
紅葉ですが、愛おしいです。
靴紐を結ぶ為に屈んだ作者の目に草紅葉が飛び込んできました。小さな紅葉に日常が
癒やされます。作者はふと触れた自然に足取りも軽く出かけて行きます。
並 選:11・24・25・28・31・36・39・40・46

山口 沙智選
特 選:33:遥かなる明治を偲ぶ文化の日
鑑 賞:憲法記念日と明治節を記念する11がつ3日は、3人の弟のうちの1人の誕生日です。父が記念日の両方から一字ずつもらって「憲明」と命名しました。弟は2ヶ月前に妻を亡くし、今まで家事一切を妻任せにしていたのが自分ですることになり、体調を崩し病院へ点滴を受けに行って来たそうです。近くに嫁いで娘がいるとは言え「娘ばかりを頼りにしないで自分の事は自分でやりなさいよ。」と連れ合いを無くした先輩として、姉として一言苦言を呈しておきました。今年の文化の日は特別の思いの一日でした。
並 選:4/9/12/24/30/41/43/45/55

岩渕 純子選
特 撰:21:風にある紅葉の色や峡の村
鑑 賞:「風にある紅葉の色」に惹かれた。秋の風を色なき風というが作者は紅葉の色という。紅葉,黄葉が風に揺れている風情が目に浮かぶ。
並 選:9,11,17,21,30,32,36,41,49,50.   


太田 紀子選
特 選:58: 羊蹄山仰ぐ原野の秋桜
鑑 賞:羊蹄山のふもとのコスモスきれいでしょうね。それも人が植えたコスモスでなく、原野のコスモスですから。
並 選:2.7.8.24.30.34.38.48.49

村岡 雅選
特 選:26:落書きの七色チョーク小春風
鑑 賞:この句を読んでとても楽しい気分になりました。立冬を過ぎた暖かい日に子供たちでしょうか道のアスファルトの上に七色のチョークで何か思い思いに落書きをして楽しんでいる。暖かい小春風が柔らかく吹いている。子供たちは帰ってしまって落書きだけがのこっているのかもしれませんね。でも、私は、それが微笑ましく楽しい気持ちにさせていただきました。
並選 1・5・6・9・35・37・41・49・60・

片山 明俊選
特 選:4:堀巡る桜紅葉の白鷺城
鑑 賞:世界登録遺産に選ばれた姫路城・・城を囲む堀に沿う桜の大回廊は見事です。そして秋になれば葉が紅葉して城の白壁に映え見応えがあります。桜の名所はまた紅葉の名所になり季節の移り変わりに添いながら自然と共に暮らしていることを思い起させる句です。 
並 選:1・9・17・28・32・34・41・49・50

佐川 富子選
特選:31:さりげなく蜜柑むきつつ頼みごと
鑑賞:何をお願いしたのでしょう?頼みにくい事だったのでしょうか?蜜柑をむきながらなんて。などと想像させられました。穏やかな冬の初めの日常を感じさせてくれます。
並選:1.5.6.19.22.35.43.51.56

石破 利久選
特 選:26:落書きの七色チョーク小春風
鑑 賞:人気なき教室の黒板に七色のチョークを使い作者不詳に見事な紅葉山の風景が画かれていた・・・・秋の深まる学校での謎めいた事件を想像しながら選びました。
並 選:3・18・28・30・31・33・35・48・58





谷口 千枝選
特 選:30:秋雨のまだ降り足りぬ空の色
鑑 賞:私はいつも空の色を見ている。空の色は私の憧れ。作者の空の色を「秋雨のまだ降り足りぬ」詠んでいる。私もこんな思いをして空を見ていることがある。共感できる句である。
並 選:4・15・22・26・35・37・42・43・60

若西 花菜選
特 選:36 暮の秋草食む牛の目のやさし
理 由:大停電の時搾乳をされなかった牛が乳房炎にかかり死んだというニュースに機械に頼り切っている現場の混乱と牛が可哀そうという思いを感じた。この句で草原でのんびりしている牛の平和な時を感じました。
並 選:3・6・9・26・28・31・34・35・60

持田 清月選
特 選:35:立冬や指紋の薄き手を眺む
鑑 賞:冬になる前にやらなければならない事を済ませ、一息ついている様見えてきます。しかし、冬には冬の仕事が沢山待っています。
並 選:4:6:20:23:32:34:45:49:55

佐藤トシエ選
特 選:4:堀めぐる桜紅葉の白鷺城
鑑 賞:純白の白鷺城と桜紅葉の鮮やかな色彩の対比がイメージでき、春には桜、秋には桜の葉が紅葉する。同じ木から二度も自然の景を頂ける白鷺城、その二景を見に行きたい気持ちにさせられ頂きました。スマホで探った桜紅葉、とても綺麗でした。
並 選:6・9・18・27・31.33・35・40・60

斜木 美秋選
特 選:18:裾野へと色を流せる秋の山
鑑 賞:高い山から降りてくる紅葉景色み事です。東北、北海道など旅行時見た景色がよみがえります。南国はこれほど見事な景色は見られません。落葉樹が少ないです。
並 選:6,10,25,28,45,46,49,51,59












梶 鴻風選:一行鑑賞 
 いつも通り、提出された4句の中から、一番佳いと思われる作品を佳吟として抽出させて頂いた。その中から、これもいつも通り2句、特選とさせて頂き、一行鑑賞をさせて頂きました。

4:堀巡る桜紅葉の白鷺城:石破 利久:
>姫路城の桜の花ももきれいであったが、紅葉した桜もまたきれいだと思う。行きたいです。
6:靴紐を結ぶ足許草紅葉:太田 紀子:○鴻風
>紀子さんは毎日散歩をしている。それも峠道のようだ。出がけにはきっちりと結んだはずの靴紐が歩いている間に緩んでくる。靴紐を結ぶのに屈むと足下の草が紅葉しているのだ。
7:柿紅葉棚の肥やしの文庫本:持田 清月:
>季語「柿紅葉」と書棚の文庫本との取り合わせがユニークでありおもしろいと思う。
12:紅葉狩り渓流沿ひで手弁当:斜木 美秋:
>中七を「渓流見つつ」としたいところですが、流れを見ながらのお弁当はいいですね。
13:平岸の軟石倉庫の蔦紅葉:村岡  雅:
>「平岸の」はあまり働いてはいないが、未だに残る軟石の倉庫に絡む蔦紅葉は美しい。
15:額衝けば我も善女や紅葉寺:林  紅梅:○江梅
>「ぬかずく」とは額を地に着け神や仏に礼拝する事。日本では額ずいて礼拝する人の姿は見ないが、中国では若い人でも此の姿を見られる。額ずかなくとも江梅さんは善女である。
26:落書きの七色チョーク小春風:佐藤トシエ:
>「小春」とは旧暦10月1日から使えるが「七色チョーク」の落書きがほほえましい。
29:盤尻へ紅葉の色を確かめに:山口 沙智
>「盤尻」とは恵庭市にある渓谷ことで無名だが紅葉の景勝地であり確かめに行ったのだ。
31:さりげなく蜜柑むきつつ頼みごと:岩渕 純子:
>ご主人に蜜柑を剥いてあげながら、なんの頼み事をして居るのだろう。旅行だと思うが。
32:薄絹を拡げ天女の秋の空:若西 花菜:
>青空に薄衣を広げたような雲を天女の衣とみたところに美しさがある。
38:晩秋や午前十時の終列車 (新十津川駅):佐川 富子:
>札幌から石狩沼田を結ぶ線を札沼線というが、やがて廃止にされる。時代の流れである。
39:文化の日インスタ映えの旅の膳:谷口 千枝:
>「インスタ映え」とは17年の流行語大賞のことば。写真にして見栄えする旅の料理。
48:薩摩富士裾野彩る秋桜:片山 明俊:
>写真は「韓国岳標高1700m」と美秋さん。何処の山と見てもそれはそれでよいのだ。
50:西郷(せご)どんやあいコスモス園のかくれんぼ: 池窪 弘務:
>大河ドラマで「西郷どん」をやっているが、西郷とかくれんぼの取り合わせがよい。
55:コスモスの大海原を泳ぐ子等:梶  鴻風:
>コスモスの花を大海原と見た。その花の水面を人々が泳いでいるように見える写真だ。





  18 年十一月 句写美教室句会作品
Date: 2018-11-06 (Tue)
1 半屋根の露天湯たのし紅葉雨
2 神域の銀杏黄葉のしじまなる
3 トンネルを抜けて湖畔へ夕紅葉
4 堀巡る桜紅葉の白鷺城
5 猫じやらし頬赤く染め紅葉す
6 靴紐を結ぶ足許草紅葉
7 柿紅葉棚の肥やしの文庫本
8 廃線の札沼沿線紅葉す
9 支え合ふ二人の歩幅夕紅葉
10 黄葉す欅の巨木神の域
11 幼子の頬を染めゆく夕紅葉
12 紅葉狩り渓流沿ひで手弁当
13 平岸の軟石倉庫の蔦紅葉
14 銀杏黄葉恵み野縁石飾りをり
15 額衝けば我も善女や紅葉寺
16 銀色の波のたゆたふすすき原
17 色深み北の大地は冬近し
18 裾野へと色を流せる秋の山
19 秋天やお色直しは高島田
20 野も山も色薄くなり冬に入る
21 風にある紅葉の色や峡の村
22 秋夕焼妻の横顔茜色
23 秋深し結ぶスカーフ紅の色
24 鈍色の飛行機雲や神無月
25 境内の日に日に深む秋の色
26 落書きの七色チョーク小春風
27 秋祭り色鮮やかな踊り連
28 道の辺の満天星紅葉の色燃ゆる
29 盤尻へ紅葉の色を確かめに
30 秋雨のまだ降り足りぬ空の色

  1〜30番で5句選


31 さりげなく蜜柑むきつつ頼みごと
32 薄絹を拡げ天女の秋の空
33 遥かなる明治を偲ぶ文化の日
34 天高し落慶祝ふ興福寺(中金堂)
35 立冬や指紋の薄き手を眺む
36 暮の秋草食む牛の目のやさし
37 花八手皿を零るるミルフィーユ
38 晩秋や午前十時の終列車 (新十津川駅)
39 文化の日インスタ映えの旅の膳
40 収穫し農夫の造る新豆腐
41 灯台に響く荒波冬隣
42 行く道の高枝に郁子の実二つ三つ
43 マルメロの箱に「どうぞ」の紙貼られ
44 久し振りに漬物材料買ひ揃へ
45 色褪て散る萩に似し我が心
46 山裾に揺らめくさざ波秋桜
47 響く声コスモス迷路のかくれんぼ
48 薩摩富士裾野彩る秋桜
49 コスモスや特攻偲ぶ薩摩富士
50 西郷(せご)どんやあいコスモス園のかくれんぼ
51 コスモスの果てに流るる白き雲
52 肉を焼く煙流るる花野道
53 山裾にコスモス溢る人溢る
54 一山を極めしあの日石蕗の花
55 コスモスの大海原を泳ぐ子等
56 二つ目の停留所前秋桜
57 孫の気はコスモよりもイベントへ
58 羊蹄山仰ぐ原野の秋桜
59 山裾を彩るコスモス風に揺れ
60 コスモスや阿蘇岳影を正しうす

 31〜60番で5句選
 合計10句選の中から一句特選として、300字程度で
鑑賞文をお書きください。

締め切り:11月10日正午とします。 


  18年十月 句写美教室俳句会選句結果
Date: 2018-10-06 (Sat)
18年十月句会選句結果:

1 竿を振る川瀬のしぶき秋の声:片山 明俊:紀子・トシエ・江梅・利久・雅・花菜・美秋・鴻風・富子・9
2 国宝の天守閣より秋の声:太田 紀子:・純子・美秋・千枝・3
3 秋の声人出ふくらむ五条坂:林 江梅:紀子・明俊・清月・鴻風・4
4 黄変の唐松林秋の声:石破 利久:・明俊・千枝・2
5 ページ閉じ三更に聞く秋の声:若西 花菜:○トシエ○利久○鴻風・紀子・雅・8
6 もう一枚羽織ろかよそうか秋の声:佐川 富子:0
7 真実は一つと限らず秋の声:梶  鴻風:・江梅・1
8 秋の声医師の一言「加齢です」:岩渕 純子:○清月○美秋・明俊・5
9 秋の声前に倒れし菩薩像:持田 清月:0
10 最北の駅舎のベンチ秋の声:佐藤トシエ:・純子・利久・清月・雅・千枝・5
11 秋の声聞けば行くたし高原へ:斜木 美秋:・0
12 何もかも体験コース秋の声:谷口 千枝:・0
13 さやさやと葉擦れの音や秋の子:村岡 雅:・沙智・1
14 耳すまし秋の声聞く山道へ:山口 沙智:・0

15 裏年の実り少なき庭の柿:片山 明俊:○富子・江梅・純子・利久・花菜・美秋・7
16 鈴なりの青き木の実や富士高し:太田 紀子:・沙智・1
17 歴史径拾ふ木の実を数へつつ:林 江梅:・清月・1
18 実生より育てし盆栽初紅葉:石破 利久:○明俊・トシエ・江梅・純子・清月・千枝・鴻風・富子・9
19 木の実降る拾う子たちのはしゃぐ声:若西 花菜:・雅・1
20 秋晴れを口実友に会ひに行く:佐川 富子:○花菜・雅・鴻風・4
21 虚と実と表裏一体蚯蚓鳴く:梶 鴻風:・千枝・1
22 実山椒頑固一徹親譲り:岩渕 純子:・トシエ・1
23 墓石の字寛文九年万年青の実:持田 清月:紀子・1
24 みちのくの実入り賜る新米来:佐藤トシエ:・沙智・1
25 実紫生垣垂るる散歩道:斜木 美秋:・明俊・1
26 不器用は父親譲り木の実独楽:谷口 千枝:○紀子・トシエ・江梅・純子・利久・雅・花菜・沙智・富子・10
27 沿線の稲田色づく実りかな:村岡 雅:・花菜・鴻風・美秋・沙智・4
28 実りの秋栗と梨とが届きたる:山口 沙智:・富子・1

29 懐メロや昭和の演歌聴く夜長:片山 明俊:・利久・雅・美秋・沙智・千枝・清月・6
30 蔓珠沙華墓地への道の花明かり:太田 紀子:・トシエ・純子・雅・鴻風・4
31 秋の風名残の花を揺らしをリ:林 江梅:紀子・明俊・美秋・3
32 愛犬の縺れる散歩刈田道:石破 利久:○江梅・明俊・3
33 縄文の跡吹きすさぶ秋の声:若西 花菜:・純子・1
34 賢治忌や注文多いグルメの子:佐川 富子:○雅・トシエ・純子・4
35 写実説く子規の横顔獺祭忌:梶 鴻風:・花菜・美秋・富子・3
36 我が夢の気球に乗れば秋のパリ:岩渕 純子:○千枝・鴻風・富子・4
37 遠足に向かひし子等や鳳仙花:持田 清月:・鴻風・1
38 掘り起こすじゃが薯囲み子等はしゃぎ:佐藤トシエ:・江梅・1
39 枯らしても懲りず買い来る鉢竜胆:斜木 美秋:・江梅・明俊・清月・沙智・鴻風・千枝・富子・7
40 母と子の始発駅なり小鳥来る:谷口 千枝:○純子・トシエ・江梅・利久・5
41 白扇の瀧音ひびく秋の空:村岡 雅:・清月・1
42 秋地震と台風怖れる日々過ごす:山口 沙智:・0

43 瀬戸の海島まで染めし秋夕焼:片山 明俊:紀子・利久・清月・美秋・沙智・千枝・富子・7計29
44 読みふける更級日記小鳥来る:太田 紀子:・千枝・富子・2計10
45 独居に慣れ一人の自由秋うらら:林 江梅:・トシエ・花菜・2計10
46 川岸の町屋の灯り虫の声:石破 利久:紀子・雅・2計16
47 遺言を見直す朝や敬老日:若西 花菜:紀子・清月・美秋・3計13
48 コスモスの画く人詠む人飾る人:佐川 富子:○沙智・2計10
49 現実と理想の間秋夕焼け:梶 鴻風:・0計5
50 いづくかへ還る日近し吾亦紅:岩渕 純子:・明俊・利久・雅・花菜・4計14
51 窓半分覆ひし蔦の薄紅葉:持田 清月:紀子・1計3
52 秋風を誘ふ足湯に足二本:佐藤トシエ:○鴻風・2計9
53 運動会前列並ぶカメラマン:斜木 美秋:・トシエ・1計9
54 新刊の句集の匂ひ秋燕忌:谷口 千枝:・明俊・利久・花菜・鴻風・4計19
55 阿弥陀佛のほほえみ温し秋夕べ:村岡 雅:・江梅・純子・清月・花菜・沙智・鴻風・6・計12
56 富良野への山道は今紅葉なり:山口 沙智:・鴻風・1計2

総合成績:
一 席:片山 明俊:29点
二 席:谷口 千枝:19点 
三 席:石破 利久:16点

作品成績
一 席:26:不器用は父親譲り木の実独楽:谷口 千枝:10点(特1並8)
二 席:01:竿を振る川瀬のしぶき秋の声:片山 明俊:9点(並9)
二 席:18: 実生より育てし盆栽初紅葉:石破 利久:9点(特1並7)
三 席:5: ページ閉じ三更に聞く秋の声:若西 花菜:8点(特3並2)

太田 紀子選 到着順
特 選:26:不器用は父親譲り木の実独楽
鑑 賞:木の実独楽を作ったが、うまく回らない。そういえば、父親の木の実独楽もうまく回らなかった。木の実独楽を通して、父親を思い出している姿が素晴らしい。
並 選:1.3.5.23.31.43.46.47.51

佐藤トシエ選
特 選:5:ページ閉じ三更に聞く秋の声
鑑 賞:その土地固有の自然現象で、秋の声も様々だろうと思う。作者の三更に聞く秋の声はどんなんであろうかと、想像が膨らみいただきました。
並 選:1・18・22・26・30・34・40・45・53

岩渕純子選
特 選:40:母と子の始発駅なり小鳥来る 
鑑 賞:物語が始まりそうな気配を感じる句。お母さんとまだ手をつないで歩く年ごろの子供でしょうか。なにかが始まりそう。どこかへおでかけ?小鳥来るの季語がよく合っています。
並 選: 2,10,15,18,26,30,33,34,55.

片山 明俊選
特 選:18:実生より育てし盆栽初紅葉
鑑 賞:種を選び丹精を込めて仕立てた楓の盆栽・・・秋を迎えて色ずく紅葉を愛でる満足そうな表情が見える句として頂きました。盆栽はいい趣味ですが根気と愛情が必要なので近寄り難いです。
並 選:3・4・8・25・31・32・39・50・54

石破 利久選
特 選:5:ページ閉じ三更に聞く秋の声
鑑 賞:深更に及ぶ書斎での仕事・・・夜寒を覚え我に返えり耳にした外吹く風に深みゆく秋を知り、惜しんでいる様子が見えてくる句として頂きました。
並 選:1・10・15・26・29・40・43・50・54 

林 江梅選
特 選:32:愛犬の縺れる散歩苅田道
鑑 賞:爽やかな苅田道に連れ出してもらい大喜びの愛犬は作者との散歩を楽しんでいる微笑ましい光景が伺えて頂きました。
並選 1・7・15・18・26・38・39・41・55

持田 清月選
特 選:8:秋の声医師の一言「加齢です」
鑑 賞:俳句としては面白くクスリと笑わせてくれます。実際に医師からこれで済まされたら、信用できませんね。おそらく作者と医師の間には、長年にわたる信頼関係があっての事と思います。
並 選:3・10・17・18・29・41・43・47・55

村岡 雅選
特 選:34:賢治忌や注文多いグルメの子
鑑 賞:この句を読んで思わず笑ってしまいました。若い頃から。賢治がすきでよくよんでいました。この句は注文の多い料理店にかけて注文の多いグルメの子と現代の子供の実態を詠まれていて面白いと思いました。
並 選 1.5.10.19.20.26.29.30.46.50.

若西 花菜
特 選:20 秋晴れを口実友に会ひに行く
理 由:理由なく人は尋ねづらいもの。気になっている人を好天を理由に訪問するのは妙案と思いました。
並 選:1・15・26・27・35・45・50・54・55

斜木 美秋選
特 選:8:秋の声医師の一言「加齢です」
鑑 賞:ドキッとする一瞬、「加齢です」悪い病でなくてホッとするやら「ああ歳だな〜」秋の声と加齢がマッチして高齢者の微妙な感じ表現されている様に思います。
並 選:1,2,15,27.29,31,35,43,47、

山口 沙智選
特 選:48:コスモスの画く人詠む人飾る人
鑑 賞:昔、我が家への道の両側を「コスモス街道にしよう」と、夫と話し合ったことがありました。20年前に夫が亡くなり、コスモス街道は計画倒れになりました。あきになると、あちこちで咲き出すコスモスを見ると懐かしく思い出します。風に揺れながら優しく咲き競うコスモスはわたしの大好きな花です。「コスモス」に一票!!
並 選:13/16/24/26/27/29/39/43/55

谷口 千枝選
特 選:36:我が夢の気球に乗れば秋のパリ
鑑 賞:最近、句の詠めない日が続いています。こんな日には「我が夢の気球に乗れば」と詠み好きな所へ旅をしたらいいなあと思いました。「秋のパリ」は私の憧れです。
並 選:2・4・10・18・21・29・39・43・44

佐川 富子選
特選:15:裏年の実り少なき庭の柿
鑑賞:関西方面に行くと庭に柿や蜜柑があってとても羨ましいです。裏年というのがあるんですね。全然実らないというのではないのですね。柿の色には秋を案じます。
並選:1.18.26.28.35.36.39.43.44

梶 鴻風選 
1 竿を振る川瀬のしぶき秋の声:片山 明俊:
 上手なというか、巧みな俳句である。川瀬の飛沫に秋の声を観ずるのは感覚の冴え。
3 秋の声人出ふくらむ五条坂:林 江梅:
 五条坂は京都大谷本廟の左坂で結構な勾配がある。秋彼岸の人出に秋の声を感じた。
5 ページ閉じ三更に聞く秋の声:若西 花菜:鴻風特選○
 「三更」とは現在の時間で午後11時から午前1時までの2時間である。今では時代小説でも読まないと出てこない此の死語をよくぞ上手に使いこなしたものであると思う。
18 実生より育てし盆栽初紅葉:石破 利久:
 実生から育てた紅葉。何年かかったろう。盆栽はこれで完了というところがない。
20 秋晴れを口実友に会ひに行く:佐川 富子:
 特選にと思った。出来なかったのは「友」を「母」に「子供」に「彼」にと動くからだ。
21 虚と実と表裏一体蚯蚓鳴く:梶 鴻風:
 現代人は、蚯蚓は鳴かないと決めつけているが、古代人の心には鳴いていたのだ。
27 沿線の稲田色づく実りかな:村岡 雅:
 恵庭から札幌まで25分であるが街の部分を除くと石狩平野の稲田がつづくのである。
30 蔓珠沙華墓地への道の花明かり:太田 紀子:
 「花明かり」は櫻だけのものだが、曼珠沙華が続く道に使っても許されるのだが。
36 我が夢の気球に乗れば秋のパリ:岩渕 純子
 夢にしても気球で巴里まで行くとは無謀な気がする。鴻が巴里に行ったのも秋だった。
37 遠足に向かひし子等や鳳仙花:持田 清月
 穏やかな俳句だ。子供達の遠足の列が行く。手を止めて見送る作者に鳳仙花が弾ける。
39 枯らしても懲りず買い来る鉢竜胆:斜木 美秋:
 鴻も同じである。買ってきては愚妻に「また買ってきて」と叱られている。
52 秋風を誘ふ足湯に足二本:佐藤トシエ:鴻風特選○
 利尻島にも利尻町と利尻富士町と温泉が二箇所湧き出ている。足湯だけは膝まで巻くって入る混浴である。それぞれが二本の足を出しているがその足が誘う秋風。俳諧を思う。
54 新刊の句集の匂ひ秋燕忌:谷口 千枝:
 秋燕忌は角川源義のご命日。俳誌「河」の創始者である。新刊句集は仲間のものか。
55 阿弥陀佛のほほえみ温し秋夕べ:村岡 雅:
 恵庭句会での最長老。阿弥陀如来のほほえみを「温い」と捉えた感覚の鋭さが良い。
56 富良野への山道は今紅葉なり:山口 沙智:
 沙智さんは80+α歳だが、何処までも車を飛ばして歩いている。脱帽の女性である。


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