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1ページ目に最新〜7件の新着情報、2ページ目に過去8件〜60件の新着情報が記載されます。



  17年八月句会選句と鑑賞
Date: 2017-08-07 (Mon)
17年8月句写美俳句会
1:帰省待つ母の十八番の手こね寿司:石破 利久:紀子、富子、沙智、美秋、雅、トシエ、花菜・鴻風・8
2:帰省子を迎へる愛犬秋田犬:片山 明俊:利久・1
3:帰省の子父の墓前に長居せり:林  江梅:利久、美秋、雅、トシエ・4
4:帰省子の膝に老猫這ひのぼる:太田 紀子:豊水、清月・2
5:盆休み帰省せぬ子の幸憂ひ:小森 豊水:・0
6:よく喋りよく眠りたる帰省の子:持田 清月:○富子、雅、花菜、鴻風・5
7:好物のカステラ父に帰省かな:佐川 富子:・0
8:帰省子の好みのメニューをもう一品:山口 沙智:江梅、鴻風・2
9:帰省子と薩摩料理を食みし夜:谷口 千枝:・0
10:豪州の娘から帰省のメール来し:須山 千廣:○明俊・2
11:帰省子の姿形の都会めく:若西 花菜:紀子、沙智・2
12:友と会ひ島弁弾む帰省の子:佐藤トシエ:紀子、富子、江梅・明俊・4
13:帰省して慣れし自室に手足伸ぶ:村岡  雅:富子、豊水、千枝、トシエ・4
14:高速道帰省ラッシュは明日かな:斜木 美秋:豊水・1
15:帰省せず放浪の旅に出し愚息:梶  鴻風:○江梅、沙智、千廣、千枝・明俊・6


16:風蘭を飾る出格子蕎麦の店:石破 利久:紀子・・明俊・2
17:古書店の匂ひ振りまく扇風機:片山 明俊:○利久○美秋○千廣○トシエ、紀子、富子、雅、千枝、清月、鴻風・14
18:秋天へ銀杏並木の風の声:林  江梅:花菜・1
19:風鈴買ひ風も一緒に買ひにけり:太田 紀子:○豊水、沙智、千廣、鴻風・5
20:高層の谷間に強く風薫る:小森 豊水:・0
21:窓からの牧場の風や夏休:持田 清月:美秋・1
22:立秋や一人暮らしと風便り:佐川 富子:美秋・1
23:風の盆胡弓の音色と路地を行く:山口 沙智:・明俊・1
24:被災地の風評被害つくづくし:谷口 千枝:清月・1
25:踊りの輪抜けて団扇の風入るる:須山 千廣:沙智、利久、雅、トシエ、花菜・5
26:孫と乗る久のドライブ風爽やか:若西 花菜:・0
27:痛風の兄に十薬贈りをり:佐藤トシエ:豊水、千枝、花菜・3
28:「風樹の嘆」孫らに語る墓参かな:村岡雅:千廣、清月・2
29:青田風小波たてて渡り来る:斜木 美秋:江梅・1
30:やませ風荒れる漁師の胸深く:梶鴻風:利久、千廣、江梅、清月・千枝・5


31:仰ぎ見る皇帝ダリア空の紺:石破 利久:・明俊・1
32:余命とは生きる証や蝉しぐれ:片山 明俊:○沙智、利久、雅・4
33:気概まで老いては居らず暑に堪へる:林江梅:紀子、美秋・明俊・3
34:翡翠の飛びさり渓に色の無し:太田 紀子:・0
35:鬼百合は刈残されし山の墓:小森 豊水:富子、鴻風・2
36:切株に下ろせし腰や星涼し:持田 清月:江梅・1
37:バス走る娘とデート夏帽子:佐川 富子:・0
38:秋帰省傘寿を祝ふ同期会:山口 沙智:○千枝○清月、○鴻風・6
39:銀漢や夫の遺品の闘病記:谷口千枝:○鴻風、豊水、利久、江梅、・明俊・清月、トシエ・8
40:盆踊り夜更け膨るる浴衣の輪:須山 千廣:鴻風・1
41:百合の香の中の午睡や夢淡し:若西 花菜:雅、鴻風・2
42:短パンの駆けゆく少女片ピアス:佐藤トシエ:富子、沙智・2
43:青鬼灯空き家の庭にしかと立つ:村岡雅:千枝・1
44:見るだけで暑しと思ふ空の花:斜木 美秋:豊水、トシエ、鴻風・3
45:神々に間近き火の山花サビタ:梶鴻風:○紀子、豊水、利久、千廣、・明俊・雅、江梅、清月・9


46:遠くても持つ夢夏の甲子園:石破 利久:沙智、清月、花菜・千枝・明俊・5・計16
47:老鶯に耳貸す須磨の展望台:片山 明俊:利久、千廣、千枝・3・計22
48:酔芙蓉一日の命惜しみけり:林  江梅:富子、美秋、花菜、鴻風・4・計12
49:百日紅妣は一人居二十年:太田 紀子:富子、豊水、千枝、花菜・4・計11
50:池の面に浄土を現す蓮の花:小森 豊水:美秋・1・計3
51:鰻屋の主替るも一途なる:持田 清月:花菜・1・計8
52:海風や遠くにヨットの白き筋:佐川富子:紀子、鴻風・2・計3
53:娘と婿と仲良く見ている大花火:山口 沙智:○花菜、千廣・3・計12
54:語り継ぐ戦争の記憶終戦日:谷口 千枝:利久、美秋、雅、江梅、清月、トシエ・6・計15
55:遠花火音の消えたる街の闇:須山千廣:紀子、美秋・2・10
56:行く末は平穏なりや盆支度:若西 花菜:沙智、トシエ・2・計6
57:手花火や小さき紅緒に仄明かり:佐藤トシエ:○雅、紀子、富子、沙智、千廣、江梅・7・計16
58:絵手紙の暑中見舞いを病む友へ:村岡雅:千枝、鴻風・2・計9
59:夏バテや簡単レシピの冷奴:斜木 美秋:豊水・1・計6
60:立葵神の領域なほ遠し:梶鴻風:千廣、トシエ・2・計22

書き方例(書き方がまちまちなので書き方を示しておきます。)
梶 鴻風箋
特 選:1:帰省待つ母の十八番の手こね寿司
鑑 賞:200〜300字程度でお願いします。
並 選:数字が9個あることを確認願います。(特選を入れ10個)
 この順でお書きください。





太田 紀子選
特選:45: 神々に間近き火の山花サビタ
清楚なサビタの花が、咲き、遠景に火山が煙を上げている風景、目に浮かびます。その景色は神秘的な色どりを感じます。
並選:1.11.12.16.17.33.52.55.57

佐川 富子選
特選:6:よく喋りよく眠りたる帰省の子
観賞:帰省の句はどれも好きでしたが、特にこの句は生き生きと描かれていると思いました。
並選:1、12、13、17、35、42、48、49、57

小森 豊水選
特選:19番:古書店の匂ひ振りまく扇風機
鑑賞:古書店に通っていた時期があり(50年も前)地元の歴史関係の本を探していました。
昭和の匂いが思い出されます。当時は冷房も少なく扇風機の回る音と匂いを感じさせた良い句と思いました。
並選;4・13・14・27・39・44・45・49・59

山口 沙智選
特選:32:余命とは生きる証や蝉しぐれ
鑑賞:80歳になった私も余命はあと何年だろうかと考えています。煩いほどにジージーと鳴く蝉もまもなく鳴き止み土中に潜ることでしょう。生きているからこそ余命を考えることが出来るのですね。
 生かされている間を精一杯に動き回ろうと思います。
並選:1/11/15/19/25/42/46/56/57

片山 明俊選
特選:10:豪州の娘から帰省のメール来し
鑑賞:南の遠い国、オーストラリアに居られる娘さんから帰国すると云う知らせが来て大喜びをしておられる様子が思い浮び私も楽しくなりました。
 日本からは空路10時間以上の距離かと思いますので帰省も大変なことです。
並選:12/15/16/23/31/33/39/45/46

石破 利久選
特選:17:古書店の匂ひ振りまく扇風機
鑑賞:薄暗い古書店には少しかび臭い独特の匂いが澱んでいます。柱に取り付けられた古い扇風機       が軋みながらその匂いをか廻している様子を思い浮べ頂きました。
並選:2/3/25/30/32/39/45/47/54

斜木 美秋選
特選:17:古書店の匂ひふりまく扇風機
鑑賞:何回読み直しても雰囲気の伝わる一句だと思います。現代的な明るいクラ―の効いたに比べ何処とはなしに薄暗く専門の古書が積み上げられた奥に、一人老いた店主が店番してるしてる姿を連想します。クラ―でなく扇風機で一段と雰囲気でていると思います。
時々現代版古本屋に行きますが、綺麗で明るい店内は漫画が整然と並ぶ若者向け、此方の句は趣味もつ高齢者専門書が、うず高く積まれている店内想像します。
並選:1.3.21.22.33.48.50.54.55

須山 千廣選
特選:17:古書店の匂ひ振りまく扇風機
鑑賞:古本屋さんの奥に眼鏡を掛けた老人が座っている。入っていくと上目で見上げた。店の棚にいっぱいの本、老人の回りにも積んである。其の横で扇風機が首を振って古書の匂いを振りまいている。其処に染み込んだ昔ながらの落ち着いた雰囲気に安らぎを覚えます。良い句です。
並選:15/19/28/30/46/47/53/57/60
  
村岡 雅選
特選:57:手花火や小さき紅緒に仄明かり
鑑賞:暗くなった庭に小さな女の子が母と線香花火をしていて周りの縁側には、父親や祖父母たちがそれを眺めている。女の子が手にした線香花火がパチパチ光ると花火の仄かな明かりが女の子の履いている小さな紅緒を仄かに照らしている。そんな情景が心に浮かび繊細な感覚が心にひびきました。
並選:1.3.6.17.25.32.41.45.54.

林 江梅選
特撰:15:帰省せず放浪の旅に出し愚息
鑑賞:親が元気でいて、いろんな面で束縛されず、さすらいの旅が出来るのは時間と一人身でないと出来ないと思うから幸せな息子さんだと思う。我が家でも次男が横浜に居た頃休みを利用してオートバイで北海道を旅して来ると言って電話をして来た時にずい分心配した事を思い出しました。親は子供の顔を見ないと心配になるものですね。
並選:8・12・29・30・36・39・45・54・57

谷口 千枝選
特選:38:秋帰省傘寿を祝ふ同崩会
鑑賞:「秋帰省」この季語に魅かれました。「傘寿を祝ふ」八十歳おめでとうごさいます。「同朋会」どんなお友達なのでしょう。記念すべき会ですね。私達はこの秋、同期会(中学時代)を予定しています。後期高齢者の入り口に立った記念すべき年です。
並選:13・15・17・27・30・43・47・49・58
持田 清月選
特選:38:秋帰省傘寿を祝ふ同期会
鑑賞:上五の季語の使い方に新鮮さを覚えました。言われれば、夏休みを仕事の都合などで早めに取ったり、遅く取ったり。また最近では、秋のお彼岸過ぎになっても、夏日や真夏日になったりしています。
 そして80歳をお互いに祝いあう同期会、集まってきた人達の童心に帰った若々しいお顔。いいですね。会話は病気や薬のことよりも、孫自慢や曾孫自慢などに花が咲くことでしょう。
並選:4:17:24:28:30:39:45:46:54
若西 花菜選
特選:53:娘と婿と仲良く見ている大花火
鑑賞:幸せな毎日ですね。素敵です。
並選:1・6・18・25・27・46・48・49・51 

佐藤トシエ選
特 選:17:古書店の匂ひ振りまく扇風機
鑑 賞:身近にあるのはごく普通の本屋さん。街へ出ても古書店に足を運んだことがない。けれども句を詠んだ時に古書店の棚の配列と匂いを何となく感じとれた、古書店への憧れがあるからだろうか。今度は是非、足を運び直にその匂いを感じてみたいと思える句で、いただきました。
並 選:1、3、13、25、39、44、54、56、60


梶  鴻風選 一行鑑賞
 毎月とおり提出された4句の中から1句、鴻風の心に響いた句を選出して寡作としました。さらにこの中から特選句を選びました。
                          
1:帰省待つ母の十八番の手こね寿司:石破 利久
 何処で何を食べても母の味にかなうものは無いであろう。お母さんの得意料理は手こね寿司である。
6:よく喋りよく眠りたる帰省の子:持田 清月:
 これは父母と息子より母と娘の姿を彷彿とさせる。半年か一年の胸に溜まったものを伝えているのだ。
17:古書店の匂ひ振りまく扇風機:片山 明俊:
 古書店には本の臭いか黴の臭い独特の匂いがある。扇風機が回っても臭いをかき混ぜているだけ。
19:風鈴買ひ風も一緒に買ひにけり:太田 紀子:
 子さんの買った風鈴はなんだろう。ガラス、南部鉄、瀬戸など思い浮かぶ。「風も買う」の感覚が良。
35:鬼百合は刈残されし山の墓:小森 豊水:
 中国は山の頂上に寺がありそこに行くまでに墳墓がある。墳墓には花が咲いている。その景を思う。
38:秋帰省傘寿を祝ふ同期会:山口 沙智:特選
 「帰省」や「帰省子」の季語は夏の季語であるが、「秋帰省」とはこの作者の造語である。秋になったら傘寿になったことを記念して帰省するのである。皆さんお元気で集まることを期待しています。
39:銀漢や夫の遺品の闘病記:谷口千枝:特選
 鴻も肺癌と肺気腫で入院したときの記録を大きな紙袋に入れ取ってある。取っておいてもどうにもならないことはよく知っているが、捨てるに捨てられないのである。千枝さんも同じなのであろう。
40:盆踊り夜更け膨るる浴衣の輪:須山 千廣:
 今年は東京渋谷の繫華街でも盆踊りが復活したという。夜が更けると外人も浴衣で踊ったという。

41:百合の香の中の午睡や夢淡し:若西 花菜:
百合の花は香りのきつい。その百合の花の香りの中で昼寝にまどろんでいる。忙しい人である。
44:見るだけで暑しと思ふ空の花:斜木 美秋:
 美秋さんから青空に咲く百合の花の写真を頂いた。花も美しいが南国の空は燃えるように青い。
48:酔芙蓉一日の命惜しみけり:林  江梅:
 芙蓉と木槿を間違える人は多い。どちらも一日花である。花はどれもきれいである。
52:海風や遠くにヨットの白き筋:佐川富子:
 どこのヨットハーバーであろう。小樽が規模は大きい。鴻は一度もヨットに乗ったことはない。
57:手花火や小さき紅緒に仄明かり:佐藤トシエ:
 「赤い鼻緒のじょじょ履いて〜♪」の歌を思い出す。小さな女の子と手花火で楽しんでいるのだ。
58:絵手紙の暑中見舞いを病む友へ:村岡雅:
 雅さんは絵手紙というか絵を描く趣味をお持ちだ。お友達はきっと喜んでくださるでしょう。


総合成績
一 席:22点:片山 明俊
一 席:22点:梶  鴻風
二 席:17点:佐藤トシエ
三 席:16点:石破 利久
三 席:16点:谷口 千枝


作品成績
一 席:17:古書店の匂ひ振りまく扇風機:片山 明俊:特4並6=14点
二 席:45:神々に間近き火の山花サビタ:梶  鴻風:特1並7=9点
三  席:39:銀漢や夫の遺品の闘病記:谷口 千枝:特1並6=8点
三  席:57:手花火や小さき紅緒に仄明かり:佐藤トシエ:特1並6=8点
次  席: 1:帰省待つ母の十八番の手こね寿司:石破  利久:並7=7点

  





  17年八月句会作品
Date: 2017-08-04 (Fri)
1 帰省待つ母の十八番の手こね寿司
2 帰省子を迎へる愛犬秋田犬
3 帰省の子父の墓前に長居せり
4 帰省子の膝に老猫這ひのぼる
5 盆休み帰省せぬ子の幸憂ひ
6 よく喋りよく眠りたる帰省の子
7 好物のカステラ父に帰省かな
8 帰省子の好みのメニューをもう一品
9 帰省子と薩摩料理を食みし夜
10 豪州の娘から帰省のメール来し
11 帰省子の姿形の都会めく
12 友と会ひ島弁弾む帰省の子
13 帰省して慣れし自室に手足伸ぶ
14 高速道帰省ラッシュは明日かな
15 帰省せず放浪の旅に出し愚息
16 風蘭を飾る出格子蕎麦の店
17 古書店の匂ひ振りまく扇風機
18 秋天へ銀杏並木の風の声
19 風鈴買ひ風も一緒に買ひにけり
20 高層の谷間に強く風薫る
21 窓からの牧場の風や夏休
22 立秋や一人暮らしと風便り
23 風の盆胡弓の音色と路地を行く
24 被災地の風評被害つくづくし
25 踊りの輪抜けて団扇の風入るる   
26 孫と乗る久のドライブ風爽やか
27 痛風の兄に十薬贈りをり
28 「風樹の嘆」孫らに語る墓参かな
29 青田風小波たてて渡り来る
30 やませ風荒れる漁師の胸深く

1〜30番までで5句選

31 仰ぎ見る皇帝ダリア空の紺
32 余命とは生きる証や蝉しぐれ
33 気概まで老いては居らず暑に堪へる
34 翡翠の飛びさり渓に色の無し
35 鬼百合は刈残されし山の墓
36 切株に下ろせし腰や星涼し
37 バス走る娘とデート夏帽子
38 秋帰省傘寿を祝ふ同期会
39 銀漢や夫の遺品の闘病記
40 盆踊り夜更け膨るる浴衣の輪
41 百合の香の中の午睡や夢淡し
42 短パンの駆けゆく少女片ピアス
43 青鬼灯空き家の庭にしかと立つ
44 見るだけで暑しと思ふ空の花
45 神々に間近き火の山花サビタ
46 遠くても持つ夢夏の甲子園
47 老鶯に耳貸す須磨の展望台
48 酔芙蓉一日の命惜しみけり
49 百日紅妣は一人居二十年
50 池の面に浄土を現す蓮の花
51 鰻屋の主替るも一途なる
52 海風や遠くにヨットの白き筋
53 娘と婿と仲良く見ている大花火
54 語り継ぐ戦争の記憶終戦日
55 遠花火音の消えたる街の闇
56 行く末は平穏なりや盆支度
57 手花火や小さき紅緒に仄明かり
58 絵手紙の暑中見舞いを病む友へ
59 夏バテや簡単レシピの冷奴
60 立葵神の領域なほ遠し

31〜60番までで5句選

合計10句の中から特選1句の作品と鑑賞文をお書きください。

書き方例(書き方がまちまちなので書き方を示しておきます。)

梶 鴻風箋
特 選:1:帰省待つ母の十八番の手こね寿司
鑑 賞:200〜300字程度でお願いします。
並 選:数字が9個あることを確認願います。

 この順でお書きください。



  17年7月号 句会作品得点
Date: 2017-07-07 (Fri)
17年7月号作品
1:煩悩の未だある余生七夕竹:片山 明俊:○利久・紀子・清月・・4
2:億年の命引き寄せ星祭り:谷口 千枝:・江梅・トシエ・鴻風・・3
3:七夕に吊るす短冊子等の夢:村岡  雅:・利久・花菜・豊水・美秋・・4
4:幼子の短冊読めぬ笹飾り:小森 豊水:・明俊・清月・・2
5:星祭八十路の願ひはただ健康:山口 沙智:○江梅・美秋・・3
6:七夕の短冊に書く願ひなく:梶 鴻風:○豊水・・2
7:七夕の短冊の願ひ幼き日:佐川 富子・・0
8:短冊に不戦の誓ひ星祭:石破 利久:豊水・千枝・明俊・富子・花菜・雅・沙智・・7
9:日照雨去り七夕竹に一滴:太田 紀子:・利久・雅・・2
10:七夕の筆圧強き願ひ事:持田 清月:・千枝・富子・江梅・トシエ・雅・沙智・・6
11:幼稚園七夕飾りにお菓子名:斜木 美秋・・0
12:過疎の村ひそやかなれど星祭:林  江梅:・紀子・雅・鴻風・・3
13:七夕や揃いの下駄に赤い鈴:佐藤トシエ:・利久・清月・・2
14:短冊を飾り七夕縁結び:若西 花菜:・鴻風・・1

15:航法灯西へ流れる夕端居:片山 明俊:・千枝・・1
16:夕端居黄泉の人等と会話せり:谷口 千枝:・花菜・江梅・トシエ・・3
17:祖母語る昔話や夕端居:村岡  雅:○紀子・花菜・美秋・沙智・・5
18:六階の端居に見へる淡路島:小森 豊水:・千枝・・1
19:端居して夕べの風にほつとする:山口 沙智・・0
20:妣のこと伯母と話せる端居かな:梶  鴻風:○トシエ・雅・清月・・4
21:公園に見知らぬ犬と夕端居:佐川 富子・・0
22:親父似と云はれる背中夕端居:石破 利久:○明俊・豊水・紀子・富子・江梅・トシエ・美秋・花菜・清月・鴻風・・11
23:端居して亡き娘の齢数へをり:太田 紀子:・明俊・美秋・利久・鴻風・・4
24:夕端居迎ふる人は娘婿:持田 清月:○鴻風・富子・・3
25:縁先で将棋差しゐる端居かな:斜木 美秋:・千枝・明俊・鴻風・沙智・・4
26:生き克ちし八十半ばの端居かな:林  江梅:○富子・豊水・紀子・雅・・5
27:留守宅の端居に戯る猫二匹:佐藤トシエ・・0
28:花の香に日暮れの庭の端居かな:若西 花菜・沙智・・1






29:テント張る雨中の神事海開き:片山 明俊:○美秋・豊水・利久・清月・鴻風・・6
30:砂浜の老若男女海開き:谷口 千枝:・・0
31:海酸漿少し塩っぱくギュウと鳴る:村岡  雅:・沙智・・1
32:海の日や特攻自爆の悪夢見ゆ:小森 豊水:○千枝・雅・清月・沙智・・5
33:海の日や砂の暑さに疲れ果て:山口 沙智:・紀子・江梅・美秋・鴻風・・4
34:海渡る旅にあこがれ雲の峰:梶  鴻風:・紀子・トシエ・雅・清月・・4
35:海の色夏空映し青となる:佐川 富子:・トシエ・・1
36:黒南風の波のいたぶる海蛍:石破 利久:・明俊・・1
37:瀬戸の海もれなく染める大夕焼:太田 紀子:○雅・豊水・富子・花菜・美秋・沙智・・7
38:年毎に数の減り行く海の家:持田 清月:・明俊・1
39:海開き小学生は歓喜せり:斜木 美秋・・0
40:心澄めば海鳴りきこゆ夏の雨:林  江梅:・富子・花菜・雅・・3
41:潮風乗せカヤック巡る夏の海:佐藤トシエ・・0
42:海猫の鳴き声くぐもる梅雨最中:若西 花菜:・利久・富子・トシエ・江梅・・4

43:失せてゆく淀の中洲や男梅雨:片山 明俊:・千枝・利久・紀子・・3計14
44:来世また夫と暮らせば合歓の花:谷口 千枝・・0計6
45:傘三本差しかけ牡丹の花の守り:村岡  雅:豊水・富子・江梅・・3計13
46:花街の紅灯に似る紫蘭かな:小森 豊水:・花菜・江梅・・2計10
47:冷奴夕餉の膳のもう一品:山口 沙智:・富子・・1計8
48:梔子の花芳しき夜のしじま:梶  鴻風:・千枝・明俊・利久・江梅・・4計14
49:夕立やそろそろ夕餉のしたくしよ:佐川 富子:○清月・鴻風・・3計4
50:みずみずし光りを零す青葡萄:石破 利久:・明俊・・1計20
51:夜半の雨集め逆巻く梅雨の川:太田 紀子:○花菜・・2計15
52:草刈機小石諸共跳ね飛ばす:持田 清月:・千枝・紀子・美秋・江梅・・4計14
53:美しき揚羽飛びたつ百合花:斜木 美秋:・花菜・沙智・・2計6
54:寂寞(じゃくまく)と卓上の書や半夏雨:林  江梅:・利久・トシエ・・3計14
55:大の字で眠る児に添ひ夏座敷:佐藤トシエ:○沙智・豊水・明俊・紀子・雅・花菜・美秋・鴻風・・9計11
56:七夕に生まれし漢に米寿来る:若西 花菜:豊水・千枝・トシエ・清月・・4計10

総合得点
一席:20点:石破 利久:
二席:15点:太田  紀子:
三席:14点:片山 明俊:
三席:14点:林  江梅:
三席:14点:持田 清月
三席:14点:梶   鴻風:   実力伯仲がよく分かる

作品高点句
一席:22:親父似と云はれる背中夕端居:石破 利久:11点:特1並9
二席:55:大の字で眠る児に添ひ夏座敷:佐藤トシエ:9点:特1並7
三席:37:瀬戸の海もれなく染める大夕焼:太田 紀子:7点時1並5
三席:8:短冊に不戦の誓ひ星祭:7点:石破 利久:並7


  17年7月号 鑑賞文
Date: 2017-07-07 (Fri)
小森 豊水選
特 選:6番:七夕の短冊に書く願ひなく
理 由:願いも無い今、幸せ?不幸せ?それとも儚い、むなしい、など考えていました、
老いた私の胸に重く響きました。
並 選:3・8・22・26・29・37・45・55・56

谷口 千枝選句
特 選:32・海の日や特攻自爆の夢見ゆ
感 想:本句は戦争の追体験と思い頂きました。無邪気に「海は広いな。大きいな」と歌った幼い頃。戦後、戦争のこでも、戦争のことを見聞した私達は戦争の記憶を後世に語り継ぐことも大切。特に鹿児島に住む私達は「第二次世界大戦末期,本土防衛の最前線となった鹿児島には多くの陸海軍基地が設けられ,鹿屋,串良,国分,出水,知覧,万世の各飛行場から,連日,特攻機が南の空へと飛び立った。」とネットで調べました。このことを語り継ぎたいと思います。
並 選:8・10・15・18・25・43・48・52・56

片山 明俊選
特 選:22:親父似と云はれる背中夕端居
鑑 賞:近頃特に「お父さんによく似てきた」と云われることが多くなってきていますので、私も作者の感懐に共感を覚えました。夕方、縁先や庭の床几にくつろぐ家族の姿が見えてきます。
並 選:4・8・23・25・36・38・48・50・55

石破 利久選
特 選:1: 煩悩の未だある余生七夕竹
鑑 賞:齢をとっても生きてゐる限り人間の欲望は無くなることは無い。長生きしたいとか宝くじが当たりますようにとか??願い事は尽きない。諧謔を覚える句である。    
並 選:3・9・13・23・29・42・43・48・54 

太田 紀子選
特 選:17: 祖母語る昔話や夕端居
鑑 賞:お祖母様の若いころの話でしょうか。それともお祖母さまが子供の頃、お年寄りから聞いた話でしょうか。お祖母さまを囲んでの和やかな時間が流れることが想像されて頂きました。
並 選:1/12/22/26/33/34/43/52/55

佐川 富子選
特 選:26:生き克ちし八十半ばの端居かな
観 賞:このような句を詠み、生きられたらいいなと思いました。
並 選:8.10.22.24.37.40.42.45.47

若西 花菜選
特 選:51:夜半の雨集め逆巻く梅雨の川
理 由:北九州を襲った雨、逆巻いて流れる川や避難の映像を見てハラハラするばかりです。句はまさに映像そのものです。
並 選:3・8・16・17・22・37・40・46・55

林 江梅選
特 撰:5:星祭八十路の願ひはただ健康
理 由:八十歳にもなると時日の複雑なあれこれなど考えたくない、単純に毎日願うことは家族の健康と我が心身の健やかな状態で、星祭にも先ず健康で暮らせますようにと願いを込められたことでしょう。
並 選:2・10・16・22・33・46・42・48・52

佐藤 トシエ選
特 選:20:妣のこと伯母と話せる端居かな
鑑 賞:端居に腰を下ろし伯母に寄り添い、他界した母と叔母と話合える一時。ゆったりとした時間の流れを感じました。私には姉がいなく叔母を姉のように慕っていた頃を、他界した母や叔母を思い出しいただきました。
並 選:2・10・16・22・34・35・42・54・56

村岡 雅選
特 選:37:瀬戸の海もれなく染める大夕焼け
鑑 賞:この句を読ませていただきました時瀬戸の海の美しい情景が浮かんできました。この句を読ませていただきました時瀬戸の海の美しい情景が浮かんできました。夕焼けの素晴らしさと大きな広がりを感じました。好きな句で特選に選ばせていただきました
並 選・8・10・12・20・26・32・34・40・55

斜木 美秋選
特 選:29:テント張る雨中の神事海開き
鑑 賞:番狂わせの海開き確かにあります。梅雨明けが遅れたり・・ユーモラスでもあり現実的な風景が見えます。
並 選:3.5.17.22.23、33,37,52,55

持田 清月選
特 選:49:夕立やそろそろ夕餉のしたくしよ
理 由:夕立と中七下五の取り合わせに新鮮さを覚えました。
並 選:1:4:13:20:22:29:32:34:56


山口 沙智選
特 選:55:大の字で眠る児に添ひ夏座敷
鑑 賞:風通しの良い夏座敷に大の字で眠る児は添い寝をしてくれる母が大好きできっと素直に成長して行くことでしょうね。
並 選:8/10/17/25/28/31/32/37/53





梶 鴻風選
02:億年の命引き寄せ星祭り:谷口 千枝:
>少し大仰かとも思われるが、大空の星を見ると大仰でもないと思われるのである。
12:過疎の村ひそやかなれど星祭:林  江梅:○特選
>「過疎の村」ですでに「ひそやか」は分かるが、それでもなお星祭りをする風習を尊く思う。
14:短冊を飾り七夕縁結び:若西 花菜
>「縁結び」が曖昧だが、素直に男女の縁結びと読めば頷けることが出来よう。
18:六階の端居に見へる淡路島:小森 豊水:
>この句も特選にと思った。ただ、「見へる」は「見える」でなければならない。それだけで落ちた。
22:親父似と云はれる背中夕端居:石破 利久:
>七月句会の最高点を得た作品である。共鳴の出来る句である。
23:端居して亡き娘の齢数へをり:太田 紀子:
>お嬢さんに逝かれた母親の気持ちが痛いほど分かる句である。数えても帰らないのだが。
24:夕端居迎ふる人は娘婿:持田 清月:○特選
>鴻はこの体験がない。娘は鴻が中国に行っている間に結婚。この作者の気持ちを思ってみた。
25:縁先で将棋差しゐる端居かな:斜木 美秋:
>縁先で誰と指しているのかと思った。それとも詰め将棋を解いている図か。懐かしい景である。
29:テント張る雨中の神事海開き:片山 明俊:
>海開きの神事が行われている。テンとの外には雨が降っている。それでも予定された行事。
33:海の日や砂の暑さに疲れ果て:山口 沙智:
>この文を書いていると、テレビから今日の気温の最高は北海道と報じている。砂も焼けている。
45:傘三本差しかけ牡丹の花の守り:村岡  雅:
>たいせつにして居る牡丹の木なのであろう。花の色は緋色か白牡丹か。そんな事を思う。
49:夕立やそろそろ夕餉のしたくしよ:佐川 富子
>「したくしよ」など、口語俳句も時には面白い。若い感覚である。大いに作って欲しい。
55:大の字で眠る児に添ひ夏座敷:佐藤トシエ:
>お孫さんだろう。幼子が大の字に眠っている。その子に添い寝していていつの間にか眠る。


  17年7月号 句会作品
Date: 2017-07-04 (Tue)
1 煩悩の未だある余生七夕竹
2 億年の命引き寄せ星祭り
3 七夕に吊るす短冊子等の夢
4 幼子の短冊読めぬ笹飾り
5 星祭八十路の願ひはただ健康
6 七夕の短冊に書く願ひなく
7 七夕の短冊の願ひ幼き日
8 短冊に不戦の誓ひ星祭
9 日照雨去り七夕竹に一滴
10 七夕の筆圧強き願ひ事
11 幼稚園七夕飾りにお菓子名
12 過疎の村ひそやかなれど星祭
13 七夕や揃いの下駄に赤い鈴  
14 短冊を飾り七夕縁結び 

15 航法灯西へ流れる夕端居
16 夕端居黄泉の人等と会話せり
17 祖母語る昔話や夕端居
18 六階の端居に見へる淡路島
19 端居して夕べの風にほつとする
20 妣のこと伯母と話せる端居かな
21 公園に見知らぬ犬と夕端居
22 親父似と云はれる背中夕端居
23 端居して亡き娘の齢数へをり
24 夕端居迎ふる人は娘婿
25 縁先で将棋差しゐる端居かな
26 生き克ちし八十半ばの端居かな
27 留守宅の端居に戯る猫二匹   
28 花の香に日暮れの庭の端居かな

      1〜28で5句選


29 テント張る雨中の神事海開き
30 砂浜の老若男女海開き
31 海酸漿少し塩っぱくギュウと鳴る
32 海の日や特攻自爆の悪夢見ゆ
33 海の日や砂の暑さに疲れ果て
34 海渡る旅にあこがれ雲の峰
35 海の色夏空映し青となる
36 黒南風の波のいたぶる海蛍
37 瀬戸の海もれなく染める大夕焼
38 年毎に数の減り行く海の家
39 海開き小学生は歓喜せり
40 心澄めば海鳴りきこゆ夏の雨
41 潮風乗せカヤック巡る夏の海
42 海猫の鳴き声くぐもる梅雨最中
43 失せてゆく淀の中洲や男梅雨
44 来世また夫と暮らせば合歓の花
45 傘三本差しかけ牡丹の花の守り
46 花街の紅灯に似る紫蘭かな
47 冷奴夕餉の膳のもう一品
48 梔子の花芳しき夜のしじま
49 夕立やそろそろ夕餉のしたくしよ
50 みずみずし光りを零す青葡萄
51 夜半の雨集め逆巻く梅雨の川
52 草刈機小石諸共跳ね飛ばす
53 美しき揚羽飛びたつ百合花
54 寂寞(じゃくまく)と卓上の書や半夏雨
55 大の字で眠る児に添ひ夏座敷
56 七夕に生まれし漢に米寿来る

29〜56で5句選
    合計10句の中から1句特選と鑑賞をお願いいたします。鴻風


  17年6月号 鴻風俳句教室句会集計
Date: 2017-06-10 (Sat)
太田 紀子選
特 選:50 :鉄棒に夏空蹴つて一回転
鑑 賞:さか上がりをしたのでしょう。青空が一回転して、鉄棒につかまっていると、きっと青空がきれいなことでしょう。
並 選:1/3/16/19/29/34/36/39/51

山口 沙智選
特 選:50:鉄棒に夏空蹴つて一回転
鑑 賞:始めて鉄棒で一回転出来た時はとても嬉しかった思い出があります。出来なくて出来なくて手にマメができるまでがんばって、思い切り青空を蹴り上げたとき、クルリと
一回転出来た時はすごく感激した思い出が蘇ってきます。
並 選:1,6,17,19,24,34,42,45,54

片山 明俊選
特 選:22:時磨く京の老舗の夏料理
鑑 賞:千二百年を越える京都の歴史のなかに伝統の味をつくりあげ磨いてきた老舗料亭の存在があります。夏ともなれば鴨川の川床や鞍馬貴船の床を守り続ける老舗料亭の夏料理が特に有名ですがこれらを巧く句にされていると思いました。 
並 選:6、7、9、13、41、51、52、55、59

石破 利久選
特 選:34:海峡の風乗りこなす夏燕
鑑 賞:飛翔の名人つばめ・・・海峡の複雑な風の流れをものともせず軽快に飛びまわる燕を的確に描写した心地よい句として頂きました。
並 選:1、5、14、21、24、39、46、48、49

小森 豊水選
特 選:20番:時折は立話して蟻走る
理 由:蟻はいつも忙しく走っている、ゆっくりする事はないのかな、と見ていた昔をおもいだします。蟻の動きがよく見えました。
並 選:3・6・14・15・44・45・50・51・60

若西 花菜選
特選:22:時磨く京の老舗の夏料理
理由:「時磨く」の意をしばし考えました。様々に考えることができてまだ考えています。初めて目にした言葉でどなたの句だろうかととても興味があります。
並選:6・8・17・26・40・41・42・55・59

須山 千廣選
特 選:20:時折は立話して蟻走る
鑑 賞:思い出します。 蟻が柱に居るのを見て、殺虫剤を撒いて様子を見ていると、其処から引き返していき、後に来た蟻の所で立ち止まり話をしている様に見えました。それから離れて行きました。あとの蟻はそれでも前に進み慥かめたのか引き返して行きました。次々蟻たちはそんな事をして居なくなりました。蟻も集団で支え合って生きて居るひとつの世界があるのだ。こんな小さな虫でも個々に納得いくまでの意見を持っているのだ、と、感心して見ました。此れを私は俳句には詠めませんでした。短い言葉の中で此れだけの想像表現が出来るなんてお上手で勉強になると思いました。
並 選:7、8、17、27、34、43,45、47、49、53

谷口 千枝選
特 選:59:ソーランの華やぐ町にライラック
感 想:「ライラックはヨーロッパ原産のモクセイ科の落葉低木。フランス語でリラという。」と歳時記にある。札幌では五月下旬に「ライラックまつり」が行われるという。このお祭りの中でソーラン節も踊られるのだろうか、お祭り好きの私もこの華やぎの中に立ってみたくなった。
並 選:8・11・13・16・20・35・37・47・48・

持田  清月選
特 選:18:白馬跳ぶひかたの時化の岬鼻
鑑 賞:躍動感に満ちていると思いました。「ひかた」私の持っている歳時記には載っていないのですが、デジタル大辞泉でわかりました。日のある方から吹く風。夏の季節風。地方により、西南や東南の風をいう。《季、夏》
私にとって、新しい言葉でした。
並 選:1:6:13:17:32:37:50:51:60
佐川 富子選
特 選:55:茶柱に佳き日の予感風薫る 
鑑 賞:風薫るにふさわしい清々しい句だと思いました。
並 選:1、22、23、24、30、50、52、56、60

林 江梅選
特 選:8:激痩せを思い知らさる更衣
鑑 賞:冬物を纏っているときには気にしないで居られるけれど薄着になる時は痩せたことが特別きになります。作者は大きなご病気をなさったお方でしょうか? 愕然とする心中の思い詠まれたお句を感じましたので頂きました。この句を読んだ時涙が出ました。
並 選: 1・11・17・27・38・41・47・51・57

佐藤 トシエ選
特 選:41:百選の水湧く村や花うつ木
鑑 賞:冷たい水がゴウゴウと湧き出ている景、これから夏に入る涼しさも感じ取れました。森林やお花もうるおい、村人たちが飲料水として汲みに来るのでしょう。何と言う名の名水なのか。我町も「甘露泉水」が名水として登山客の喉をうるおしています。甘みのある柔らかい水、珈琲がとても美味です。
並 選:3・7・18・21・29・34・47・54・59

村岡 雅選
特 選:46:病める子も夫の遺産よ七変化
鑑 賞:この句は私の今の状態や気持ちをそのまま表現してくれていると実感しました。私もくも膜下出血の後遺症を持つ息子と暮らしています。七変化の季語もだんだん体調の変化と上手くあっていると思いました。あくまで私の思いです
並 選: 2,6,19,22、24、34、37、41、50、

斜木 美秋選
特 選:8:激やせを思い知らさる衣替え
鑑 賞:高齢に成るほど皆さん痩せるのですね。私もその一人。太るよりはましですが」、激やせはちょっと心配です。
並 選:9、19,22,23,34,38,51,44,60

梶  鴻風選
  いつもながら、皆さんから出された4句の中から、一つは発想、一つは言葉の構築の仕方など見て、「佳吟」として一句取り上げさせていただいた。さらに、その中から34番の片山さんの句と41番の太田さんの句を特選とさせていただいた。

1:更衣母の残せし絽の羽織:村岡 雅子:
・夏の和服では絽か紗の薄手のものですね。雅さんなら美しく着こなすことでしょう。
14:花柄のブラウス加へて更衣:若西 花菜:
・女性はいつまでも若々しくないとね。花柄の他、水玉も加えてください。
19:時刻表指で訪ねる夏の旅:佐川 富子:
・「時刻表」もよいが「鉄道図」などがもっと良くなるかと思いましたが佳吟です。
34:海峡の風乗りこなす夏燕:片山 明俊:特選
・この燕は海燕である。30年間住んだ利尻の海を思い出していた。明俊さんの海峡は明石海峡だろうが、北の海、南の海を自由に思い描けるところが俳句の良さである。
37:西日差す戦士の墓や赤い花:小森 豊水
・「や」で切るべきではなかった。「墓に赤い花」で「戦士の」が切なくなるのだが。
38:御堂筋の若葉や芭蕉の終焉碑:須山 千廣:
・前回の明石で行われた「句写美句会」の帰り、此の碑を見たくて大阪に出たが・・・。
39:敷き藁の足音清し梅雨入前:持田 清月:
・敷藁を踏んだことはないが、清々しい音を立てるのであろう。「入梅前」では。
41:百選の水湧く村や花うつ木:太田 紀子:特選
・この句も利尻を思い出していた。利尻山に降った雪が溶けると一度山の中に吸い込まれそれが日本名水百選のNO1となり噴泉となっているが、この水湧く村なのであろう。
42:夏来たり窓開け放ち昼寝せり:斜木 美秋:
・北海道で窓を開けて昼寝をするなどないが、九州も鹿児島では珍しくないのだろう。
46:病める子も夫の遺産よ七変化:谷口 千枝:
・「ご主人の遺産」のお子さん。その捉え方がユニークである。お嬢さんの病気は心配。
50:鉄棒に夏空蹴つて一回転:林  紅梅:
・まだ未完成の一句といった感じがする。「夏空を蹴って鉄棒一回転」だけでも違う。
51:干拓の大地を染める麦の秋:石破 利久:
・日本には干拓された大地が意外と多い。その大地の麦。鴻など中国を思うのである。
55:茶柱に佳き日の予感風薫る:佐藤トシエ:
・朝の一杯のお茶。そこに立ち上がっている茶柱。今日はどんな良いことがあるだろう。
59:ソーランの華やぐ町にライラック:山口 沙智:
・今年も昨日(6/7)から「よさこいソーランまつり」が始まった。長い冬の憂さを吹っ飛ばすように。

総合成績
一席:片山 明俊:18点
一席:林   江梅:18点
一席:石破 利久:18点
次席:村岡  雅:16点

作品成績
一席:34:海峡の風乗りこなす夏燕:片山 明俊:特2並6:10点
二席:50:鉄棒に夏空蹴つて一回転:林  江梅:特2並5:9点
三席:41:百選の水湧く村や花うつ木:太田 紀子:特2並4:8点
次席:七点句は、1番:村岡雅子:22番・51番:石破利久:8番小森豊水

  見落としがあると思われます」。一度はご自分のだけでも加算してみてください。









  17年6月号 鴻風俳句教室句会
Date: 2017-06-09 (Fri)
17年6月号 鴻風俳句教室句会
兼題@更衣 A時

1 更衣母の残せし絽の羽織
2 細りゆく妻のウエスト更衣
3 更衣女子高生の足眩し
4 衣更出したり入れたりの上着かな
5 ミッションの白の制服更衣
6 老いしこと互いに言はず衣更
7 リフォームの技の仕上がり更衣
8 激痩せを思い知らさる更衣  
9 街頭の皆んな軽やか更衣 
10 葉書のみ値上げし十円衣更
11 気まぐれな気温に逆らひ更衣
12 学園吹く風の清しき更衣
13 衣替え気ままに出来る定年後
14 花柄のブラウス加へて更衣
15 更衣予備部厚き二三枚
16 青嵐ビルの谷間の時計台
17 駅前のからくり時計田植時
18 白馬跳ぶひかたの時化の岬鼻
19 時刻表指で訪ねる夏の旅
20 時折は立話して蟻走る
21 老鶯や時にはながき朝の風呂
22 時磨く京の老舗の夏料理
23 生垣に記念日に咲く時計草  
24 引出しの亡夫の時計や五月雨
25 走り梅雨腕に時計の時代劇
26 夕刻の時報に慌て花の道
27 退職後時計なき腕若葉風
28 時の日や時告ぐ鐘も寺打たず
29 サマータイム目覚まし時刻を早めたり
30 六月や加賀友禅に時忘れ
1〜30番、ここまでで5句選



31 東洋のナイヤガラなり若楓
32 愛薄き子よマーラと浮人形
33 紅々き母の形見のスベリヒユ
34 海峡の風乗りこなす夏燕
35 夏がすみ淡路すつぽり̪吸ひこみぬ
36 秋篠の御堂の明り新樹光
37 西日差す戦士の墓や赤い花 
38 御堂筋の若葉や芭蕉の終焉碑
39 敷き藁の足音清し梅雨入前
40 湧水の喉元深く薄暑来ぬ
41 百選の水湧く村や花うつ木
42 夏来たり窓開け放ち昼寝せり
43 廃屋のジョロウグモの巣梅雨に入る
44 豊漁の烏賊の陸揚げ威勢良し
45 五月雨の止みて夕空虹の橋
46 病める子も夫の遺産よ七変化
47 羽毛より軽きこの世や沙羅の花
48 桜桃忌上水小さく流れをり
49 手をかけし新樹見詰める老庭師
50 鉄棒に夏空蹴つて一回転
51 干拓の大地を染める麦の秋
52 天上へ花びら拡ぐ山法師   
53 青葉寺不動へ平氏の祈り旗
54 薫風や声挙ぐ乾杯テラス席
55 茶柱に佳き日の予感風薫る
56 白き花多き六月風清し
57 咲き初めし紫陽花一雨待ちにをり
58 猫が来て紫陽花の陰に眠りをり
59 ソーランの華やぐ町にライラック
60 夕暮れの犬の散歩や雲の峰
  31〜60番、ここまでで5句選

   選び出した10句から1句特選。と
 感想文をお願いいたします。
 特選一句は俳句もコピーしてください。
 〆切りは9日正午までにお願いいたします。 



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