WELCOME TO MY HOMEPAGE
鴻風俳句教室
どうぞ、ごゆっくりご覧下さい。


[ホーム] [書込み・記事の修正削除] [全記事リスト]


FC2WEB

みなくるビデオ

みなくるホーム
 
アットゲームズ

What's new

1ページ目に最新〜7件の新着情報、2ページ目に過去8件〜60件の新着情報が記載されます。



  17年五月句会みなさんの選評
Date: 2017-05-05 (Fri)
持田 清月選
特 選:11:還暦のジョッキー駆け行く青葉風
理 由:先日私もこの俳句の句材となったテレビを見ました。私とほぼ同年齢で、七千勝目前でそれも一つの通過点とのこと。感動して見ていました。それを早速俳句にされました。
並 選:04:17:21:26:29:33:39:41:46

片山 明俊選
特 選:16:分刻む首相の日程青葉闇
鑑 賞:新聞の首相動静欄を見るとまさに分刻みでの様子が報じられている。政局は内政・外政共に波乱含み・・先が読めない情勢を青葉闇に掛けてこの状況を巧く捉えている。
並 選:10・18・21・23・29・35・42・46・51

石破 利久選
特 選:10:新緑の梢を渡る風の艶
鑑 賞:新緑の頃の風は爽やか・・・頬撫でる風は優しくこころも晴れ晴れ浮き浮きとなる。この様子を風の艶と云い得て妙である。因みに冬の風には棘がある。 
並 選:2・9・15・18・28・33・41・47・49

佐藤トシエ選
特 選:14:五月二日誕生日が来て八十路なり
鑑 賞:新緑の青々さが眩い季節に生を受け、八十回目の誕生日を迎えた喜びと、様々な人生の体験を基に、これからの一年一年も大切に過ごしたいという、意気込みが伝わりました。
並 選:9・16・20・26・32・34・37・49・51

佐川 富子選
特 選:52: 心憂し黄色い薔薇を求め来る
感 想:何となくさえない心の時は、黄色などビタミン系の色に目がいくなあと同感しました。
並 選:3、5、14、21、24、29、32、35、36。

村岡 雅選
特 選:15:戦火なき国に住む幸みどりの日:
感 想:戦中に生まれ育った私に取って身にしみます。これからも戦のない世界となることを心から願っています。
並 選:4/9/10/25/28/32/33/43/45





若西 花菜選
特 選:25:森ウォーク子等と楽しむみどりの日
理 由:丁度この頃の森はまだ嫌な虫も出ずカタクリや延胡索、イチゲなどの花が咲き、木の芽はまだ小さいので空は広く気持ちの良い一日を楽しむことができます。お子さんは自分の子でしょうか、保育園や幼稚園の子でしょうか、小さい時の体験は貴重です。すばらしいと思いました。
並 選:15・17・20・26・32・33・41・43・48

太田 紀子選
特 選:21:火の島の黒き煙や白日傘
感 想:火山の黒い煙不気味ですね。それでも、青空に消えてゆく煙、日を避けながら歩いてゆく白い日傘、色の対比が鮮やかで、火山の近くの景色が目に浮かびます。
並 選:2/3/9/24/30/31/36/39/48

小森 豊水選
特 選:33番:襟足の小さき黒子夏兆す
理 由:襟足の白さも浮び、ドキ!とする色っぽさ、私もまだ枯れていないと思わせてくれました
並 選:2・7・11・15・26・29・41・42・50

林 江梅選
特 選:43:路地裏で面子ではしゃぐ子昭和の日
理 由:昭和一桁生まれの私たち子供のころは面子や色々考えがら手作りの玩具で遊んでいました。楽しかった。あの頃の記憶が懐かしくよみがえり、頂きました。
並 選:6・7・11・15・25・30・32・38・51

斜木 美秋選
特 選:21:火の島の黒き煙や白日傘
理 由:黒と白の対照が良いと思います。白日傘は暑さ対策か噴煙の降灰対策か思を巡らす一句、最近桜島が又噴火を始めましたので尚更心に響きます。日傘さし車が降灰を舞い上げ、片手ではハンカチで口元を抑えてるご婦人を見かけます。実情ぴったしと思います。
並 選:1,2,6,19,32,35,39,45,47

山口 沙智選
特 選:47: 古里は遠くなりけり柿若葉:
鑑 賞:私の母校は古里村立古里小学校でした。卒業してからもう60数年経っていますが、「古里」の文字にどっと懐かしさが湧いてきて掲句を頂きました。また実家のまわりに5本の柿の木があり、今は柿若葉と白い書きの花の時季です。古里は遠くなりけりとつくづく思いました。

谷口 千枝選
特 選:49:花に雨亡者がぞろぞろ歩き行く
鑑 賞:花と言えば桜。角川春樹の作品に「天と地の中に息して花あかり」とある。作者は「花に雨」の句を詠んだ。私は去年、母と妹の夫に逝かれ、今年、夫と夫の弟に逝かれた。私の大切な人達は亡者になった。共感できるお句である。
並 選:3・10・13・16・20・33・36・41・42・
谷口さんの得点は、加算していません。

梶 鴻風選
1:青葉若葉濃淡幾重も目にしみる:山口 沙智:
 新緑の季節。「みどり」という濃淡が醸し出す美しさが目にしみるのである。
7:若葉風手つなぎ歩く老夫婦:太田 紀子:
 老年になると照れが出て手をつないであるくなどできないものだ。美しい姿である。
15:戦火なき国に住む幸みどりの日:片山 明俊:
 日本は「戦火なき国」といえよう。しかし、明治23年にできた教育直後が復活とか。
21:火の島の黒き煙や白日傘:谷口 千枝:
 火の島は桜島であろう。それから吹き出す黒い烟。それを背景に白日傘を差して行く。
24:五月晴れ太古の化石の穂別竜:若西 花菜:鴻風特選
 むかわ町穂別の発掘現場は海底が隆起して表面に露出した形になっている。そこから、、全身骨格8メートル以上あるそうで国内最大の恐竜。季語との組みあわせもよい。
25:森ウォーク子等と楽しむみどりの日:斜木 美秋:
 上五の「森ウォーク」を「ウォークの森を」などとリズムに乗せたかったですね。
29:赤土の匂ふ竹の子雨近し:石破 利久:
竹の子を掘った東京を多い出す。土の匂いか竹の匂いか生々とした匂いであった。
31:葉籠りの柿の花散る夕べかな:林 紅梅:
柿の花はなぜか葉の陰に隠れて咲く花である。「葉籠もり」が見事に捉えている。 
32:街角に白い辛夷の花明り:小森 豊水:
 街路樹ではなjだろう。本当に街角の家の庭に咲く花と想われてならない。美しい。
35:春の夢足踏み外す雲の上:持田 清月:
 鴻も高い所から落ちる夢ばかり見て、その後で肺癌が見つかった。気をつけ下さい。
43:路地裏で面子にはしゃぐ子昭和の日:佐藤トシエ:
 過去回想の句であろうか。それとも現実の描写か。北海道ではメンコをパッチという。
52:心憂し黄色い薔薇を求め来る:村岡 雅:鴻風特選
 花は沈む心を癒やしてくれる。特に黄色い花は気持ちを高揚させてくれる。タンポポ、
ヒマワリ……、雅さんも黄色いバラ買ってきて心の憂さを晴らしているのだ。


  17年五月句選句集計
Date: 2017-05-05 (Fri)
17年五月 句写美句会
1: 青葉若葉濃淡幾重も芽にしみる:山口 沙智:美秋・鴻風・2
2: 跳ね回る園児の声や若葉風:片山 明俊:利久・紀子・豊水・美秋・4
3: 隣より赤子泣く声若葉風:石破 利久:富子・紀子・2
4:キャンバスに萌ゆる若葉の色重ね:佐藤トシエ:清月・雅・沙智・3
5: 新緑の合掌の里静かなり:林  紅梅:富子・1
6: 若葉風欅並木を揺らし行く:小森 豊水:紅梅・美秋・2
7: 若葉風手つなぎ歩く老夫婦:太田 紀子:○鴻風・豊水・紅梅・沙智・5
8: 新緑やそろぞ歩きの城下町:谷口 千枝:・0
9: 鎌二丁提げし畑へ若葉風:持田 清月:利久・トシエ・雅・紀子・4
10: 新緑の梢を渡る風の艶:梶  鴻風:○利久・明俊・雅・3
11: 還暦のジョッキー駆け行く青葉風:若西 花菜:○清月・豊水・紅梅・沙智・5
12: 行く道に青空映ゆる山若葉:斜木 美秋:・0
13: プラタナスの青葉の下や車椅子:村岡  雅:・0

14: 五月二日誕生日が来て八十路なり:山口 沙智:○トシエ・富子・3
15: 戦火なき国に住む幸みどりの日:片山 明俊:○雅・利久・花菜・豊水・紅梅・鴻風・7
16: 分刻む首相の日程青葉闇:石破 利久:○明俊・トシエ・3
17: ビル街に零れ膨らむ夏日影:佐藤トシエ:清月・花菜・2
18: 昂然と泰山木の花日を仰ぐ:林  紅梅:明俊・利久・2
19: 五月晴杖で歩くと妻の笑み:小森 豊水:美秋・沙智・2
20: 黒犬の舌出し歩く五月晴:太田 紀子:・トシエ・花菜・2
21: 火の島の黒き煙や白日傘:谷口 千枝:○紀子○美秋・清月・明俊・富子・鴻風・8
22: 家々の干物数多五月晴:持田 清月:・0
23: 新緑の森にまばゆき日は注ぎ:梶  鴻風:明俊・1
24: 五月晴れ太古の化石の穂別竜:若西 花菜:○鴻風・富子・紀子・4
25: 森ウォーク子等と楽しむみどりの日:斜木 美秋:○花菜・雅・紅梅・沙智・鴻風・6
26: 母の日や居間に溢れる笑い声:村岡  雅:清月・トシエ・花菜・豊水・4


27: 銀のスプーンくはへて生まれし五月なり:山口 沙智:・0
28: 小米花白さ残して暮れゆけり:片山 明俊:清月・利久・雅・3
29: 赤土の匂ふ竹の子雨近し:石破 利久:明俊・富子・豊水・沙智・清月・鴻風・6
30: パンジーを囲み花時計始動する:佐藤トシエ:・紀子・紅梅・2
31: 葉籠りの柿の花散る夕べかな:林  紅梅:・紀子・鴻風・2
32: 街角に白い辛夷の花明り:小森 豊水:トシエ・雅・花菜・紅梅・美秋・富子・鴻風・6
33: 襟足の小さき黒子夏兆す:太田 紀子:○豊水・清月・利久・雅・花菜・沙智・7
34: 水俣のスペイン料理や昭和の日:谷口 千枝:トシエ・1
35: 春の夢足踏み外す雲の上:持田 清月:明俊・富子・美秋・鴻風・4
36: 水鳥の胸ふくよかや桜散る:梶  鴻風:富子・紀子・2
37: 春の蝶羽化せる命の短けれ:若西 花菜:トシエ・1
38: 門掛けの石斛優美と讃えをり:斜木 美秋:紅梅・1
39: 若葉風真直ぐ伸びる沙羅若木:村岡  雅:清月・紀子・美秋・3

40: 女子会の花見のランチちと豪華:山口 沙智:・0計5
41: トラ狂(きち)の放つ風船初夏の夜:片山 明俊:清月・利久・花菜・豊水・4計18
42: 雨の日の軒端に休む里燕:石破 利久:明俊・豊水・沙智・3計14
43: 路地裏で面子にはしゃぐ子昭和の日:佐藤トシエ:○紅梅・雅・花菜・鴻風・5計12
44: ベランダに小雀二三羽来て遊ぶ:林  紅梅:・0計5
45: 春愁や気だるき老いの散歩道:小森 豊水:・雅・美秋・2計12
46: ゴールデンウィーク山路駆け行くアスリート:太田 紀子:清月・明俊・2計16
47: 古里は遠くなりけり柿若葉:谷口 千枝・○沙智・利久・美秋・4計12
48: 石段の一段飛ばし躑躅園:持田 清月:花菜・紀子・2計10
49: 花に雨亡者がぞろぞろ歩き行く:梶  鴻風:利久・トシエ・2・8
50: 良き丈のスカパン揺らし春の風:若西 花菜:豊水・1計11
51: そよ風にこでまりの花揺れ止まず:斜木 美秋:明俊・トシエ・紅梅・3計9
52: 心憂し黄色い薔薇を求め来る:村岡  雅:○富子○鴻風・沙智・5計12


総合成績
一席:片山 明俊:18点
二席:太田 紀子:16点
三席:石破 利久:14点
次席:佐藤トシエ・谷口千枝・小森豊水・村岡 雅:12点



作品成績
一席:21: 火の島の黒き煙や白日傘:谷口 千枝:8点・特2並4
二席:15: 戦火なき国に住む幸みどりの日:片山 明俊:7点・特1並5
二席:33: 襟足の小さき黒子夏兆す:太田 紀子:7点:特1並5
三席:25:美秋:25番:利久・29番:豊水・32番:

  見落としがあるかもしれません、一度はご自分のだけでも加算してみてください。




  17年五月 俳句会作品
Date: 2017-05-02 (Tue)
17年五月 句写美句会
1 青葉若葉濃淡幾重も芽にしみる
2 跳ね回る園児の声や若葉風
3 隣より赤子泣く声若葉風
4 キャンバスに萌ゆる若葉の色重ね
5 新緑の合掌の里静かなり
6 若葉風欅並木を揺らし行く 
7 若葉風手つなぎ歩く老夫婦
8 新緑やそろぞ歩きの城下町
9 鎌二丁提げし畑へ若葉風
10 新緑の梢を渡る風の艶
11 還暦のジョッキー駆け行く青葉風
12 行く道に青空映ゆる山若葉
13 プラタナスの青葉の下や車椅子
14 五月二日誕生日が来て八十路なり
15 戦火なき国に住む幸みどりの日
16 分刻む首相の日程青葉闇
17 ビル街に零れ膨らむ夏日影
18 昂然と泰山木の花日を仰ぐ
19 五月晴杖で歩くと妻の笑み 
20 黒犬の舌出し歩く五月晴
21 火の島の黒き煙や白日傘
22 家々の干物数多五月晴
23 新緑の森にまばゆき日は注ぎ
24 五月晴れ太古の化石の穂別竜
25 森ウォーク子等と楽しむみどりの日
26 母の日や居間に溢れる笑い声


27 銀のスプーンくわえて生まれし五月なり
28 小米花白さ残して暮れゆけり
29 赤土の匂ふ竹の子雨近し
30 パンジーを囲み花時計始動する
31 葉籠りの柿の花散る夕べかな
32 街角に白い辛夷の花明り  
33 襟足の小さき黒子夏兆す
34 水俣のスペイン料理や昭和の日
35 春の夢足踏み外す雲の上
36 水鳥の胸ふくよかや桜散る
37 春の蝶羽化せる命の短けれ
38 門掛けの石斛優美と讃えをり
39 若葉風真直ぐ伸びる沙羅若木 
40 女子会の花見のらんちちと豪華
41 トラ狂(きち)の放つ風船初夏の夜
42 雨の日の軒端に休む里燕
43 路地裏で面子にはしゃぐ子昭和の日
44 ベランダに小雀二三羽来て遊ぶ
45 春愁や気だるき老いの散歩道 
46 ゴールデンウィーク山路駆け行くアスリート
47 古里は遠くなりけり柿若葉
48 石段の一段飛ばし躑躅園
49 花に雨亡者がぞろぞろ歩き行く
50 良き丈のスカパン揺らし春の風
51 そよ風にこでまりの花揺れ止まず
52 心憂し黄色い薔薇を求め来る

 1〜26番で5句選
27〜52番で5句選
  10句の中から1句特選でお願いいたします。
  
 うっかりしまして、先に名前を入れたままで張り出し、
利久さんから,そのことについて,ご指摘を頂きました。
 名前をご覧の方は、名前にとらわれず選句くださいますように、お願いいたします:鴻風 
 


  17年四月句会選句
Date: 2017-04-07 (Fri)
17年四月 句写美俳句会
01:夢の中花人となり逍遥す:林 紅梅:・千枝       1
02:華やげる歌劇の殿堂花の道:片山明俊:・利久・美秋・紅梅       3
03:浜風の揺らす花房ミモザ咲く:石破利久:・紀子・明俊・トシ       3
04:たんぽぽの黄色に英気もらひけり:梶 鴻風:・明俊・沙智       2
05:この先は平和会館花吹雪:谷口千枝:・清月・富子       2
06:スキップの児に揺れてゐるチュ―リップ:佐藤トシエ:・紀子・利久・紅梅・沙智4
07:桜散りもとの静かな古戦場:太田紀子:・豊水・千枝・清月・花菜・美秋    5
08:種を蒔く準備調へ花祭:持田清月       0
09:幸福の黄色い房よ花ミモザ:佐川富子          0
10:耕した土から登る湯気嬉し:山口沙智:○花菜・美秋・鴻風       3
11:蒼空へ突き上げ群れ咲く白木蓮:小森豊水:・美秋・紅梅・沙智       3
12:花だより聞きつ北国雪を割る:若西花菜:・豊水・明俊・清月・トシ・千廣・紅梅6
13:陽光の菜園菜花に蝶は戯れ:斜木美秋       0

14:余生なほ気概に生きてて青き踏む:林 紅梅:○千枝・豊水・利久・明俊・トシ 615:アスファルトの割れ目に生える草若葉:片山明俊:・トシ・千廣・富子・沙智  4
16:誕生の未知なる地球涅槃西風:石破利久:・紀子・千枝・清月・花菜・千廣   5
17:鳶鳴いて弥生の空を傾けり:梶 鴻風:○千廣・豊水・利久・花菜・トシ 6
18:生真面目に生きたる夫の君子蘭:谷口千枝:○美秋・豊水・明俊・千廣・富子・鴻風 7
19:春の日を集め生き生き街の音:佐藤トシエ:・紀子・清月 2
20:池の面に余白残さず水草生ふ:太田紀子:・千枝・紅梅・富子 3
21:空色のフラットパンプス仏生会:持田清月:・富子・鴻風           2
22:生えて来ぬこんな所にクロッカス:佐川富子   0
23:黄パンジー踊っているよに風に揺れ:山口沙智 0
24:わが生死盛る桜の中に見る:小森豊水:・紀子・花菜 225:生きるとは楽しかりしや山笑ふ:若西花菜:・利久・沙智           2
26:猫の恋成で就生る子沢山:斜木美秋 0

27:花の雲まなざし遠く観世音:林 紅梅:・紀子              1
28:笑顔乗せ花の下行く車椅子:片山明俊:○豊水○沙智・紀子・利久・清月・花菜
・トシ・美秋・千廣・鴻風 12
29:柳芽の触れ合ふ銀座裏通り:石破利久:○明俊○富子・清月     5
30:春兆す迦陵頻伽の法の聲:梶 鴻風:・美秋   1
31:今日だけは狐と狸万愚節:谷口千枝:○トシ・花菜 3
32:ウィンド―のマネキン淡き春ショール:佐藤トシエ:・豊水  1
33:ポケットの小さきデジカメ山笑ふ:太田紀子:・紅梅・鴻風  234:ふららこに乗せし妹立ち漕ぎす:持田清月:・沙智   1
35:軽やかに上がる階段春の靴:佐川富子:・豊水・千枝・清月・千廣・紅梅・鴻風 6
36:球春や今年も夢見る日本一:山口沙智   0
37:青空へはなびら拡ぐ紫木蓮:小森豊水:・千枝・鴻風      2
38:春の花苗を山ほど買ってくる:若西花菜    0
39:春も湧く高校球児の甲子園:斜木美秋:・千枝・沙智     2

40:細波を乱して花の風渡る:林 紅梅:○鴻風・紀子・トシ    4計12
41:春風やお顔拭はる辻地蔵:片山明俊:○利久・豊水・千枝・花菜・千廣・紅梅7計26
42:春蘭の一鉢飾る理髪店:石破利久:・紀子・明俊・トシ・千廣・富子・鴻風6計19
43:長江の岸辺彩る桃の花:梶 鴻風:・利久・明俊・美秋・千廣・紅梅 5計14
44:ついて来る夫の面影種浸し:谷口千枝 0計12
45:ランドセル抱え眠る子一年生:佐藤トシエ:○鴻風・利久・花菜 4計11
46:万愚節今日の神籤は凶なりき:太田紀子:・美秋 1計11
47:手を取りしベニーズワルツ風車:持田清月:・トシ 1計4
48:白鳥や鳴き声残し北帰行:佐川富子:○紅梅・明俊 3計9
49:春旅の誘ひのメール今日もまた:山口沙智 0計3
50:菜の花の中行く遍路小豆島:小森豊水:・利久・明俊・清月・美秋・富子・沙智6計13
51:満開のカタログで買ふ花の種:若西花菜:○紀子○清月・富子・沙智・鴻風7計15
52:病む心癒す一輪岩躑躅:斜木美秋:・豊水・千枝・花菜・鴻風 4計6
53:雨に濡れ櫻開花を待つ幟:須山千廣:・富子 1
54:刻太鼓打つ武者人形花櫓:須山千廣:・鴻風 1
55:初花の噂テレビにレストラン:須山千廣: 0
56:寒頂へ岩踏んまえし僧の法螺:須山千廣: 0計2


総合得点
一 席:26点:片山 明俊さん(先月に続き)
二 席:19点:石破 利久さん(先月に続き)
三 席:15点:若西 花菜さん
次 席:14点:梶  鴻風さん

作品成績
一 席:28:笑顔乗せ花の下行く車椅子:片山明俊:12点
二 席:18:生真面目に生きたる夫の君子蘭:谷口千枝:7点
二 席:41:春風やお顔拭はる辻地蔵:片山明俊:7点
二 席:51:満開のカタログで買ふ花の種:若西花菜:7点
三 席:6点句は、林 江梅さん他6人おられるので省略



四月句会 選句
投句・選句共到着順
太田 紀子選
特 選:51:満開のカタログで買ふ花の種
鑑 賞:花の種のカタログは、いつもきれいな花が咲き乱れた写真で、わくわくしながら見ます。春の訪れと、花種のどれを選ぶかの目移り、どちらも前向きで素敵です。
並 選:3/6/16/19/24/27/28/40/42

小森 豊水選
特 選:28番:笑顔乗せ花の下行く車椅子
理 由:こちらも思わず笑顔になりました。妻も私もときどき
電動車椅子に乗ります。明るく、嬉しく、暖かさを思はれる
良い句です。
並 選:7・12・14・17・18・32・35・41・52

石破 利久選
特 選:41:春風やお顔拭はる辻地蔵
鑑 賞:春風の下、お身を拭い新しい前掛けに替えて貰った村のお地蔵さん。お世話をされるお婆さん達の優しいお気持ちが伝わってくるほのぼのとしたいい句です。
並 選:2・6・14・17・25・28・43・45・50   

谷口 千枝選
特 選:14:余生なほ気概に生きてて青き踏む
鑑 賞; 前向きに生きている人の姿は美しい。季語の斡旋も素敵。困難にくじけないで強い意気を持って生きたと思います。
並 選:01・07・16・20・35・37・39・41・52・

片山 明俊選
特 選:29:柳芽の触れ合ふ銀座裏通り
鑑 賞:東京銀座の裏通り・・・並木の柳の新芽が伸びて春の到来を感じさせる情景を巧く句にされてをります。併せて、春を待つ雪国のことに思いを馳せました。
並 選:3・4・12・14・18・42・43・48・50    

持田 清月選
特 選:51:満開のカタログで買ふ花の種
鑑 賞:本当にこの通りだと思います。花の種だけではなく、野菜の種もカタログに載っているスバラシク良くできている写真を見て買っています。しかしなかなかカタログ通りの野菜は出来ません。この俳句を読んだ瞬間思わず笑ってしまいました。
並 選:5:7:12:16:19:28:29:35:50

若西 花菜選
特 選:10:耕した土から登る湯気嬉し
鑑 賞:「嬉し」と言わずにはいられない春の畑仕事、暖かな日差しや空気も感じられます。農耕民族万歳!です。
並 選:7・16・17・24・28・31・41・45・52

佐藤 トシエ選
特 選:31:今日だけは狐と狸万愚節
鑑 賞:昔から狐も狸も人を化かすと言われていますが、互いに、どんないたずらをしあうのでしょう。一日限りの万愚節、大笑いをとるような、楽しいだまし合いであれ。こっそり覗きたく、童話が一つ生まれそうな句と思いました。
並 選:3・12・14・15・17・28・40・42・47

斜木 美秋選
特 選:18:生真面目に生きたる夫の君子蘭
鑑 賞:生真面目な旦那さんが大事にされて君子蘭、花期を迎え部屋が明るくなり、思い出が甦る一句かと思います。濃緑の葉は一年中楽しめますが、葉の間より生まれて来る様に咲き部屋を明るくする今が一番ですね。
並 選:2.7.10.11.28.30.43.46.50

須山 千廣選
特 選:17:鳶鳴いて弥生の空を傾けり  
鑑 賞:春一杯の大地、空を自由に鳶が舞っている。その自由さを大きな・空を傾け・て、とは、初めての表現を見せて頂きました。勉強になりました。
並 選:12・15・16・18・28・35・41・42・43  

林  江梅選
特 選:48:白鳥や鳴き声残し北帰行
鑑 賞:若い頃新潟で見た光景は忘れることができません。渡り鳥として飛来した、白鳥が白い点となり何千キロの距離を休息をとりながら飛継いで行くのでしょう、その姿は美しく雄々しくもありながら、なぜか鳴き声が悲しく心のひびき、今もあの感動は忘れられません。
並 選:2・6・11・12・20・33・35・41・43

山口 沙智選
特 選:28:笑顔乗せ花の下行く車椅子:
鑑 賞:お子さんに車椅子を押してもらって花見にいらしたのでしょうか。雄人も乗る人も笑顔の楽しい花見。おまけにあたたかい花見日和。最高の一日でしたね。
並 選:4,6,11,15,25,34,39,50,51

佐川 富子選
特 選:29:柳芽の触れ合ふ銀座裏通り
感 想:「二人の銀座」という明るい春らしい歌を思い出しました。
並 選:05、15、18、20、21、29、42、50、51、53.

梶 鴻風選
 毎月の通り提出された4句の中から、一番良いと思われる一句を入選として選ばせて頂いた。

10:耕した土から登る湯気嬉し:山口 沙智 ・鴻風
  半年に近く埋もれていた雪が消え土を耕すと湯気が立つ。それが誠に嬉しいのだ。
18:生真面目に生きたる夫の君子蘭:谷口 千枝 ・鴻風
  ご主人が丹精を込め育てていた君子蘭なのであろう。今年も紅い実をつけてくれた。
21:空色のフラットパンプス仏生会:持田 清月 ・鴻風
  届いたとき「フラットパンプス」を花の名と早とちりをした。お孫さんの靴なのだ。
28:笑顔乗せ花の下行く車椅子:片山 明俊 ・鴻風
  車椅子に乗っているのは奥さんだろうかと思った。乗る人も押す人も笑顔なのだ。
33:ポケットの小さきデジカメ山笑ふ:太田 紀子 ・鴻風
  紀子さんもカメラを始めたかと思うと、なぜか嬉しくなった。良い写真を期待する。
35:軽やかに上がる階段春の靴:佐川 富子 ・鴻風
  季語を実に上手に生かした句である。俳句の善し悪しは季語の本質に近づけるかだ。
37:青空へはなびら拡ぐ紫木蓮:小森 豊水 ・鴻風
  色彩感覚の豊かな俳句である。春になって開く木蓮や辛夷は嬉しくなる。
40:細波を乱して花の風渡る:林 紅梅: ・鴻風特選
  細波の上には花筏が浮ているであろう。風が吹く度にその花筏を乱しては渡って行  く。この光景が美しく思い出される場所は彦根城の櫻と琵琶湖に浮かぶ花筏である。
42:春蘭の一鉢飾る理髪店:石破 利久 ・鴻風
  なんとも長閑な光景が見える。大事に育てている春蘭。香りも良いことだろう。
45:ランドセル抱え眠る子一年生:佐藤トシエ ・鴻風特選
  一年生とはいえ、正確には、この4月から一年生となる子供であろう。入学式まで
  あと何日と夢見ながらランドセルを抱いて眠っている子供の姿が見えてくる。
51:満開のカタログで買ふ花の種:若西 花菜 ・鴻風
  苗木や花の種には、満開に咲く写真がついている。騙されることもあるのだ。
52:病む心癒す一輪岩躑躅:斜木 美秋 ・鴻風
  身体に関しての病む心は鴻も同じだが癒やしてくれるのは、一鉢の花なのである。
54:刻太鼓打つ武者人形花櫓:須山 千廣 ・鴻風
   明石城には時を知らせるため、武者人形が太鼓を打櫓がある。千廣さんが戻られたのが何より嬉しい。

 間違い無く計算したつもりですが、ご自分のだけでも
間違い無いか点検なさってください。

 


  四月 句写美句会
Date: 2017-04-04 (Tue)
 四月 句写美句会
01:夢の中花人となり逍遥す
02:華やげる歌劇の殿堂花の道
03:浜風の揺らす花房ミモザ咲く
04:たんぽぽの黄色に英気もらひけり
05:この先は平和会館花吹雪
06:スキップの児に揺れてゐるチュ―リップ
07:桜散りもとの静かな古戦場
08:種を蒔く準備調へ花祭
09:幸福の黄色い房よ花ミモザ  
10:耕した土から登る湯気嬉し
11:蒼空へ突き上げ群れ咲く白木蓮
12:花だより聞きつ北国雪を割る
13:陽光の菜園菜花に蝶は戯れ
14:余生なほ気概に生きてて青き踏む        
15:アスファルトの割れ目に生える草若葉
16:誕生の未知なる地球涅槃西風
17:鳶鳴いて弥生の空を傾けり
18:生真面目に生きたる夫の君子蘭
19:春の日を集め生き生き街の音
20:池の面に余白残さず水草生ふ
21:空色のフラットパンプス仏生会
22:生えて来ぬこんな所にクロッカス  
23:黄パンジー踊っているよに風に揺れ
24:わが生死盛る桜の中に見る
25:生きるとは楽しかりしや山笑ふ
26:猫の恋成で就生る子沢山
1〜26までで5句選

27:花の雲まなざし遠く観世音
28:笑顔乗せ花の下行く車椅子
29:柳芽の触れ合ふ銀座裏通り
30:春兆す迦陵頻伽の法の聲
31:今日だけは狐と狸万愚節
32:ウィンド―のマネキン淡き春ショール
33:ポケットの小さきデジカメ山笑ふ
34:ふららこに乗せし妹立ち漕ぎす
35:軽やかに上がる階段春の靴
36:球春や今年も夢見る日本一
37:青空へはなびら拡ぐ紫木蓮
38:春の花苗を山ほど買ってくる
39:春も湧く高校球児の甲子園
40:細波を乱して花の風渡る
41:春風やお顔拭はる辻地蔵
42:春蘭の一鉢飾る理髪店
43:長江の岸辺彩る桃の花
44:ついて来る夫の面影種浸し
45:ランドセル抱え眠る子一年生
46:万愚節今日の神籤は凶なりき
47:手を取りしベニーズワルツ風車
48:白鳥や鳴き声残し北帰行
49:春旅の誘ひのメール今日もまた
50:菜の花の中行く遍路小豆島
51:満開のカタログで買ふ花の種
52:病む心癒す一輪岩躑躅

53:雨に濡れ桜開花を待つ幟
54:刻太鼓打つ武者人形花櫓
55:初花の噂テレビにレストラン
56:寒頂へ岩踏んまえし僧の法螺


27〜52までで5句選                
10句の中から1句特選と鑑賞文をお書きください。   53〜56まで時間を過ぎてからの投句がありました。
この句も入れて選句ください。お願いいたします。鴻風
      
                             


  三月句会の選句と選評
Date: 2017-03-09 (Thu)
三月 句写美句会
1: 母と娘の父の思ひ出雛納め :片山 明俊:・美秋=1
2: 焼立てのピザパイ届く雛の夜:石破 利久:紀子・豊水・明俊・鴻風=4
3: 雛まつり唄ひし娘祖母となる :小森 豊水:○トシエ・明俊・美秋=4
4: 戦時中雛を米に飢え凌ぐ: 村岡  雅:紅梅・清月・鴻風=3
5: 映像のトランプ雛は我が家にも:谷口 千枝:=0
6: 木目込みの雛様の頬ふつくらと:山口 沙智:紅梅・鴻風=2
7: 形見なる祖母の作りし和紙の雛:梶  鴻風:雅・紅梅・紀子・トシエ・豊水・利久・沙智・清月・千枝=9
8: 古雛の笛吹く姿笛のなく:太田 紀子:雅・豊水・明俊=3
9: 柳川の吊雛見たしとせがまれて: 斜木 美秋:=0
10: ジャンケンに勝つ児ひな段澄ましをり:佐藤トシエ:・花菜・沙智=2
11: 階段をそろりと下りる雛祭:持田 清月:=0
12: 古代雛ひと時華やぐ老舗かな:若西 花菜:・沙智・美秋・千枝=3
13: 雛ご膳家族の笑顔集ひけり:林  紅梅:・トシエ・豊水・花菜・沙智・鴻風=4

14: 水仙の香る不在の交番所:片山 明俊:雅・紀子・利久・美秋・清月=5
15: 雪の夜の信号確かむ交差点:石破 利久:紅梅・明俊・花菜=3
16: 草と芝交はる公園緑濃し:小森 豊:・清月=1
17: 長閑さや交番前に猫眠る:村岡 雅:○美秋・利久=3
18: 交際費嵩む家計や山笑ふ:谷口 千枝:○紅梅・雅・トシエ・清月=5
19: 三月や悲喜交々に色彩りて:山口 沙智:○千枝=2
20: 村人の交流の場や冬の寺:梶  鴻風:紀子・明俊・利久=3
21: 交差点人と車と木の芽風:太田 紀子:○豊水・トシエ・花菜・沙智=5
22: 藪椿目白夫婦夫婦は交互吸ひ:斜木 美秋:=0
23: 麗かや手話の手交わす四季の歌:佐藤トシエ:・花菜=1
24: 菜の花の中に雨降る交差点:持田 清月:・利久=1
25: 航跡の交わり青き海明ける:若西 花菜:○紀子・雅・千枝・鴻風=5
26: 春一番じっと待ち居る交差点:林  紅梅:・千枝=1

27: 改装のパン屋の開店牡丹雪:片山 明俊:紅梅・利久・清月=3
28: ドローンの飛び立つ河原揚雲雀:石破 利久:○明俊○花菜・紅梅・千枝=6
29: 結露拭く妻の指先朝日差す:小森 豊水:○雅○鴻風・紀子・トシエ・花菜・美秋・清月=9
30: 春休み帰省せし孫の大人びる: 村岡  雅:・美秋=1
31: 遠き日の十五の春や歩数計: 谷口 千枝:・鴻風=1
32: 子の卒業娘夫婦も誇らしげ: 山口 沙智:・豊水=1
33: 啓蟄やパン屋に大きなパンの家:梶  鴻風:・紀子・沙智=2
34: 春の雷呼吸乱れぬ盲導犬:太田 紀子:雅・利久・清月・千枝=4
35: 故郷の景色楽しむ遅春かな:斜木 美秋:=0
36: 冴返る小さき港の街明かり:佐藤トシエ:・豊水・明俊・美秋・利久・鴻風=5
37: まんさくや富士山大きく見し朝:持田 清月:=0
38: 雛の家閉じて旅立つ高き空:若西 花菜:・トシエ・沙智=2
39: 偲ぶ人多き故郷つくし摘む:林  紅梅:○清月・紀子・明俊・花菜・美秋=6

40: 待合に雛の額ある無人駅:片山 明俊:○利久○沙智○鴻風・雅・紅梅・紀子・豊水=10計19
41: 果かなさを守る藁苞寒牡丹:石破 利久:・豊水・明俊=2・計15
42: 紅きまま椿の花がぽうたぽた:小森 豊水:・トシエ・千枝=2・計16
43: 札幌は吾が故郷よ雛の日:村岡  雅:・明俊=1・計8
44: 検索の長淵剛卒業歌:谷口 千枝:・トシエ=1・計7
45: 卒業の賑わいの後の寂寥感:山口 沙智:紅梅=1・計6
46: 啓蟄やできたばかりのパンの家:梶  鴻風:・トシエ・清月・千枝=3・計17
47: 上皇の離宮の跡や百千鳥:太田 紀子:紅梅・美秋・千枝・鴻風=4・計16
48: 武家門に今も生き継ぐ門桜:斜木 美秋:雅・紀子・花菜・沙智・鴻風=5・計5
49: 時刻む色あせし母の春帽子:佐藤トシエ:雅・利久=2・計10
50: 早春の朝から酒のバス旅行:持田 清月:・花菜=1・計2
51: 合格を知らせる孫の声弾む:若西 花菜:・沙智=1・計11
52: 古雛気品変はらず凛として:林  紅梅:・豊水=1・計12


総合成績
一 席:19点:片山 明俊さん
二 席:17点:梶  鴻風
三 席:16点:小森 豊水
三 席:16点:太田 紀子
次 席:15点:石破 利久

作品成績
一 席:40: 待合に雛の額ある無人駅:片山 明俊:10点(特3並4)
二 席:29: 結露拭く妻の指先朝日差す:小森 豊水:9点(特2並5)
二 席:7: 形見なる祖母の作りし和紙の雛:梶  鴻風:(並9)
三 席:28: ドローンの飛び立つ河原揚雲雀:石破 利久:6点(特2並2)
三 席:39: 偲ぶ人多き故郷つくし摘む:林  紅梅:(特1並4)





             到着順
村岡 雅選
特 選:29:結露拭く妻の指先朝日差す
鑑 賞:素敵な句が沢山ありましたので困りましたがこの句は景がはっきり見えましたしとても感覚的な句だと思いました。そこがとても好きで選ばせて頂きました。
並 選:7、8、14、18、25、34、40、48、49

林 江梅選
特 撰:18:交際費嵩む家計や山笑う
理 由:我が家も同感です。思わぬ慶弔費や地域の行事や会合に思わぬ経費が嵩みます、陽気な春ともなれば遊行費も嵩みお財布の紐がゆるんでしまい、家計にひびきます。
並 選:4・6・7・15・27・28・40・45・47

太田 紀子選
特 選:25 :航跡の交わり青き海明ける
理 由:瀬戸内海でしょうか。通り過ぎた船の航跡がまじわっている青い海の光景が目に浮かびます。春が近いのでしょう。
並 選:2/7/14/20/29/33/39/40/48

佐藤 トシエ選
特 選:3:雛まつり唄ひし娘祖母となる
鑑 賞:雛まつりの歌をうたっていた児が時を経て母に、そして祖母になった。時の流れと雛段を囲む温かい家族の幸せを感じました。子も孫も男子の私には羨ましい一句でいただきました。
並 選:7・13・18・21・29・38・42・44・46

小森 豊水選
特 選:21番:交差点人と車と木の芽風
理 由:寒さからの開放感がみえました
並 選:2・7・8・13・32・36・40・41・52

片山 明俊選
特 選:28:ドローンの飛び立つ河原揚雲雀
鑑 賞:空高く舞い上がり鳴く雲雀は飛立つ時も下降するときも真っ直ぐ・・・・ドローンを操っている人とせわしく鳴く雲雀が楽しく共生している河原が見えてきます。
 季節と世相を巧く捉えた句と思います。
並 選:2/3/8/15/20/36/39/41/43



石破 利久選
特 選:40:待合に雛の額ある無人駅
鑑 賞:無人駅となった駅ではあるが村人達にとっては懐かしい旅立ちの駅・・・
季節の花や額を飾ったり掃除をして駅舎を大事にしている村人達の優しい心根が伝わってくるいい句です。
並 選:7/14/17/20/24/27/34/36/49

若西 花菜選
特 選:28:ドローンの飛び立つ河原揚雲雀
理 由:鳥の目になって眺める景色はきっと素晴らしいでしょう。季語の揚雲雀が効いていて春ののどかな風景が髣髴とします。
並 選:10・13・15・21・23・29・39・48・50

山口 沙智選
特 選:40:待合に雛の額ある無人駅:
鑑 賞:昔、住み慣れた土地も最近JR.の廃線に名が上がっています。懐かしい場所がどんどんなくなる心細い思いをしています。無人駅の待合室の雛の額に心が和む人がきっと信じています。
並 選:7/10/12/13/21/33/38/48/51

斜木 美秋選
特 選:17:長閑さや交番前に猫眠る
鑑 賞:実に長閑な風景が浮かびます。「交番前に」特に長閑面白いと思います。猫に声をかけると「二ヤ〜」と背伸びしながら欠伸する姿を連想します。
並 選:1、3、12、14、29、30、36、39、47.

持田 清月選
特 選:39:偲ぶ人多き故郷つくし摘む
鑑 賞:この俳句を読み、様々なシチュエーションを感じました。季語の「つくし摘む」がとても良く思いました。
並 選:4:7:14:16:18:27:29:34:46

谷口 千枝選
特 選:19:三月や悲喜交々に彩りて
選 評:私の出した兼題「交」に様々な交流をお詠み頂けて幸せな三月です。ありがとうございます。特選句に私の気持ちを代弁して頂けたと思えるお句を頂きました。
並 選:7・12・19・25・26・28・34・42・46・47


梶 鴻風選                      
  毎月の通り、提出されました4句の中から、最善の句を一人一句抜き出しました。
 此処に掲げた作品を佳吟とし、一行鑑賞をさせて戴きます。

2: 焼立てのピザパイ届く雛の夜:石破 利久:
 上巳の節句といってもこれを食べなければならないものはない。ピザであっても良いのだ。
4: 戦時中雛を米に飢え凌ぐ: 村岡  雅:
 戦時中米と交換できるものならなんでも換えた。その時代があったのを忘れてはならない。
6: 木目込みの雛様の頬ふつくらと:山口 沙智:
「江戸木目込み」というのが正しいそうで、人形を作る一つの手法である。美しい。
13: 雛ご膳家族の笑顔集ひけり:林  紅梅:
 雛御膳といっても蛤の潮汁と菜の花の散らし寿司ぐらいだろうか。家族の笑顔がごちそうだ。
20: 村人の交流の場や冬の寺:梶  鴻風:
 北海道には15村ある。雪に降られると隣町にも行かれない。自分の村の寺が交流の場だ。
25: 航跡の交わり青き海明ける:若西 花菜:
 オホーツク海から流氷が去り、蒼い海が戻ると「海明け」となる。俳意の佳い作品である。
29: 結露拭く妻の指先朝日差す:小森 豊水:○鴻風
 投句の添え書きに「今日、妻が95日ぶりで退院」とあった。この俳句は病院でのものであった。私はご自宅の窓硝子の結露を指先で拭いたものと思い読んでいた。秀吟
31: 遠き日の十五の春や歩数計: 谷口 千枝
 「逆万歩計」があり一日一万歩歩いたら、若さに一日戻れるというなら懸命に歩くのだが。
36: 冴返る小さき港の街明かり:佐藤トシエ:
 島の港は小さい。それでも本道と島を繋ぐ港町は大きくなっていることは聴いてはいるのだが。
40: 待合に雛の額ある無人駅:片山 明俊:○鴻風
 北海道ではこの3月に無人駅が10個消滅した。消滅する前には無人駅となる。その無人駅予備軍が北海道にはたくさんある。お雛様の額が飾られる無人駅。秀吟
47: 上皇の離宮の跡や百千鳥:太田 紀子
 残念ながら離宮を知らない。桂離宮、修学院離宮に行きたい。沢山の鳥が鳴いている。
48: 武家門に今も生き継ぐ門桜:斜木 美秋:
北海道には函館・松前ぐらいにしか武家門はない。そこに咲き継ぐ櫻。美しいだろう。


  17年三月句会作品
Date: 2017-03-06 (Mon)
三月 句写美句会
1 母と娘の父の思ひ出雛納め
2 焼立てのピザパイ届く雛の夜
3 雛まつり唄ひし娘祖母となる
4 戦時中雛を米に飢え凌ぐ
5 映像のトランプ雛は我が家にも
6 木目込みの雛様の頬ふつくらと
7 形見なる祖母の作りし和紙の雛
8 古雛の笛吹く姿笛のなく
9 柳川の吊雛見たしとせがまれて
10 ジャンケンに勝つ児ひな段澄ましをり  
11 階段をそろりと下りる雛祭
12 古代雛ひと時華やぐ老舗かな
13 雛ご膳家族の笑顔集ひけり

14 水仙の香る不在の交番所
15 雪の夜の信号確かむ交差点
16 草と芝交はる公園緑濃し
17 長閑さや交番前に猫眠る
18 交際費嵩む家計や山笑ふ
19 三月や悲喜交々に色彩りて
20 村人の交流の場や冬の寺
21 交差点人と車と木の芽風
22 藪椿目白夫婦は交互吸ひ
23 麗かや手話の手交わす四季の歌
24 菜の花の中に雨降る交差点
25 航跡の交わり青き海明ける
26 春一番じっと待ち居る交差点


27 改装のパン屋の開店牡丹雪
28 ドローンの飛び立つ河原揚雲雀
29 結露拭く妻の指先朝日差す
30 春休み帰省せし孫の大人びる
31 遠き日の十五の春や歩数計
32 子の卒業娘夫婦も誇らしげ
33 啓蟄やパン屋に大きなパンの家
34 春の雷呼吸乱れぬ盲導犬
35 故郷の景色楽しむ遅春かな
36 冴返る小さき港の街明かり
37 まんさくや富士山大きく見し朝
38 雛の家閉じて旅立つ高き空
39 偲ぶ人多き故郷つくし摘む
40 待合に雛の額ある無人駅

41 果かなさを守る藁苞寒牡丹
42 紅きまま椿の花がぽうたぽた
43 札幌は吾が故郷よ雛の日
44 検索の長淵剛卒業歌
45 卒業の賑わいの後の寂寥感
46 啓蟄やできたばかりのパンの家
47 上皇の離宮の跡や百千鳥
48 武家門に今も生き継ぐ門桜
49 時刻む色あせし母の春帽子
50 早春の朝から酒のバス旅行
51 合格を知らせる孫の声弾む
52 古雛気品変はらず凛として

>> 1〜26までで5句選
>>27〜52までで5句選
>>選んだ10句の中から1句特選とし、
>>特選の選評をお書きください。
>>毎月通りです。
>>締め切りを3月10日(金)正午としますが、
>>早いのは助かります。鴻風 


 >>全記事リスト

超簡単!無料HP
Click Here!
   アバターでコミュニケーション!ココロもつながるオンラインゲーム@games
Original CGI:- Sun Board - System:- RAK2 -